ロボット掃除機の長短所を踏まえて、活躍が期待される家庭ベスト3！
くるくると動いてくれて、こちらが別の事をしているうちに掃除をしてくれるロボット掃除機は、忙しい人にはうってつけの家電です。
大変にお役立ちでしかも可愛いこの掃除機ですが、得手不得手はあるものです。
どんな製品でもそれなりに得手不得手がありますが、ロボット掃除機が最も活躍できる家庭と言うのは、どんな家庭でしょうか。
ロボット掃除機の長所とは？
まずロボット掃除機の利点から見ていきましょう。
言うまでもなく、スイッチを入れておけば勝手に動いて掃除してくれると言うのが、一番の長所です。
床のゴミを取るだけでなく、機種によっては拭き掃除もしてくれますから、フローリングの掃除などにはもってこいですね。
例えばこちらが水周りの掃除をしている時に、ロボット掃除機のスイッチを入れておけば、床掃除と水周りの掃除の同時進行が出来るわけです。
時間の節約にも大変に貢献してくれます。
またキャニスター型の掃除機に比べて、電気消費量が少ないのも魅力的ですね。
節電にも一役買ってくれるのが嬉しい所です。
そして何より重い掃除機を家中引っ張って回って、腰などに負担がかかるのを減らしてくれることもできるのです。
掃除機での掃除と言うのは、意外と身体への負担が大きいものなのです。
そういった面でも、ロボット掃除機は侮れないものがありますね。
ロボット掃除機の短所とは？
長所もあれば短所もある、と言うのはどんな製品でも同じです。
ロボット掃除機も勿論、オールマイティーではありませんので、それなりの短所があります。
まず、片付けは人間の手でやることが必要です。
床掃除をしてくれるロボット掃除機ですが、さすがにまだ片づけはしてくれません。
床に邪魔物があると、迂回したりもしくはそこで引き返したりしてしまいますので、あらかじめ床の上の邪魔物とか邪魔になりそうな椅子とかは、片付けておく必要があります。
また家具の下の掃除も、掃除機本体のサイズによってはすいすいと言うわけにはいかずに、これまた引き返してくることもありますので、本体サイズとの関連もチェックしておいた方がいいでしょう。
とは言えこれらの問題は、普通の掃除機で掃除する時にも同じことが必要とされますので、つまりはロボット掃除機に過度な期待をかけないと言い換えることも出来ます。
つまり短所と考えるのは、いささかロボット掃除機に対して期待過剰と言うことかもしれません。
ロボット掃除機をおすすめしたい家庭とは
こういった長所短所から見て、ロボット掃除機の導入をおすすめしたいベスト3を選んでみました。
第3位：お年を召した方の家庭
加齢とともに筋肉は弱ってきますので、普通の掃除機をかけることがきつくなってきたりもします。
何と言っても中腰で、しかも動かすにはそこそこ力の必要な掃除機です。
お年を召して来ればどうしても、掃除機をかけること自体きつくなってくることもあるでしょう。
そんな方のご家庭には、勝手に床掃除をしてくれるロボット掃除機が1台あると便利ですね。
怠け者みたいで嫌と言われる方もいらっしゃるでしょうが、腰など傷めた時には必需品になるかもしれません。
またどの道、片付けは自力でやるわけですので、それほど怠け者にもなりません。
割り切って1台、用意しておかれるとよろしいかと思います。
何故3位かと言いますと、普段のお掃除がエクササイズの代わりになることもありますので、これも考えての上での3位となりました。
第2位：赤ちゃんや小さな子供さんのいる家庭
赤ちゃんの世話や、小さなお子さんを抱えたお母さんには、少しでも手抜きできることはして体力の温存に努めて頂きたいものです。
なので普段の掃除も、床掃除だけはロボット掃除機に任せてしまっては如何でしょう。
お子さんの相手をしながらとか、赤ちゃんを抱えて掃除機をかけるのは、正直困難と言わざろう得ません。
また掃除機をかけている時に、寝ていた赤ちゃんが起きたら掃除は中断と言う事にもなります。
これでは何時まで経っても、家の中は片付きません。
ロボット掃除機に床だけでも掃除してもらえば、その間に他の事が出来るわけです。
また赤ちゃんを産んだばかりの女性の場合、これまた腹筋の弱りから腰痛を発症していることも多いのです。
腰のためにも普通の掃除機よりも、ロボット掃除機の使用がおすすめです。
また先に書きましたが、ロボット掃除機の場合少なくとも床に散らばったあれこれは、人間の手で片付けなくてはいけません。
ハイハイする赤ちゃんの安全のためにも、床の上のあれこれは片付けておきたいものですし、床は綺麗にしておきたいものです。
床の上の片付けの癖も着くので、二重におすすめですね。
第1位：単身者の家庭
単身者の場合家庭と言うのもなんですが、一応家庭と言う単語を使っておきます。
さて単身者の場合、自分の時間は全部自分で使用できますが、その代わり仕事も家事も全て自力でやらなくてはなりません。
稼ぎ手と専業主婦を両立させることが、単身者には必須とされるのです。
とは言え、仕事で疲れていればどうしても、休みの日にはのんびりしたいものです。
掃除をしなくてはと思っても、片付けしなくてはと思っても、中々手が出ないのではないでしょうか。
なのでロボット掃除機の出番です。
仕事に行っている時の留守の時間に、タイマーをセットしたロボット掃除機に床だけでも掃除してもらえば、かなり負担が減ることになります。
加えてここでも、掃除機を活躍させるためにある程度片付けることをしますから、それなりに部屋も片付いていく事になります。
独り暮らしでどうしても緩みがちな片付けと言う問題を、それなりにクリア出来るのではないでしょうか。
ちなみにこの留守の間の掃除ですが、防犯としても役に立ちます。
単身者の昼間の留守宅は空き巣に狙われることがありますが、掃除機の音がそれを防いでくれることがあるからです。
残念ながらあまりロボット掃除機向きではない家庭
ロボット掃除機が向いている家庭があれば、いささか不向きだと言う家庭もあります。
これは筆者の知人の話ですが、お寺の本堂の掃除にロボット掃除機を使用したと言う事です。
結果、広すぎてバッテリーの電池が切れてしまって、途中で行方不明になったそうです。
少し以前の型式のロボット掃除機だったので、バッテリー切れで充電器に帰還のシステムが搭載されていなかったと言うのも原因ですが、広すぎてどの道1回では掃除しきれないのも事実だったようです。
これは極端な例ですが、要はあまり広い家などにはあまり向いていないのが、現状のロボット掃除機だと言う事です。
しっかりと隅々まで繰り返し掃除して、部屋中を綺麗にしてくれるのですから、逆に広いとバッテリー時間内で掃除しきれないことがあるからです。
向き不向きに加えてこれも一応心にとめてお行きましょう
ロボット掃除機は現状、床掃除専門だと言う事です。
ロボット掃除機があるからと、では普通の掃除機は不要かと言いますと、棚の上や小物の埃など吸い取るのには、普通の掃除機に勝るものはありません。
つまり普通の掃除機の場合、床も掃除できますし加えて細かい場所の掃除が出来るわけです。
しかしロボット掃除機の場合は、床のしかも邪魔物の無い場所の掃除の場合、非常に有効な機械だと言う事になります。
ある意味床掃除に特化した、専門の掃除機と言う事が出来るでしょう。
そういった意味では大変にお役立ちのロボット掃除機ですので、その点をしっかりと心に止めた上での使用が望ましいと言う事になりますね。
まとめ
ロボット掃除機を導入するにあたって、本当に自分の家では有効だろうかと言う疑問は、皆さんお持ちだと思います。
長所短所はそのまま、ご自宅の現状に合う合わないになって返ってきます。
この長短所をしっかりと把握して、導入するか否かを考えてみるのもいいでしょう。
またロボット掃除機も日々進化していますので、どういったものを購入するかの基準にしてみて頂けると、大変に嬉しいです。