電子タバコの吸い方は?初心者のための4つのポイント
電子タバコは、禁煙のために重宝されている便利な商品ですが、初めて手を出すときは、吸い方が気になってしまうものです。
何となく吸い始めてしまうこともありますが、注意点もあったりするので、基本的な吸い方については、しっかり把握しておくようにしましょう。
では、電子タバコを吸うときの4つのポイントについて、詳しく説明していきます。
準備をしよう
電子タバコを吸うとき、普通のタバコと違う点は、事前の準備が必要になることです。
普通のタバコなら、ライターやマッチなど、火をつけるものさえあれば、すぐに吸うことができますが、電子タバコだとそうはいきません。
最初に充電をしないと、使うことはできないのです。
いざ吸おうとしたとき、「充電切れでうんともすんともいわない」ということにならないように、しっかり充電しておくようにしましょう。
ちなみに、電子タバコのバッテリーは2種類あります。
ひとつは内蔵タイプのもので、USBを使って充電することができます。
それなら、パソコンを使っている間に簡単に充電できるので、初心者でも困るようなことはありません。
もうひとつはリチウム電池タイプで、充電器を使って電池型のバッテリーを充電し、それから本体に入れるというものです。
ただし、電池タイプはかなり出力が高く、慣れていないと扱いが難しいことも多いので、初心者なら内蔵タイプの方をおすすめします。
リキッドの補充も忘れずに
電子タバコを吸う準備をするときは、充電しただけで安心してはいけません。
いくら充電していても、中にリキッドを入れ忘れていると、蒸気を出すことができないのです。
充電が完了したら、そのあとはアトマイザーを取り出し、きちんとリキッドを補充するようにしましょう。
アトマイザーとは、要するにリキッドタンクのことであり、上から入れるタイプと下から入れるタイプがあるので、注意してリキッドを入れてください。
また、アトマイザーの中央には穴が開いていますが、そこにリキッドを流し込んでしまうと、口に入る可能性があります。
リキッドを飲まないためには、必ず側面に流し込むことが大切です。
正しくリキッドを補充して、しっかり準備を整えておきましょう。
基本的な吸い方
電子タバコの吸い方は、商品によって微妙に異なりますが、共通している基本的なポイントもあります。
まず電子タバコの電源を入れ、ボタンを押しながら吸うというのは、どの商品でもだいたい同じで、大きな違いはありません。
吸い終わった後はきちんと電源を切るというのも、基本的な注意点になります。
ただし、電源の操作には若干の違いがあり、商品によってボタンを押す回数が異なる場合があるので、使う前にきちんと説明書を読んでおきましょう。
ボタンを押しすぎない
電子タバコは、ボタンを押しながら使うことになりますが、長く押し続けるのはよくありません。
長く吸うために長くボタンを押すというのは、それほど間違った使い方ではないように思えますが、実際には故障の原因になってしまうのです。
ボタンを長く押しすぎた場合、アトマイザーが常に加熱されたままになるので、大きな負担をかけてしまいます。
それを避けるためには、長く吸いたいときでも、ボタンを押しっぱなしにしないことが大切です。
ときどき指を離して、もう一度押すという方法なら、長く吸っても問題はありません。
「いちいち面倒だな」という理由で省略してしまう人もいますが、電子タバコを長持ちさせるなら、そうした細かい注意点もしっかり守るようにしましょう。
ゆっくり吸い込む
電子タバコは、普通のタバコと同じような感覚で吸っていると、蒸気の量が少ないように感じてしまうことがあります。
そんなときは、少しゆっくり吸ってみましょう。
普通のタバコと同じ吸い方だと、リキッドが気化する前の何もない状態で吸ってしまうことが多く、物足りなさを感じやすくなるのです。
なるべくゆっくり吸うようにすると、しっかりと蒸気を吸い込むことができるので、満足感が得られるようになります。
これも基本的な吸い方のポイントなので、うまくいかないときは、ぜひ試してみてください。
口吸い
口吸いとは、電子タバコの吸い方のひとつであり、普通のタバコに近い方法になります。
といっても、上記のような物足りなさを感じる吸い方ではなく、じっくりと味や香りを堪能できる吸い方です。
ゆっくり吸うというのは、本当に基本的な吸い方ですが、口吸いは、そこからさらに踏み込んだ部分が重要になります。
蒸気をゆっくりと吸い込んだあと、そのまま深く吸い込むのではなく、口の中にいったんためて、そこから肺に送り込むのが、口吸いの特徴です。
普通のタバコを吸うときは、だいたいこの吸い方になるので、電子タバコの吸い方としては、最も自然で吸いやすい方法になります。
じっくり味わうならおすすめ
口吸いのメリットは、いったん口の中にためておくことで、リキッドの味や香りを存分に楽しめる点です。
吸ったものをそのまま肺に送り込んだ場合も、味や香りを楽しむことはできますが、口の中をただ素通りするだけなので、「じっくりと味わう」ということを優先したい場合は、あまり適切な方法ではありません。
味や香りをできるだけ濃く感じたいのであれば、口吸いにしておきましょう。
また、口の中にためてから肺に入れる方法だと、蒸気の量を好きなように調整することもできます。
そのため、少しずつ吸い込んでゆっくりと電子タバコを楽しみたいなら、口吸いがおすすめです。
肺吸い
肺吸いは、口吸いとは異なり、吸い込んだ蒸気をそのまま肺に送り込む方法になります。
口にいったんためるのではなく、呼吸をするような感覚で、肺までどんどん入れていくので、蒸気の量がとても多くなるのが特徴です。
吸い込んだものが口を素通りしてしまうので、じっくり味や香りを楽しむためには、あまりよい方法ではありませんが、「それよりも満足感が欲しい」という人には、ピッタリな吸い方になります。
蒸気の量が少ないと、「なんだか吸った気がしない」と感じてしまうこともありますが、肺吸いであれば、そのような不満を感じることはありません。
思う存分蒸気を吸い込むことができるので、確かな吸い応えが感じられるのです。
ただし、空気の調節を行うエアフローコントロールがない商品の場合、吸いづらく感じることも多いので、注意してください。
もしそのような商品を使っているときは、口吸いの方がスムーズに吸い込むことができます。
リキッドが漏れない
電子タバコを吸うときは、リキッド漏れというデメリットがあります。
これは、吸いきれなかった蒸気が内部に蓄積され、やがて水状になり、漏れてしまうというものです。
口吸いだと、蒸気が残ってしまうことが多いため、しばしばリキッド漏れを引き起こしてしまいますが、肺吸いなら、その心配はありません。
蒸気を大量に吸い込むことで、内部への蓄積が抑えられ、漏れを防ぐことにつながるのです。
また、途中でボタンから手を離したときは、すぐに口も離してしまうのではなく、少し多めに吸ってから離すようにすると、蒸気の残りをより少なくできるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
電子タバコは、普通のタバコとはかなり使い勝手が違うので、初めてだと戸惑ってしまうこともあります。
そんなときは、ここで紹介した吸い方のポイントを参考にしてみてください。
正しい吸い方や注意点を把握していれば、余計なデメリットを防ぎ、電子タバコを快適に吸うことができます。
しっかり使いこなして、禁煙を成功させましょう。