ロボット掃除機便利使用のシチュエーションで、ちょっとだけ注意しておきたい事
一家に一台、あると便利なロボット掃除機です。
すでに掃除の時短を目指して購入済みのご家庭もあるでしょう。
動きが可愛くて、もう手放せないと思っている人もいるでしょう。
実際便利で有能なロボット掃除機ですし、こういうご家庭や状況では得にお役立ちと言う事もありますが、それゆえに気を付けたほうがいい点もあるのです。
その辺り少々確認しておきましょう。
ロボット掃除機はとても便利
普段掃除をすると言うと、結構勢いをつけてからと言う人が多いようです。
掃除が仕事の人はともかく、普段あまり掃除機をかけたりしないだろう一人暮らしの人とかは、掛け声をかけてから掃除機を取り出す等と言う事がありそうですね。
しかしここにロボット掃除機があれば、休みの日にビデオを見ながらでも掃除が出来ます。
平日、昼間の留守に時間帯にタイマーセットしておけば、帰宅した時には綺麗な部屋になってくれています。
掃除機の音のおかげでひょっとしたら、空き巣などのけん制になるかもしれません。
また広くて掃除が大変な、例えばお寺の本堂や何かの集会所などでも、ロボット掃除機に任せれば楽に綺麗にしてもらえます。
家事に育児に忙しいお母さんの助けにもなってくれるでしょう。
とは言えまだ人間の手も必要
本当に便利で使い勝手のいいロボット掃除機、難を言えば床掃除だけしかしてくれないと言う事でしょうか。
さすがに、棚の上の掃除とか、床の上に散らばったものをどけるとかはしてくれません。
逆に考えると、ロボット掃除機を使用するようになって、床の上に物を置かなくなった片付けるようになった、と言う人もいますのでこれはこれでいいのかもしれませんね。
怠け者さんでもピンポイントで、勤勉になることも出来るのが、ロボット掃除機使用の付加価値なのかもしれません。
全部やってくれるようになったら、人間どんどん怠け者になりますから、この程度が実はいいのかもしれません。
ロボット掃除機を便利に使用するために注意しておきたい事
さてそんな、一人暮らしの人や忙しい人、ちょっと怠け者さんにお役立ちのロボット掃除機ですが、幾つかのシチュエーションで少々気を付けたほうがいいこともあります。
ペットのいるご家庭で使用する場合
ペットのいる家と言うのは、正直掃除は大変です。
特に換毛期は、家中が毛だらけになると言っても過言ではありません。
誰かアレルギー持ちの家族がいれば、かなり問題になってきます。
つまり頻繁な掃除が必要だと言う事です。
こういう時にロボット掃除機は、本当に便利なものです。
充電さえしておけば、勝手に掃除をしてくれますので、他の家事の邪魔にもなりません。
何度も同じ場所を回ってくれるので、綺麗に毛を吸い取ってくれます。
1日に何度も掃除機をかける手間が、省けるのがありがたい所です。
しかし掃除機の音と言うのは、結構大きいものです。
そしてペットによっては、この掃除機の音に過剰反応する子もいます。
筆者の買っていた犬の場合、掃除機の音でパニックを起こし逃げ回り、音のしない場所を求めて家中走り回りました。
その内慣れるだろうと思っていたのですが、結局最後まで駄目でしたね。
普通の掃除機でしたら、かけている当人が嫌でも見ているので問題ありませんが、ロボット掃除機の場合普通は見ていないはずです。
もし音に敏感なペットがいる場合、掃除機から逃げ回って何かトラブルを起こしたり、挙句に怪我したりと言うことも無いとは言えません。
その辺りも考慮に入れてから、導入を決めることがおすすめです。
赤ちゃんや幼児のいる家庭
赤ちゃんや幼児を抱えたお母さんと言うのは、本当に忙しく1日中走り回ることになります。
疲れ切って時間も無く家事も中々はかどらなくて、悔しい思いをしているかもしれません。
ロボット掃除機があれば、赤ちゃんに対してできるだけ清潔にしておきたい床も、他の事をしながらでも綺麗にすることが出来ます。
どうしても床に散らばってしまうあれこれも、ロボット掃除機を使用することによって、片手間に片付ける習慣がつきます。
時間のかかる掃除が、これ一つで自動で出来ると言うのは、お母さんにとって大きな助けになるでしょう。
ただ問題は、赤ちゃんの動向です。
まだ一人で動けない、ベッドの上とかお母さんが抱いている赤ちゃんの場合は、まず問題ありません。
しかし這い這いが出来るようになった赤ちゃんとか、つたい歩きが出来るようになった幼児がいる場合には、使用前にベビーサークルなど使って保護するようにしたいものです。
幼児は動くものに興味を示しますし、追いかけたりするものです。
勿論ロボット掃除機にはセンサー機能がついていますので、ぶつかっての事故などは回避できるでしょう。
しかし掃除機にじゃれついて嘗め回すなどの行為が無いとは、決して言えません。
ちょっとした注意を、ロボット掃除機使用前にしておきましょう。
老齢の方の介護などしている場合
介護を自宅ですると言うのは、大変なことです。
精神的にも肉体的にも、大変に疲労を憶えます。
そんな時こそ、一つでも家事を減らすことが出来れば、それだけでも介護者は楽になれるはずです。
被介護者がいれば、家の中の掃除は中々難しくなります。
特に徘徊などある場合は、掃除しながら横目で確認と言う事になり、二重に神経を使ってしまうでしょう。
ロボット掃除機に掃除を任せられれば、かなりの労力が軽減できますので介護している人には救いです。
ただ問題としては、被介護者の方が気付かずにロボット掃除機に躓いたりすることが無いとは断言できない点です。
足元には注意の行かない老齢の方も多いですし、センサー機能がついていても間に合わないと言う事も無いとは言えません。
ロボット掃除機使用の時は、その点に充分に注意しておきましょう。
一人暮らしの留守の間に使用する場合
休みの日にも勿論、さっと掃除をしてしまえるロボット掃除機です。
タイマーのついた機種が多くなった現在、仕事で留守の間にタイマーセットしておく人も少なくないでしょう。
帰宅したら家が綺麗になっていたと言うのは、かなり魅力的な事ですね。
この一点でも、ロボット掃除機を使用する甲斐もあると言う事ではないでしょうか。
しかも留守宅でも、掃除機の音がすれば在宅のように思われて、空き巣などの牽制にもなります。
この点でも、一人暮らしの人のロボット掃除機使用は、本当におすすめです。
ただこの、掃除の音には注意しましょう。
掃除機の音と言うのは思っているより大きなものです。
留守の間に掃除と言うのは逆を言えば、誰もいないのに音がしていると言う事で、それを騒音と感じるお隣さんもいると言う事になります。
帰宅してみたら騒音に対する注意がされていた、等と言うことの無いようにしたいものです。
出来れば、ロボット掃除機を作動させてから一旦外に出て、どの程度の音が外に漏れるかをチェックしておくのがおすすめです。
家の構造や壁の厚さで差が出ますので、これは一概に、この掃除機なら大丈夫と断言はできないと言うのが事実です。
ご近所付き合いにトラブルの無いように、その辺りも計算に入れておきましょう。
ロボット掃除機はまだ今のところ万能と言うわけでは
ロボットと言うと、自分で考えてやってくれると思いがちです。
小説や漫画の世界のロボットの行動は、人間に準拠した動きと思考を持ってくれています。
しかし現状ではまだ、そこまでのロボットは出来上がっていません。
ロボット、と言う名前がついていてもロボット掃除機の場合、まだ使用者の注意が必要なことが多いのです。
そこを踏まえて、便利に使用していきたいものですね。
まとめ
ロボット掃除機が特に便利と感じるご家庭や状況を、いくつかご紹介してみました。
実際こういう状況では、これが一台あればかなりの労力軽減になりますので、使用者の方の助けになることでしょう。
しかし便利なものだからこそ使用前に注意しておきたいこともあるのです。
道具と言うのは便利なものですが、有用に使用するためには人間のちょっとした手間が必要になります。
その辺りもしっかりと心得て、便利に時短に労力軽減めざしてください。