ちょっと待って、本当にそのサイズでいいのあなたの初購入のスーツケース
季節の折々に旅行用品売り場を通りかかると、スーツケースを選ぶ人たちが多く見受けられます。
特に夏休みを控えた季節と、年末年始はスーツケース売り場は混雑します。
皆さん楽しい旅行に思いを馳せて、新しいスーツケースの選択に余念がありません。
そんな場合、まずどんなところに選ぶ基準を置くのでしょうか。
たぶん皆さん、最初は旅程に合わせたサイズからですよね。
目次
旅行用のスーツケースを選びに行くのは楽しいけれど
ネットで選ぶのも楽しいですが、実際の店舗でスーツケースをあれこれ見ていると、やはり楽しさと期待は一層高まります。
手に持ってみたり引いてみたり、また中の構造を見てみたりと色々出来ますから、やはり実店舗での選択は止められませんね。
まあちょっと混雑しているのが難ですが、それでも手で触って確認できるというのは、やはり強みです。
加えてスタッフさんの意見やアドバイスも、実店舗なら受けられます。
通販だと口コミだけになってしまうので、ちょっと不安だなと感じる人も、実店舗なら安心してあれこれとお試しも出来ることになります。
さてそんな時に最初に考慮するというのは、やはりスーツケースのサイズですね。
旅行の日程に合わせて、サイズをまず決めなくてはなりません。
日程に合わせて代替のサイズの表示が
旅行用品売り場に行ってみると、スーツケースのサイズ比較表や、もしくはスーツケース自体に大体の旅行の日程が表示されています。
例えば、数泊用とか1週間以上とかですね。
これは確かに参考になりますので、特に選び慣れていない人にはある程度の指標になってくれます。
これ、日本の売り場では親切に表示されていますが、外国での購入だとそういった表示は見かけないことがあります。
筆者はそれで、大きすぎるスーツケースを購入してしまって、後悔したことがあるのです。
多くのスーツケースが並んでいると、サイズの比較の感覚がいささかおかしくなることもあります。
旅慣れているからと、しっかりとサイズを確認しておかなかったのもまあ筆者の責任ですが、この失敗を繰り返さないようにそれからは注意しています。
日本ではまずこの手の表示はしっかりされていますので、大いに参考にさせてもらいましょう。
まあ一概に鵜呑みにするのは、また問題も出てくるのですが、やはり平均値というのは見逃せませんね。
表示されているサイズは信用していいものか
ではその表示されているサイズ、そのまま信用してしまっていいのか、これも疑問ですよね。
大体のところは参考になりますが、では誰にでもそれが当てはまるかと言うと、ちょっと疑問も出てきます。
例えば、旅慣れていて荷物は最低限の旅行という人の場合、1ヶ月の旅行でも機内持ち込みサイズのスーツケースで充分、ということもあります。
数泊の旅行でも、礼服などの用意が必要な場合、大き目のスーツケースやガーメントバッグが必要になってきます。
それなりの容量が、必要とされるのですね。
なので一概に、1週間の旅行だからこれ、と決め込むことは出来ないということです。
ただやはり旅慣れていない場合、この表示されたサイズは大いに参考になりますので、選択の一助にしてください。
最初のスーツケース購入でサイズの面で気をつけたいこと
ではあまり旅慣れていない、もしくは初購入の場合のサイズの選び方です。
大は小を兼ねると言うけれど
確かに、小さすぎるもしくはギリギリの容量のものでは、帰宅時に増えてしまうお土産の収納なども、いささか辛くなってしまいます。
なので普通の観光旅行の場合なら、ちょっと余裕を持ったサイズがおすすめです。
1週間の旅程なら、1週間程度のと表示されているスーツケースが、最も無難だということですね。
とはいえあれこれの条件と、また個人差も問題になってきます。
旅行の経験値も、荷物の大小に関わってきますので、初購入の場合は慎重にするのがおすすめです。
旅行の季節によっても大小の違いが
旅行の季節が冬か夏かでも、中身の容量はいささか違ってきます。
冬のほうがかさばる衣類が多いので、どうしても荷物の容量は増えます。
夏は着替えが多いので枚数は増えますが、それでも収納用のバッグを上手く使えば容量はぐっと減ります。
夏がメインなのか冬がメインなのかでちょっと分かれますが、これは冬のサイズに合わせたほうが面倒がありません。
それこそ大は小を兼ねるので、冬の旅行に合わせたサイズにしておくと、どんな季節でも同じ旅行の期間なら適応が出来ますね。
大き目のスーツケースはおすすめだけど
実際、海外旅行に年1回は行くだろうと言う場合、大き目のスーツケースは便利です。
ただ大きいものは自重も自然重くなってしまいます。
それに荷物を入れますので、その事も忘れないようにしてください。
店で持ち上げた時には自重だけしかわかりません。
これに自分の荷物を入れて、持ち上げることが出来るかがまず第一の問題です。
もう1つは飛行機会社の重量規定です。
LCCを利用する時は勿論ですが、大手キャリアの場合でも預け荷物の重量制限が低い会社もあります。
追加料金を取られないように、チェックが必要ですね。
数泊なので機内持ち込みサイズのもので
数泊の旅行だから機内持ち込みサイズのスーツケースのほうが、便利だし面倒がないとそちらにする人もいます。
これ旅慣れていない場合、あまりおすすめが出来ません。
といいいますのも、やはり最初は不安もあって、あれもこれもともしかして必要になるかもしれない物を、詰め込んでしまいがちだからです。
また帰宅時のお土産も、最初はかなり多くなってしまうのが通例です。
結局サブバッグを旅先で購入などということにもなりかねません。
まあ初手で、荷物を減らす工夫ができると考えるのなら、持ち込みサイズの利用も悪くないですね。
ただこれ、特に海外に出る場合は持ち込み荷物に入れられない物があることも、しっかりと計算に入れることが必要です。
セキュリティの関係で、持ち込み制限が厳しくなっていますので、最初の海外旅行の場合チェックポイントが多くてかなり難しいかもしれませんね。
大きなスーツケースを購入する前に
できれば、最初の旅行の時にはレンタルのスーツケースがおすすめなのです。
これならその後、旅行に行かなくなってしまっても問題がありません。
大きなスーツケースにクローゼットを占拠されることもありません。
不必要に大きなサイズを借りてしまっても、失敗したなあ次は注意しよう、で済みます。
このサイズだとこういう感じだから次はもう少し小さな物を、という見極めもつきます。
こういった利点がありますので、最初は購入を控えるのも手だということです。
1回海外に行って、もう2度とゴメンだという人もいるのです。
実際筆者の古い友人は、1回海外に出てみたものの、もう2度と行きたくないと宣言していました。
何があったのかちょっと興味がありますが、まあそういう人もいないではないのです。
多分あの人のスーツケースは、粗大ごみになってしまったのではないかと推測しています。
そういうことにならないように、初回のスーツケースはレンタルでというのも考慮に入れてみてください。
まとめ
個人差というのは実際あるものなので、この旅程ならこのサイズのスーツケースがと断言はできません。
でもまず最初は、表示されている旅行の長さでサイズを選ぶのが最も面倒がありません。
ただ明らかに、店でスーツケースと並んで立ってみたら、やたらスーツケースが大きく感じるなどの場合は、一回り小さなものにするほうが無難です。
スーツケースのサイズと使用者の体格もまた、外せないチェックポイントなのです。