電子タバコリキッドを初めて購入/交換する人向け・お得な買い方と本体メンテナンス法
電子タバコ"Vape"が大人気。
スターターキット付属のリキッドを卒業・自分にあったフレーバーをいよいよ選ぶとき…ワクワクしますよね。
その勢いで無謀に購入・交換するのもよいですが、初心者だからこそ抑えておきたいポイントがいくつかあります。
この記事では、よりお得にリキッドを購入する方法から、リキッド交換後のトラブルを防ぐための王道メンテナンス法までを解説します。
リキッドを安く手に入れたい
電子タバコ"Vape"のリキッドを選ぶとき、ネットを駆使して情報収集→最安値のサイトで買う…というの手順を踏むのが、ほとんどではないでしょうか。
しかしここでは、あまりおすすめしない入手方法です。
通販と実店舗、どっちがいい?
筆者がおすすめするのは電子タバコチェーン"VapeStudio"。
今のところ、Vape専門店としては最大手のお店です。
東京近郊にしか出店していなかったのですが、大阪の中心区にある地下街・ホワイティ梅田にも進出しました。
ウェブサイトにもVapeショップが並んでいるので、実店舗で購入する場合と比較してみましょう。
まず最初に述べたいのは、「大半のリキッドについて、通販と専門店ではほぼ同価格」ということです。
人気ランキングに乗りやすい国産リキッドには、特にそういった傾向があります。
格安で購入できる可能性のあるAmazonも確認しましたが、
- プライムで販売しているリキッドが少ない(送料がかかる場合がほとんど)
- 30ml以上の出品のみ
- 通販/実店舗と値段が変わらない
こういった傾向が見られたため、利用を見送りました。
翻ってVapeStudioに代表される実店舗の利点を見ると、試飲ができる・ポイントサービスが存在するといった点でしょう。
もちろんデメリットがないわけではなく、今のところ東京・大阪にしか専門店と呼べる場所がないのがネック。
こうしたことを考えて、おすすめの購入場所・方法をまとめると、
- 東京/大阪近郊お住まいの方:実店舗に足を運ぶ
- お近くにVape専門の実店舗がない方:口コミや人気度も確認可能な専門ウェブサイトでの通販
- 2~3度目以降にリキッドを購入する方:安ければAmazonでまとめ買い
こういったことが言えます。
スターターキットのリキッドと違う!?
スターターキットのリキッドを吸いきってから初めての購入の場合、注意して取り扱いたいものです。
専門店のメンテナンスサービスにおいても指導されることを、ここで伝えたいと思います。
爆煙型初心者向け機は注意
大半のスターターキット付属リキッドは、粘度が低く気化しやすい・よってコイルのフィルターを通りやすいという特性を持ちます。
感覚を開けずに吸引する「連続吸い」をしても、特に本体に異常はみられなかった…という人が多いでしょう。
しかし、国産・海外問わず多くの人気リキッドは、味わいがある分グリセリンの配合率があがり・粘度が高くなっているという特徴があります。
これが何に影響するかというと、第一に言えるのは、連続吸いによる味の低下でしょう。
こと爆煙型の機種は、コイルフィルターの目が細かいので、一気に加熱すると気化した煙が通りづらくなります。
この状態を無視してさらに連続吸いをすると、コイルのオーバーヒートによる焦げ・最悪の場合は爆発なども考えられます。
一吸いごとに30~1分の感覚で十分なので、美味しいリキッドほど連続吸いは控えたいものです。
コイルユニットが異常に熱くなったら「危険信号」ととらえましょう。
まずは本体内部を掃除しよう
新しいリキッドを入れる際、コイルを交換しない限り、はじめのうちは前のリキッドの味と混ざります。
系統の違う味だとエグみが出てしまうので、なるべく避けたいところですね。
リキッドタンクの清掃法
リキッドの混合を防ぐには、まずタンクの清掃から始めてみましょう。
丹念に掃除をしたい場合は無水エタノールの準備をおすすめしますが、初心者にはあまりおすすめできません。
はじめて清掃する場合は、どこにでもあるティッシュまたはコットン・綿棒だけでOKです。
手順としては、コイル周りやタンク内を拭く・指が入らないような隙間を綿棒で丁寧に拭うだけ。
乾いた状態のティッシュ(コットン)・綿棒でも十分ですが、より念を入れたいかたは、熱めのお湯に浸して拭いていくのがベスト。
グリセリンが溶解して落ちやすくなります。
吸引口・コイルの清掃法
悩みがちなのは「吸引構造内部」ですが、ここもあまり難しくありません。
専門店のかたが行うメンテナンスでも、電源オフ後10~15分後の状態で、ティッシュを吸引口に当てて思いっきり振るだけ。
中で液化しているリキッドを出すには十分だそうです。
項のはじめにもあった通り、コイルを交換しない限りはどうしてもリキッドの味が出てくるのですが…もっともよい方法として考えられるのは、無香リキッドとよばれるものが存在するので、それを少量入れてしばらく通常通り喫煙することでしょう。
しかしこれもひとつ手間になるので、電源オフの状態でしばらく吸引し続けるという方法でも構わないそうです。
コイル焦げを防ぐには
最後に、新しいリキッドを入れた時に起こりやすい「コイル焦げ」について考えてみます。
最も多いのが、前述の「粘度の高いリキッドを連続吸いすることによるオーバーヒート」ですが、気を付けていても焦がしてしまうことはあります。
防ぐ方法として有効なのは、
- あらためてコイルを取り外し、内部にリキッドを注入する
- 新しいリキッドを入れたら、新品に注入したときと同様に10~15分浸す
- 本体の調節機能を使って、はじめのうちは煙の濃度を薄くして吸う
中段に挙げた浸す作業は特に重要で、コイル内部の味を追い出す効果もあるため、リキッドを変える際は必ず心掛けるようにしましょう。
コイル内部にリキッドを注入するのは、喫煙時に新しいリキッドが通りやすくするためのひと手間です。
液が手についてちょっと面倒ですが、これをやるだけでも焦げ防止の効果は十分にあります。
あとは、味が完全に新しいリキッドになるまで、薄い煙かつ頻度を控えめに、ゆっくりと吸ってあげましょう。
上記3つのポイントを押さえれば、上級者でもやってしまいがちな失敗を避けることができます。
それでもコイルから焦げ味がした!
という人は、コイル交換のサインが出ている・もしくはコイルユニットの破損が考えられます。
いずれにせよ、その状態で吸い続けると喉を傷める可能性があるので、ひとまずコイルの交換を実施しましょう。
本体への負荷を考慮すると、Ω(オーム)数の高いコイルにあえて取り換えてみるのも良いことです。
コイルユニットについては、Vape本体の多くが海外製のため、早い段階で破損してしまうことも稀にあります。
対応を難しく考えがちですが、まずは気軽に販売業者に相談してみましょう。
多くの業者が保証交換の申し込みを代行してくれるので、安心できます。
肝心なのは、焦げ味がしたまま使用し続けるのは、絶対に避けるべきということです。
まとめ
大人気の"Vape"ですが、専門性の高いスタッフと直接お話ができる窓口が少なく、情報収集に悪戦苦闘・または挫折していく初心者が多いそうです。
今回は「初めてリキッド交換をしてみる」人の求める情報を、厳選してお伝えしました。
東京・大阪まで足を運べる範囲にお住まいの方は、電子タバコ専門店のプロのお話も参考にしてみてください。