全部洗えるわけじゃない!食器洗い機で洗えないものってあるの?
食器洗い機は、すごく便利なものであることは間違いありません。
本来ならば自分で洗いものをするところを、自動でしてくれるようになるわけなのですから、それは間違いなく便利です。
でも、だからと言ってじつは、すべてが洗えるわけではないんです。
食器洗い機でも、洗うことができないものはあります。
では、どんなものが洗えないのでしょうか?
入らないサイズのものは洗えない
まずごくごく当たり前の話ですが、サイズ感の問題が生じてきます。
食器洗い機は、決してなんでも入るサイズ感ではありません。
特に、卓上タイプのものは、なかなかサイズ感的にぎりぎりのものも多いんです。
そして、サイズ感的にそこに入れることができないものがあれば、当然それは食器洗い機で洗うことはできなくなります。
では実際どんなものが入らないサイズ感になるでしょうか?
パスタ鍋などは入らない
食器洗い機に入らないサイズ感のものと言えば、やはりパスタ鍋がその最たる例になります。
パスタの鍋は、基本的にはすごく大きいですよね。
だから入らない可能性が高いんです。
しかもパスタ鍋は、洗うのも面倒。
サイズ感が大きいですし、ザルの部分と鍋の部分を二つ洗わないとならないので、実質にはふたつの洗い物になります。
だから本来であればむしろそれこそ洗ってほしいものになりますよね。
でも、それは食器洗い機では洗うことはできないんです。
場合によってはフライパンもはいらないことも
食器洗い機のサイズ感や、あるいはフライパンのサイズ感によっては、フライパンが入らないこともあります。
フライパンも、パスタ鍋同様に、それこそ洗って欲しいものになります。
油でギトギトになることにもありますし、早くあらわないといろいろとこびりついてしまい面倒になります。
だから、それこそ洗って欲しくなるんです。
でも、洗うことはできないこともあります。
家族がたくさんいる家庭の場合にはフライパンのサイズも大きいことが多いのではないでしょうか?
なので、洗えない可能性もあると思っていたほうが良いです。
陶器系のうつわも避けるべき
食器洗い機では、陶器系のうつわも避けた方が良いです。
陶器系のうつわは、別に食器洗い機で洗うことができるといわれていることが多いです。
確かに、別につかったからと言ってすぐにどうこうなるわけではないです。
でも、では使うことが推奨されているかというとそんなことはなく、逆にできれば使わないことが推奨されているんです。
それも売っている方や作っている方が、食器洗い機を使わないことを推奨しています。
だったらやはり使わない方が良いです。
でもなぜ、陶器系のうつわは洗わない方が良いんでしょうか?
傷が目立つようになるから
それは、傷の問題があるからです。
陶器系のうつわは、割と簡単に傷がつきます。
しかも大体の場合で色が白ではありません。
だから、陶器に傷がついてしまったら、すごく目立つんです。
そして、割と簡単に傷がついてしまうものを食器洗い機にかけていたら、それで傷がついてしまうこともあります。
結果、お気に入りのうつわが汚くなってしまうことがあります。
それはすごくショックですよね。
陶器系のうつわは、きちんとしたところで買うと割と高いことが多いです。
1万円くらいしてしまうものも珍しくないですよね。
それなのに、それに傷がついてしまっていたらすごくショックです。
だから、なるべく食器洗い機ではあらわないことをおすすめします。
陶器系のうつわは、パスタの鍋やフライパンとは違い、比較的に汚れも落ちやすいですから、そこまで洗うのは面倒ではないですから。
そもそも陶器は洗剤がダメ
食器洗い機では、もちろん洗剤がでますよね。
でも、そもそも陶器は洗剤がダメだということもあります。
陶器には、すごく細かい隙間があります。
洗剤を利用すると、その隙間に洗剤が入り込んでしまうことがあるんです。
そうしたら、次にそれを使って料理を食べる際に、その隙間から洗剤がわずかに染み出てきてしまう可能性も出てきます。
もしそうなったら体調に悪影響を与えることは明白ですよね。
だから、できれば洗剤は使わないべきなのです。
でも、食器洗い機に入れたら洗剤を使う。
それもあって、食器洗い機は避けるべきということもあります。
木製のものもおすすめしない
食器洗い機では、木製のものを洗うこともおすすめしません。
木製のものは、別に傷がつきやすいわけでも目立つわけでもありません。
そして洗剤で洗うこともできます。
ではなぜ、食器洗い機で洗うことができないのでしょうか?
変形してしまう可能性が高いから
それは、変形の問題があるからです。
木製の食器というのは、えてして変形してしまうものです。
それは別に、食器洗い機を使用していなくも変形してしまうことがあるんです。
たとえば熱いものを入れたり乗せたりしたときに。
つまり、熱に弱いのが、木製の食器なのです。
それを食器洗い機に入れていたら、やはり乾燥の際に変形してしまうことがあるんです。
変形してしまっても、別にそれを使うこと自体は可能です。
でも、やっぱり変形してしまっているものを使用するよりも、状態が良いものを使用した方が良いですよね。
だから、それは手洗いで洗うべきなのです。
鉄製アルミ製のものもダメ
もう一つ、食器洗い機で洗うことができないものがあります。
それが、鉄製のものやアルミ製のものになります。
鉄製の器具やアルミ製の器具は、調理器具の中にはまずまず多いですよね。
でもそれらは、食器洗い機で洗うことはできないんです。
それらがダメな理由は簡単です。
そういうものを食器洗い機にかけてしまうと、さびてしまったり、変色してしまうことがあるからです。
さびてしまったり変色してしまったりしたものを調理に使用するのは嫌ですよね。
だから、それらは食器洗い機ではなく手洗いで洗うべきなのです。
意外と洗えないものは多い
このように、食器洗い機では意外と洗えないものはたくさんあります。
ごくごく一般的なお皿とまな板などくらいしか洗うことができないと思っても良いくらいです。
だから、食器洗い機だけあれば、洗い物がすごく楽になるのだというのは間違いです。
もちろん、すごく楽になることは間違いありません。
お金をかけるだけの価値はあります。
でも、自分の面倒が完全になくなるわけではないんです。
それを求めて買うと、それのせいですごくがっかりしてしまう可能性は高いです。
時短のために買うもの
食器洗い機は、楽をするために買うというよりは時短のために買うものだと思っておくのが一番です。
時短のためという意味であれば、それを買って後悔することはまずありません。
100パーセント時短にはなります。
洗い物がお皿数枚分減るだけも、洗いものにかかる時間は大きく変わってきますから。
あとはそこにどのくらいのお金をかけることができるかが、満足度のターニングポイントです。
食器洗い機の導入コストをかけてでも時短をしたいと思えるか、それをよく考えてみれば失敗はなくなります。
まとめ
食器洗い機は、間違いなく効果的なものではあります。
でも、万能なものでありません。
だから、あまりにもそれに頼りきりになるつもりで購入するのはだめです。
傷やさびや変色なんて気にしないというのであれば、それもなしではないですが、それはやはりもったいないことであることは間違いありません。
なので、うちではどのくらい役に立つのか、よく考えて買うべきです。