電子タバコもオシャレに持ち運びたい!コンパクト型VAPE2機種のご紹介
コンパクト型のVAPEやそれに準ずる電子タバコは大人気で、楽天・アマゾンともに売れ筋商品の一つとなっています。
しかし、ある程度VAPE慣れしているかたや、購入前に情報チェックをしているかたにとっては、なんだか異質な存在に思えて不安を感じるのではないでしょうか。
ここでは、デメリットも踏まえてその特徴を詳しく解説していきます。
小型VAPEの誤解
最初に、小型VAPEに対するイメージについてお話をしたいと思います。
一台目で購入検討をされている人は必見。
本体が小さい≠煙が少ない
よく広まっている誤解は、「小型の本体=発熱量が少なく、煙が薄い」というものです。
しかしこれは、まず心配には及びません。
本体の大きさが影響するのは充電容量であり、コイルユニットの性能とは別物になります。
ここで紹介する2製品は、いずれも抵抗値2Ω(オーム)以下に対応。
爆煙…とまではいきませんが、点火式のタバコで満足できる人であれば、抵抗なく使えるスペックです。
充電容量についても、本体を入れるケースがバッテリー替わりになっているため、お出かけ先でバッテリー切れを起こす心配もほとんどありません。
また、いずれにしても5000円以下で入手できるのも魅力的。
どんな人に小型VAPEは向いている?
小型VAPEの購買層は女性が中心とのことですが、こんな人にもおすすめできます。
- すでに1台VAPEを所有していて、お出かけ用に欲しいかた
- オシャレな本体が欲しいかた
- 色々なリキッドを試してみたいかた
特に強調したいのが、最後に挙げた点。
大型の本体はタンク容量も大きく、一度入れたフレーバーを吸いきるのに時間がかかる…という問題があります。
ここでご紹介する本体は、タンク容量がいずれも2ml以下のため、注入回数こそ多くなるものの「1台で次々に色んな味を試す」のにはもってこい。
好奇心旺盛でおしゃれに気遣うかたには、まさにぴったりと言えるでしょう。
EMILI/スミス社
小型VAPEの先駆けとなった一台。
発売後すぐに注目を集めて、レビュー動画も沢山配信されています。
特徴とメリット・デメリット
バッテリー兼ケースのカラーは4色で、サイズ感は小型のスマートフォンと大差ありません。
ケース内には本体が2本入っており、点火式タバコのロングサイズとほぼ同一。
初代モデルはボタン式で、3回連続押しで電源オン/オフ切り替え、喫煙時はボタンを押しながら吸引することになります。
気になる点としては、リキッドタンクの部分。
透明プラスチック製のため、残リキッド量が確認しやすいのですが…一方で劣化しやすく、粘度の高いフレーバーは使用を避けるべきです。
交換用コイルも1.8Ωのみとなっており、非純正品での代用はほぼ不可能と言えるため、賛否が分かれるところでしょう。
ゆっくりときめ細かい煙を楽しみたい人であれば向きますが、爆煙慣れしている人にはやや不満が残る可能性も。
リキッド注入時も、少々コツがいります。
タンクのフチにリキッドの注入口を沿わせて・そっと入れていく必要があります。
100円均一で販売している、化粧品の入れ替え用に使う注射器型のスポイトがあれば便利。
VAPEショップでも販売しているので、一緒に購入すると良いでしょう。
点火式タバコからの乗り換えの際は大変おすすめで、東京・大阪に出店しているいずれのVAPEショップでも推しの商品の一つ。
VAPEの基本的な要素を変えずに小型化しているのがポイントで、次の1台を買うための勉強として使えるのが強みでしょう。
一方で、ある程度VAPE慣れしているかた・ユーチューバーの間で人気となるのは、次の1台となります。
MALLE/VAPEONLY社
EMILIの次に出た、ほぼ同型のコンパクトVAPE。
こちらは非常に特徴的であり、VAPEならではの煩わしさを払拭しているのが魅力的。
VAPE本体としては珍しく、日本語マニュアル付き。
EMILLの進化型!特徴について
バッテリー兼ケースのカラーはメタリック基調で、近未来的。
本体も高級感があり、タバコ持ちをするのにちょうどいい重量感です。
前項で紹介した商品との決定的な違いは、「ボタンレス」「金属製のリキッドタンク」この2点です。
吸引で自動的に電源がオンになり、煙が出てきます。
電源が入っているのか分かりづらい・ボタン連打が面倒に感じる…というかたにとっては、大きなメリット。
金属製タンクも非常に好評で、その耐久性の高さから、リキッドを選ばないと好評です。
加えて述べれば、爆煙型と呼んでもいいほどの濃密な煙・ドロー(吸い込み)感の重さも、人気の理由の一つでしょう。
一方で、リキッド残量を確認できる窓が非常に小さいため、少々不便だという声も。
リキッド注入時の難しさは他コンパクト製品と変わらず、やはりこちらも注入時にこぼしてしまう…などといった事故とは無縁ではありません。
それを踏まえた上でも、極めて満足度の高い一台です。
MALLEを含むボタンレス型の問題について
この製品をきっかけに発覚した重大な問題がひとつ。
ボタンレスの電子タバコには、「リキッドが飛び出してくる」「じゅるじゅる感がある」ということが起こりがちです。
MALLEの後追いをするように、吸引で電源が自動オンになる超廉価モデルの電子タバコが発売されましたが…いずれの製品でも報告されているようです。
リキッドが飛び出してくると、喫煙時の感触が悪くなるだけでなく、口内の低温ヤケドや誤飲なども考えられます。
そこで、色々な対策が講じられているのが現状。
まず、リキッドが飛び出してくる仕組みとして解説すると、以下の通り。
通常のVAPEの場合は、吸引中にボタンから手を放して発熱を止めるため、気化状態のリキッドを残さずに吸いきれます。
吸引で電源が自動オンになるタイプのモデルは、「風圧がなくなってから発熱がとまる」ため、気化状態のリキッドが本体内に滞留します。
これが冷えて液化、次の喫煙時に飛び出してくる…というのが大まかな原理。
対策として最も有効と考えられるのは、吸い方の工夫となります。
一度吸ったあと、吸い口をやさしく吸う・もしくは息を吹きかけることで、内部から残留煙を出してあげる…という趣旨になります。
しかし、風圧次第で電源がまたオンになってしまうなど、うまくいかない場合があります。
そんなときは、いっそリキッドタンクを開けてしまうのがベストでしょう。
大阪に出店しているVAPEの販売スタッフさんによると、通常タイプ・ボタンレス問わず、10~20分ほど吸うごとにタンクを開けているそうです。
こうすれば確実に気化した煙を追い出せるので、液漏れ・リキッド飛び出しを防げるのだとか。
吸う場所の室温にも気を付けるべきで、冬の屋外などは厳禁だそうです。
口コミを見ると、この問題のせいで評価が下がっている傾向にありますが…ボタンレスもコンパクト型VAPEの利点として改良が進んでいます。
メンテナンスをこまめに行い、時々ショップに持ち込んで相談をするのがおすすめ。
まとめ
コンパクト型だからといって、決してパワーが少ない・充電容量が少ないなどといったことはありません。
ここでは、VAPE上級者もTwitter・YouTubeなどで推薦する2機種を、厳選してお伝えしました。
特有の問題についても、新製品で改良がすすんでおり、マッシュアップに成功しつつあるモデルと言えます。
電子タバコ初心者~上級者問わず、気軽に手に取ってみてはいかがでしょうか。