電子タバコ”プルームテック”初心者~中級者さん向け・カートリッジあれこれ
プルームテックは電子タバコの中でも歴史が古く、電子タバコ各種をそろえるショップでもイチ押しの製品とのこと。
しかし、ランニングコスト・味に飽きる…などといった問題点も指摘されています。
これらに深くかかわる消耗品「カートリッジ」について、長持ちさせる方法やそもそもの構造・代用品などについて掘り下げていきます。
プルームテックのカートリッジ
プルームテックの最大のメリットは、お手入れが不要であること。
消耗品として、リキッドの入っているカードリッジ・タバコカプセルを買い替えるだけで、簡単に吸い続けることができます。
ところが、実際に吸い続けていると、ある問題に気づきます。
タバコカプセル5個≠カートリッジ?
リキッドの入っているカートリッジですが、吸い方次第で寿命が変わります。
具体的には、タバコカプセルの寿命を知らせる赤いランプ点灯前に、煙が出てこなくなることがあります。
これはつまり、煙の元であるカートリッジ内のリキッドが空になっている=交換時期ということになりますが…チェーンスモーカーだとカートリッジ寿命が特に短くなりがちで、ランニングコストに頭を悩ませることも。
公式の見解としては「タバコカプセル1箱(5個分)=カートリッジ1本分」とのことですが、実際にはカートリッジの交換サイクルのほうが早いという声が大半。
そこで考え出されたのが、「なんとかカートリッジを"再生できないか?」ということです。
カートリッジ再生について
カートリッジの構造を理解しておきましょう。
中にリキッドしか入っていないと想像する人が多いのですが、それは間違いです。
正確には、コットン(リキッドを吸収させる)・電熱線(コットンを熱する)という2部品で構成されており、リキッドが直接蒸気となって出てくるわけではありません。
コットン・電熱線共に寿命があり、消耗品であることは変わらないのです。
しかし、カートリッジ交換サイクルが早くなる原因の多くが、「リキッド不足」。
単純にリキッドを補給してあげれば、延命も可能なのです。
まずはキットを買おう
リキッドを補給する際、カートリッジを開く必要があります。
ご家庭にある道具ではできないため、専用の器具を購入しましょう。
購入先でおすすめなのは、Amazon・リキッド式電子タバコ専門ショップです。
Amazonならば最安値で手に入りますが、玉石混交で扱いに手間取るものも少なくありません。
VAPEなども取り扱っているお店であれば、定番の使いやすい道具をしっかりと選定して販売してくれています。
こちらは多少高くはなるものの、安心してお買い物ができます。
水はNG!専用リキッドを
カートリッジ内のリキッドについて多い勘違いが、「ただの水」ということです。
リキッド=水とグリセリンを一定の率で配合したものであり、単なるお水を入れると故障してしまいます。
つまり、カートリッジ再生専用キットとともに、この「専用リキッド」も購入する必要があります。
たいていは300~500mlの大袋で売られているのですが、別のもので代用することも可能です。
ずばり、「VAPE専用」とされているリキッド。
こちらで代用する際は、リキッドの粘度に注意をしましょう。
安全なのは、VAPE通販サイト・ショップなどで「プルームテックの再生にも使えるか?」と確かめてみることです。
リキッドに使われている香料がカートリッジの部品を傷めるケースもあるので、その点も注意しつつ選定してくれます。
好きなフレーバーを楽しめる!?
プルームテックのカートリッジですが、非純正品もいくつか販売されています。
遊び心をくすぐるものが多いので、「非純正品とは何か」を紹介してきましょう。
プルームテック対応アドマイザー
プルームテックと"VAPE"の煙を出す仕組みは、ほぼ同じです。
違いは吸い口にタバコカプセルがついているかどうか(ニコチンが含まれるか否か)という一点のみ。
ここに着眼して、プルームテックのカートリッジと規格を合わせたリキッドタンク(アドマイザー)が多数発売されています。
ここで紹介するアドマイザー…非純正品カートリッジの最大のメリットは、「VAPE用リキッドを楽しめる」ことです。
プルームテックの純正タバコカプセルは3種類しかないので、「飽きた」「どれもいまいち」と感じる人にはおすすめ。
別途リキッドを買う必要はあるものの、それも含めて楽しみになります。
非純正品カートリッジの多くは、透明のプラスチック製。
リキッド残量を確認することができ、「突然煙が出てこなくなった」と慌てる必要もありません。
本体の印象も損なわないデザインで、女性でもオシャレに喫煙を楽しむことが出来ます。
注意したいのは、非純正品カートリッジも、やはり消耗品であること。
コットンで吸い上げたリキッドを電熱線で気化する…という構造は、純正カートリッジと同じです。
最初に寿命を迎えるのはコットンで、明らかに焦げたような味がしたり・リキッド残量が十分にあるのに煙が出なくなったりするので、すぐに分かるでしょう。
純正カートリッジとの寿命勝負も「吸い方次第」と言うのが適当です。
いずれもチェーンスモークには弱く、内部のコットンの劣化速度が大きく左右されます。
非純正品カートリッジは、あくまでも「性質は純正品と同じで、煙の味をカスタマイズできるもの」と考えてよいでしょう。
たばこカプセルの選び方
最後に、カートリッジに合うタバコカプセルの選び方です。
現在3種類発売されていますが、純正カートリッジの場合は「レギュラー味」がもっともおすすめ。
他2種は味がかなり強く、ニコチンのアタック感が消えてしまうとのことです。
女性スモーカーにはレギュラー以外の味が好まれるそうですが、減煙目的であれば「レギュラー味」がもっとも馴染みやすいのではないでしょうか。
非純正品カートリッジを選ぶ場合、タバコカプセルとの組み合わせ幅が広がります。
もっとも人気なのは、非純正品カートリッジ・メンソールリキッド・レギュラー味カプセルという組み合わせ。
メンソール感をリキッドで調整できるため、ニコチンとのバランスを考えながらお好みの爽快感を楽しめるとのことです。
非純正品カートリッジにタバコ味・お菓子系味などのフレーバーを入れるのであれば、タバコカプセルをあえてメンソールにしてみるのもよいでしょう。
フレーバー本来の香りにきちんとタバコの喉ゴシが加わり、メンソールがリキッド本来の味の引き立て役になってくれます。
実はこれ、原則としてニコチンレスである電子タバコ・VAPEの愛好家がよくやる手法。
「ニコチンリキッドで満足できない・好きな味を楽しめない」と不満を持つ人がプルームテックを購入する動機のひとつだそうです。
タバコカプセルの試煙ですが、残念ながら販売元のJTが非協力的で、VAPEも取り扱う電子タバコショップが中心となって行っているようです。
カートリッジ・リキッド補てんの相談受付や代行もやってくれることがあるので、プルームテック初心者・もっと知識を深めたい愛煙家は、一度足を運んでみてもよいのではないでしょうか。
まとめ
プルームテックのランニングコストとなるのは、タバコカプセル+カートリッジ。
特に影響力が大きいのが、カートリッジです。
基本的な構造・延命はもちろんのこと代用品も数多くあることを知っておけば、コストを抑えるだけでなく、プルームテックの奥深さを十分に楽しむことが出来るでしょう。
この記事で気になったかたは、リキッド式電子タバコの情報サイト・ショップなどでぜひ詳細をお尋ねください。