食器洗い機を選ぶときのコツは?初心者が注目すべき6つのポイント
食器洗い機があると、毎日の食器洗いがとても楽になります。
普通に手で洗うと時間がかかってしまいますが、食器洗い機をうまく利用すれば、大幅に作業の時間を短縮できるのです。
ただし、購入してみようと思っても、初めて選ぶときは、どれがよいのかわからず、なかなか決められないこともあります。
では、食器洗い機の選び方のポイントを、詳しく説明していきましょう。
タイプを選ぶ
初めて食器洗い機を選ぶときは、まずタイプに注目してください。
食器洗い機には、主に2つのタイプがあるので、目的に合ったものを選ばなければなりません。
では、それぞれの特徴を簡単に説明していきます。
ビルドイン型
ビルドイン型は、システムキッチンに工事で取りつけるタイプの食器洗い機です。
そのため、キッチンを回収するときや、自宅の新築、もしくはリフォームなどのタイミングでよく選ばれます。
そうした予定がある人は、ぜひチェックしておいてください。
ビルドイン型のメリットは、システムキッチンにスマートに納まることで、見た目がとてもすっきりする点です。
食器洗い機を導入したことで、キッチンが狭くなるようでは困ってしまいますが、ビルドイン型なら、その心配はありません。
ただし、工事で取りつける分、修理や交換は少し大変なので、その点には注意が必要になります。
据え置き型
据え置き型は、特別な工事などは必要ないため、ビルドイン型よりも簡単に設置することができ、費用もあまりかかりません。
そのため、ビルドイン型が選べない賃貸の場合や、安く導入したい場合などは最適なタイプです。
移動や交換も簡単に済ませることができるので、とても手軽な食器洗い機になっています。
ただし、若干場所をとることになるので、設置するときは注意しましょう。
一応コンパクトにできてはいますが、シンクの上などに設置した場合、どうにも手狭な印象になってしまうことがあります。
設置する場所をよく見て、なるべくすんなり収まるものを選びましょう。
ドアはどう開くか
食器洗い機は、商品によってドアの開き方が違ってきます。
どう開くかで使いやすさが変わってくるため、この点もしっかりチェックしておきましょう。
では主な3つの開き方を紹介します。
引き出し式
国内のビルドイン型によくある開き方で、ドアごとスライドさせて前に引き出すものです。
そのため、食器を上から入れることになります。
これは、慣れていないと使いづらく感じてしまうこともありますが、あまり腰を曲げずに出し入れができるので、便利なタイプでもあります。
前開き式
ビルドイン型にも据え置き型にも採用されている開き方で、ドアを手前に倒す仕組みになっています。
そして、中からカゴを引き出し、その中に食器を入れていきます。
これは、上下に分かれているものもあるので、たくさん入れたい場合には、そちらがおすすめです。
ただし、下段に入れるときは、どうしても腰を曲げなければならないので、人によっては使いづらく感じることもあります。
上部スライド式
これは、ドアが上下にふたつあり、下を前に倒し、上を天板の方へスライドさせるというものです。
据え置き型でよくある開き方になります。
この場合、間口がとても広くなるので、鍋などの大きいものを入れやすくなるのがメリットです。
大きい食器を楽に収納するなら、ぜひチェックしておきましょう。
十分な容量があるか
食器洗い機を選ぶなら、「どれくらい食器が入るか」という点をしっかり確認しておきましょう。
この点を見落としていると、使うときに困ることになってしまいます。
例えば、家族の人数が多いのに、3人分くらいしか入らないものを選んだのでは、便利に使うことはできません。
人数が多ければ、それだけ食器もたくさん使うことになるので、なるべく大容量のものを選択する必要があります。
また、普段の食器の使い方を改めて考えてみることも大切です。
多めに使っているようなら、やはり大容量の方が役立ちます。
容量とサイズは比例する
容量をきちんと確認してから購入することは、失敗しないためにはとても重要なポイントになりますが、サイズには注意しなければなりません。
容量が多い食器洗い機は、それに比例してサイズも大きくなってしまうので、広いスペースがないと設置することができません。
失敗を避けるためには、食器洗い機を置くための場所も忘れずに確認しておき、慎重に検討するようにしましょう。
音の大きさ
食器洗い機は、意外に大きな音がすることもあるので、何があるのかよく確認しておくべきです。
あまり音が大きいと、他の人の迷惑になってしまうことがあります。
特に、集合住宅など、隣近所への影響が大きいようなときは、できるだけ音が小さく、静音性の高い食器洗い機を選ばなければなりません。
40dbくらいのものなら、せいぜい図書館で聞こえる雑音程度の音なので、なるべく音を抑えたいなら、40db以下を目安に探してみてください。
また、音が小さいものを選ぶだけでなく、深夜の使用を控えるなど、迷惑がかかりそうな時間帯を避けることも大切です。
近所とトラブルにならないように、音にはしっかり気を配っておきましょう。
使い勝手のよさ
食器洗い機を選ぶときは、できるだけ使い勝手がよいものを選んでおくべきです。
そのためには、実際に使うときのことを考えて選ぶようにしましょう。
例えば、大きい食器を入れることになりそうなら、そのサイズをきちんと収納できるものでなければなりません。
深さが十分にあり、間口が広くなっているものなら、大きめの食器でもすんなりと入れることができます。
また、できるだけ多くの食器を詰め込みたい場合には、カゴの奥までしっかりと手が届くものだと、とても便利です。
そうなると、カゴを手前にスライドさせたとき、中途半端に出るのではなく、カゴ全体がしっかり出てくるようなものが適しています。
このように、食器の出し入れのしやすさや対応できるサイズなど、使うときのことを想像して、最適なものを見極めてください。
使い勝手がよいものを購入できれば、家事のストレスを軽減することができます。
スペースと寸法を確認
据え置き型の食器洗い機を選ぶときは、それを置くためのスペースをよく見て、商品の寸法を測るようにしましょう。
適当に買ってきて設置しようとしても、「置くところがない」「幅が足りなくて置けない」といった失敗が起きてしまうことがあります。
そうならないためには、きちんと寸法を測り、確実に設置できるかどうか確かめておくことが大切です。
置き場所を決めただけで満足するのではなく、寸法も忘れずにチェックしてください。
開けたときのスペースも重要
食器洗い機は、たとえ寸法を測っていたとしても、ドアを開けたときのスペースが足りないようでは、便利に使うことはできません。
それでは、ドアが最後まで開かず、食器を収納できなくなってしまいます。
これを避けるためには、本体の寸法を測るだけでなく、開けたときのスペースが十分にあることも確認するようにしましょう。
ドアをしっかり開けて、カゴを引き出すことができれば、不便に感じることはありません。
まとめ
食器洗い機を選ぶなら、何となく決めてしまうのはよくありません。
開け方や容量など、重要なポイントを外していると、購入したあとで後悔してしまうこともあるのです。
なるべく失敗を避けるためには、ここで紹介した選び方のポイントをしっかり押さえて、適切な選び方をしてください。
本当に便利なものを選ぶことができれば、家事をより楽にすることができます。