禁煙するか喫煙を根性で続けるか、ここで電子タバコに登場願いましょう
先日ちょっとした知り合いに、タバコをやめる方法は無いだろうか、と聞かれました。
筆者も実はスモーカーだったのですが、すでに禁煙して10年以上経つのだと言う話をしたからです。
聞けばやはり、周囲がタバコの副流煙や害についてうるさくなってきたので、しかも小遣いを圧迫するので出来れば禁煙をと言う気持ちになったのだそうです。
しかしどうやら無理そうだと言う話になってきて、電子タバコで代用はどうだろうかと言う話題に進みました。
目次
たかが30年されど30年のタバコの変遷
昭和からすでに30年弱、昭和の頃には大人のステータスと言われたタバコが今や放逐されそうな世の中になりました。
あの頃はまさかこんな時代が来るとは思いませんでしたし、すでに亡くなっている方が現代の世情を見たら、きっとびっくりすること間違いないでしょう。
当時の小説を読んでみれば、男性も女性も水を飲むようにタバコを吸っています。
駅のホームにも待合室にも、遠距離の列車にもかならず灰皿が据え付けてありました。
筆者は先日たまたま、1997年発売のゲームを見たのですが、一般向けのゲームでも登場人物は大人ならタバコは当たり前、灰皿はどこにでも設置なのを見て感慨深かったです。
そもそも昔は、アメリカの先住民が吸っていたタバコを、ヨーロッパからの移住者は不老不死の薬だと思い込んだと言いますから、時代は変わったものです。
今や煙草の害は広く知らされて、喫煙者の肩身は狭くなり放題ですね。
喫煙者がこれはちょっと拙いのではと思う時
そんな風に片隅に追いやられつつある喫煙者たちです。
それでも果敢に煙草を止めない猛者たちも、まだまだ多いようです。
とは言えそんなスモーカーたちでも、例えばパートナーが妊娠した、子供が生まれたなどの理由があれば、家で吸うのは諦めたりもするでしょう。
会社のビルの中の喫煙所が無くなれば、どうやっても吸う本数は減っていくでしょう。
外で吸っていて、通行人から「まだタバコなんか吸っている」と言う目つきで見られることも多くなってきたはずです。
あちこちに設置されていた喫煙所も、減っていく一方だと言います。
屋内で吸えないのでベランダで、と言うのも禁止されるビルも増えてきました。
こうなってくると本格的に、何か手段を講じないとと考えても不思議ではありません。
タバコを止めると言う選択肢
さてでは禁煙すれば問題無い、とノンスモーカーは簡単に考えるところですが、それが簡単にいけば問題ありません。
ここで二つほど例を挙げてみましょう。
どちらの筆者の知人のスモーカーの主張です。
タバコを吸わないと言うストレスよりも、タバコを吸って身体に害があるほうがまし。
タバコを美味しく吸うために、食事している。
まあ筆者もスモーカーだったので、これも理解できないことはありません。
ただし周囲に害を及ぼすと言う事が無ければ、という条件をつけておきましょう。
ちなみに筆者の場合。
非常に簡単な理由で禁煙しました。
タバコが不味く感じるようになったからです。
単純な理由ですが、この話をすると禁煙を考えているスモーカーたちに羨ましがられますね。
止めるのが一番面倒無いけれど止められない場合
さて世間のスモーカーさんたちも、お財布の問題もあり世間の目もある世の中です。
いっそ禁煙をと考える方もいるでしょう。
しかし、どうやって禁煙したらいいんだと考えつつ、タバコに火をつける等と言う人も少なくないはずです。
実際無理に止めても、自分が辛いだけですし長続きもしません。
あの名言、禁煙なんて簡単だ、私は何度もやっている、になりかねません。
一方タバコ会社の方も、この禁煙絶賛の世の中に生き残りをかける術を見つけなくてはなりません。
双方の利益の一致から、電子タバコが生まれたと言っても過言では無いでしょう。
需要と供給、見事に一致したわけです。
電子タバコを上手く利用するには
さてこの電子タバコの利用法ですが、大別して2種類あると言っていいでしょう。
禁煙の補助として使用する方法と、喫煙は止められないけど周囲に迷惑をかけず自分も肩身を狭くしないため、の二つです。
禁煙の補助に電子タバコを使用する場合
電子タバコはリキッド型の物をさしますが、一方タバコの葉を使用して加熱する加熱タイプのものもあります。
この2種類を使い分けて、禁煙の補助にするわけです。
加熱型のタイプでニコチンを軽く摂取しながら、煙を吸い込みたいと言う欲望はリキッド型で果たします。
加熱型で摂取するニコチンの量を加減して行って、出来るだけリキッド型で代用していけば、禁煙も徐々に進んでいきます。
特に、そんなに吸いたいわけでは無いけど手が寂しい、などと言うスモーカーにはリキッド型の使用はおすすめですね。
リキッドへのニコチンの含有は、日本製のものでは許可されていませんので、その面安心です。
まあどうやっても禁煙する場合、ニコチンへの禁断症状も出ますので、そこを乗り越えられれば完全禁煙は目の前です。
徐々にニコチンを減らすには、2種類併用でのコントロールがよろしいようです。
普通のタバコを電子タバコに変えてしまう
普通の紙巻きたばこの場合、煙が出ます。
これが副流煙として、周囲に人の健康にも問題を起こすわけです。
しかも巻いてある紙が燃える匂いも、かなり実は大きいのです。
煙草自体の燃える匂いに、この紙が燃える匂いが加わって、ノンスモーカーには悪臭と感じられるわけです。
まあスモーカーさんたちには、いい匂と感じられるわけですね。
また普通のタバコの場合、この煙にタールが含まれます。
このタールは喫煙者本人には、歯が染まったりする弊害を、家の中で喫煙した場合壁紙などに色がつくと言った害を及ぼします。
ノンスモーカーにとってこの、家の中に匂いがついたり壁紙に色がついたりするのは、最も嫌うところです。
がん発生物質による危険については当人だけで背負ってくれ、でも家は汚さないでと、冷たく言えばそう言う感じですね。
さてこれが加熱タイプの電子タバコだと、タールは殆どと言っていいほど含まれません。
煙も出ないので、周りの人に煙い思いをさせることもありません。
当人も、歯に色がついたり口臭がひどくなったりすることも、ある程度は回避できます。
副流煙の問題は言うまでもありません。
ニコチン摂取は止められないけど、周囲への迷惑は出来れば避けたいと言う人には、加熱式電子タバコはおすすめです。
お値段やお手入れの面ではどうなのか見合うだけの価値は?
初期費用は正直、結構かかります。
最も年々、電子タバコの利用者が増えていることもあり、本体の値段も下がってきました。
リキッドやスティックの値段も、上手く利用すれば普通のタバコよりも節約が可能な線にもなってきました。
ただしどちらも充電は必要ですし、本体のお手入れも必要です。
普通のタバコなら、箱から出して火をつければすぐ吸えますが、電子タバコの場合充電などの手間はかかります。
しかしこのおかげで逆に、チェーンスモークが出来ないので本数が減った、と言う人もいるようです。
吸う前の準備にも多少の時間がかかりますので、面倒だと言う事で本数が減る、メリット何だかデメリット何だかいささか不明の効果もあるようです。
この辺り上手く使用すれば、禁煙も喫煙しながらの本数の減少や周囲への配慮が出来ますので、2種の電子タバコの使用は中々おすすめでは無いでしょうか。
まとめ
このような話をその知人にしたところ、初期費用が掛かると言うのは辛いけれど、タバコはどうやら止められそうにないので加熱式の方向で考えてみる、とのことでした。
手軽さが無いのが逆にいい方に影響して、ニコチン摂取が減れば言う事はありません。
禁煙できれば勿論それに越したことはありませんが、出来なくて周囲への悪影響は減りますので電子タバコの利用は、特にどうしても禁煙に到達できないと言う人にはおすすめだと言っていいでしょう。