後悔しないために知っておくべきろロボット掃除機の選び方
ロボット掃除機はさまざまなメーカーから販売をされています。
一見どれも似たような円盤状ではありますが、機能には大きな違いがあります。
ロボット掃除機は値段が張る家電です。
買ってから後悔をすることのないように、自分にぴったりのロボット掃除機を選ぶ必要があります。
自分の住んでいる家やライフスタイル、自分の生活に合ったものを探しましょう。
目次
従来の掃除機か、水拭きか
ロボット掃除機といえば従来、ゴミをかき集めてくれるタイプのものだけでしたが、最近では水拭きや乾拭きをしてくれるものもあります。
畳やカーペットなどの面積が多く、掃除機のように乾いたゴミを集めて掃除をして欲しい人には従来の掃除機タイプがおすすめです。
一方、フローリング面積が大きい場合には水拭きタイプの方がおすすめのこともあります。
とくに、小さな子どもがいて、食べこぼしがおおくてなんとなく床がベトベトしていたり、花粉症が酷くてさっぱりと水拭きをした床の上で生活をしたいと望んでいたりする人は水拭きタイプのロボット掃除機の方が向いています。
ただし、水拭きタイプのロボット掃除機はまだ発売されてから日が浅く、あまりセンサーが優秀ではないという評価も多いです。
掃除機型のロボット掃除機で全体を掃除した後に、フローリングを水拭きタイプのロボット掃除機で仕上げに掃除すれば完璧と言えるでしょう。
ロボット掃除機の大きさ
ロボット掃除機は大きければ大きいほどパワフルに活躍してくれそうに見えますが、大きければいいというものではありません。
小さいロボット掃除機にもメリットが沢山あります。
まずは小回りがききます。
椅子の間や家具の隙間など狭いところにも入り込んで掃除をしてくれます。
高さが低いのならばテレビ台の下やベッドの下の掃除もお手の物です。
一方小さいロボット掃除機はパワーが若干足りなかったり、ゴミのポケットがすぐにいっぱいになってしまったり、バッテリーの持ちが悪いこともあります。
とはいえ、一般家庭ならば小さければ小さいほど、細部への掃除を期待することが出来ます。
しかし、小型のロボット掃除機は値段が高い傾向にあります。
バッテリーの持ちと購入のしやすさ
ロボット掃除機はバッテリーで動きます。
バッテリーは半永久的に使えるものではなく、消耗品です。
限界を超えて充電を繰り返すと使えなくなってしまいます。
バッテリーの寿命は500回から1500回で普通の家庭で使えば3年から5年くらいです。
バッテリーは交換すれば再びロボット掃除機を使うことが出来ます。
ロボット掃除機に搭載されているカメラやセンサー、ナビゲーションの質が高ければ効率良く家じゅうを動き回ってくれるので、バッテリーの消耗を減らすことが出来ます。
安いバッテリーは持ちが悪い傾向があるので、購入するとき単純に値段だけで比較をしないようにしましょう。
また、マイナーなメーカーのロボット掃除機だと、バッテリーの買い替えで購入に手間取ることもあるかもしれません。
バッテリーの再購入が行いやすいかどうかもロボット掃除機を選ぶポイントの1つです。
ロボット掃除機の進入禁止機能のスペック
ペットがいる部屋や小物の多い部屋など、ロボット掃除機に入り込まれてしまうと困ってしまうエリアがある家も多いはずです。
ロボット掃除機に侵入禁止エリアを指定するための方法はおもに2種類です。
赤外線を利用してバリアを作るタイプと磁気テープを床に設置するタイプです。
赤外線を利用したタイプは機器をペットや子どもが動かしてしまった場合、正常に作動しません。
また、電池切れになっても気づきにくく、ロボット掃除機が侵入してしまって大惨事なってしまったという例も多いです。
一方、磁気テープの場合には電池切れの心配はありません。
しっかりと床に設置をすれば子どもやペットのイタヅラのリスクも下げることが出来ます。
曲線的に侵入して欲しくないエリアを囲うことも可能です。
しかし、黒いテープを床に張るので、かなり目立ちます。
部屋の見た目を気にする人にはあまりおすすめではありません。
ロボット掃除機のセンサーの性能
ロボット掃除機にはセンサーが搭載されていますがこの機能は様々です。
一般的に最新型で価格が高いほど優秀だと言えます。
ロボット掃除機には隅々までゴミを取り除き、掃除をして欲しいものですが、家具や壁と衝突して家具や壁を破損されては困ります。
センサーには赤外線センサーと超音波センサーの2種類があります。
赤外線センサーはロボット掃除機の進行方向に障害物があると判断すると減速をします。
そして、バンパーが障害物に触れると進行方向を変更します。
一方、超音波センサーの場合は赤外線センサーでは感知が難しいガラスや透明のものも障害物として検知することが出来ます。
また、障害物までどれくらいの距離があるかどうかを赤外線センサーよりも正確に測定することが出来ます。
超音波センサーが搭載されたロボット掃除機の場合、障害物にぶつかることはほとんどありません。
壁や家具を守るだけでなく、衝撃音も少ないので、静かな使用感を得ることが出来ます。
あまり家具や壁、音を気にしないのならばどちらのセンサーが搭載されたロボット掃除機でも問題ありませんが、静かに、そして壁や家具を守りながら使いたいと思っているのならば超音波センサーのロボット掃除機がおすすめです。
ロボット掃除機をスマートフォンで扱えるか
ロボット掃除機の中には専用のアプリを使うことで、スマートフォンでロボット掃除機に指示をだせるものがあります。
スマートフォンがロボット掃除機のリモコンになるイメージです。
掃除の履歴や運転時間なども確認することが出来ます。
インターネットを使えば、外出中にロボット掃除機を操作することも可能です。
しかし、在宅中にロボット掃除機を使うことが多かったり、外出中にロボット掃除機を使う必要性を感じていなかったりする人にとってはとくに必要のない機能です。
誰にでも必要性の高い機能というわけではありません。
ロボット掃除機にカメラが搭載されているかどうか
初期のロボット掃除機はセンサーのみでしたが、現在のロボット掃除機の中にはカメラが搭載されていて、ナビゲーション機能のあるものもあります。
ロボット掃除機にカメラを搭載することで、空間の状況をより正確にとらえることが出来ます。
そうなると効率良く走行ができ、バッテリーの消費を最小限に抑えながら満遍なく掃除を行うことが出来ます。
バッテリーの消耗の節約にはなりますが、カメラが搭載されたロボット掃除機はやや高めです。
ロボット掃除機の段差への対応
ロボット掃除機が苦手とするものの1つが段差です。
階段のような段差をのりこえることのできるロボット掃除機は今のところ発売されていません。
しかし、マンションのようなフラットな家であっても絨毯や桟などそれなりに段差は存在します。
ロボット掃除機によって乗り越えられる段差の高さは違います。
厚めの絨毯にも強いロボット掃除機もあります。
まとめ
ロボット掃除機は見た目がどれも似ているように感じるかもしれません。
しかし、値段も機能もさまざまです。
センサーの機能やカメラの有無、スマホに対応するか否かなど決めなければならないポイントはたくさんあります。
あれもこれもと機能を欲張ると値段が上がってしまいます。
自分の家に本当に必要な機能はなんなのかを考えましょう。