ロボット掃除機の動きを妨げる原因は?避けたい5つのポイント
ロボット掃除機は、自動的に動いて部屋をきれいにしてくれる便利なアイテムです。
ただし、スムーズに作業を進めるためには、障害になる要素を極力取り除いておく必要があります。
ロボット掃除機の動きを妨げるものがあると、途中で止まってしまう可能性が高いのです。
では、その避けるべきポイントについて、詳しく説明していきましょう。
部屋の中の障害物が多すぎる
ロボット掃除機を使うときに最も避けておきたいのが、部屋の中に障害となるものが大量にある状態です。
そのような散らかった部屋を掃除しようとしても、なかなかうまくいきません。
途中で引っかかってしまうと、そのまま動けなくなり、掃除をすべて終わらせることができなくなります。
ロボット掃除機は、出かけている間に動かすこともできますが、途中で止まってしまった場合、帰宅しても掃除がほとんど進んでいないという困った事態が起きてしまうのです。
そのような失敗避けるためには、部屋の中をしっかり片づけておく必要があります。
ロボット掃除機は、障害物にぶつかると方向転換してくれるものですが、どこに向いても障害物だらけの環境では、動きを極端に制限されてしまい、いつまで経っても掃除が進みません。
そのため、動かすことができる障害物は、なるべく移動させておいてください。
少しくらいなら避けられるので、何もないまっさらな状態にする必要はありませんが、障害物が少ないほど、ロボット掃除機の動きはスムーズになります。
障害物の重さに注意
少しの障害物なら問題ないとはいえ、その障害物がやたらと軽いものだった場合、別のデメリットが発生してしまいます。
ロボット掃除機が当たるたびに大きく動いたり倒れたりするようでは、部屋が余計に散らかる可能性もあるのです。
例えば、軽いゴミ箱が倒れた場合は、中身がその場に散乱してしまいます。
また、電気スタンドなどが倒れると、壊れてしまうこともあります。
いくらスムーズに動くことができても、それでは片づける手間が増えることになってしまうので、軽いものには注意しなければなりません。
ロボット掃除機がぶつかる衝撃に耐えられそうにないものは、邪魔にならない場所に移動させるようにしてください。
ただし、重さを増すことができるなら、残しておく方に含めても構いません。
中に重しを入れることができるものや、何かを乗せて押さえることができるものは、動いたり倒れたりせず、その場にとどまってくれます。
重さが10kg以上になっていれば、ロボット掃除機が当たっても動くことはないので、軽くてもあまり動かしたくないものは、重量アップが可能かどうか、よく考えてみてください。
コード類を出しっぱなしにしている
家電製品のコードも、ロボット掃除機の動きを妨げてしまうものですが、これは見落としの多いポイントでもあります。
明らかに進路を塞ぎそうなものは残らずどけていても、「コードくらいなら乗り越えられるかな」と油断してしまうのです。
確かに、ロボット掃除機には段差を乗り越える機能があるため、それほど高さがないものなら、何とかクリアすることができます。
しかし、コードの場合は、ロボット掃除機の性能では微妙に対応できない厄介な高さになっていることがあり、止まってしまうことも多いのです。
また、コードが絡まったことで動きを制限される可能性もあります。
そのようなデメリットを防ぐなら、コードはできるだけ邪魔にならないところへ寄せておくようにしましょう。
段差に乗り上げやすい環境になっている
ロボット掃除機は、ある程度の段差なら乗り越えられますが、対応できない高さだった場合、乗り上げたまま動かなくなってしまいます。
その製品によってクリアできる高さは異なりますが、最大でも約20mmといったところなので、それ以上の段差は避けなければなりません。
もし段差に乗り上げやすい環境になっている場合は、そのままにせず、何か対策を行ってください。
例えば、避けたい段差があるなら、そこへ入って行かないように、方向転換を促す仕掛けを施しましょう。
段差へ向かう進路上に10kg以上の重いものを置いたり、100円ショップにある伸縮棒でバリケードを作ったりすれば、ロボット掃除機はしっかり方向転換してくれます。
マットに注意
ロボット掃除機が乗り上げて止まってしまうとすれば、それは高めの段差だけではありません。
玄関マットやバスマットなど、厚めの敷物も、動きを妨げる原因になってしまうのです。
明らかに障害になりそうな家具などと違い、マットなら問題なく進みそうな気もしますが、はまってしまうと簡単に動きを止めてしまうので、必ず取り除いておくようにしましょう。
充電ステーションが隠れている
ロボット掃除機は、バッテリーが切れそうになると、自動的に充電ステーションへ向かうようになっています。
この機能により、誰もいない部屋の中であっても、途中で止まらずに掃除を進めることができるのです。
ただし、きちんと充電を行うためには、充電ステーションの位置が重要になってきます。
部屋の隅に隠れるように設置されていた場合は、ロボット掃除機がその位置を把握できないため、いつまで経っても充電できません。
そうなると、最終的にはバッテリー切れになってしまい、「帰宅したら力尽きていた」という事態が起きてしまうのです。
これを防ぐためには、変に目立たない場所を選んだりせず、すぐに戻れるようなわかりやすい場所に設置するようにしましょう。
すぐに発見できる位置にあれば、バッテリー切れになるまで探し回るようなことにはなりません。
くぼみを避ける
充電ステーションを設置するなら、なるべくフラットな場所がおすすめです。
ロボット掃除機の動きを遮るものがない壁際などであれば、スムーズに充電を済ませ、掃除を再開することができます。
部屋の中のくぼんだ場所などは、充電ステーションがすっぽり入ることも多く、ちょうどよい場所に見えたりしますが、実際には不適切です。
充電ステーションがすっかり隠れてしまうようだと、どうしてもロボット掃除機が迷ってしまいます。
隠れる心配のない開けた場所を探して、確実にバッテリー切れを防ぐようにしましょう。
そうしておけば、ロボット掃除機が動きを止めることはなくなります。
ゴミがたまりすぎている
充電ステーションの位置に問題がなくても動きが止まってしまうようなら、ゴミをチェックしてみましょう。
ロボット掃除機は、吸い取ったゴミがたまりすぎてパンパンの状態になっていると、バッテリー切れにならなくても、動きを止めてしまいます。
途中で止めないためには、ゴミがたまりすぎないように、こまめにチェックして捨てることが大切です。
特に、出かけている間に使うなら、必ずダストボックスを確認しておいてください。
満杯になる寸前だったりすると、掃除を始めたあとすぐにストップしてしまい、何も変わっていない部屋に帰ることになってしまいます。
家にいるなら対処できますが、外出中はゴミを捨てることができないので、しっかり捨ててから出かけるようにしましょう。
まとめ
ロボット掃除機は便利ですが、使う前にきちんと準備をしておかないと、掃除の途中で止まってしまいます。
それを防ぐためには、ここで紹介した避けるべきポイントを頭に入れて、しっかりと対策を行いましょう。
障害物を少なくしたり、充電ステーションを適切な位置に置いたりすれば、掃除の途中で止まるようなことにはなりません。
常に正しい使い方を意識して、確実に部屋の汚れを取り除いてください。