意外と知らない? スーツケースとキャリーケースの違い

スーツケース

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スーツケースと言われて我々がイメージするものは、長方形のケースにローラーと持つところがついたものでしょう。

でも、キャリーケースと言われても同じものをイメージするのではないでしょうか?

この二つのものはそれぞれどう違うのでしょうか?

ここではそんな、キャリーケースとスーツケースの違いについて紹介していきます。



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今ではその二つには違いはない

キャリーケースとスーツケースの違いについて紹介する前にまずは、現代の考え方だけ説明しておきましょう。

元々は確かにキャリーケースとスーツケースの意味には明確な違いがありました。

でももう今では、キャリーケースとスーツケースの間には明確な違いはなくなっています。

日本語にはえてしてそういう言葉が合ったりします。

たとえば「代替」という漢字。

これは、元々は「だいたい」と読むことが正しいとされていた漢字です。

でもここ数年でそれを「だいがえ」と読む人があまりに多くなり、ついに今では「だいたい」「だいがえ」でも良くなったのです。

それと同じように、スーツケースとキャリーケースも、今ではその違いについて明確に意識している人はいなくなってきたので、スーツケースをキャリーケースと呼んでも問題はなくなりましたし、キャリーケースをスーツケースと呼んでも全く問題はなくなったのです。

年配の人と話す時には注意が必要かも

ただそれはあくまでも現代の話しです。

だからそうした新しい常識や見解についてこれていない人に、キャリーケースをスーツケースと言ったりスーツケースをキャリーケースと言っていたら、日本語を間違えていると思われてしまうこともあるでしょう。

そうして言葉の間違いを意気揚々と指摘されてしまうことになります。

それはやはり気持ちの良いものではないでしょう。

なので、年配の人と話す時に関しては多少注意して言葉を使わないとなりません。

また年配の人だけでなく、マレにこうした現代のどちらでもよくなった日本語に対してやたらと厳しい人がいます。

そういう人と話す時にも注意が必要です。

でも、注意するいっても、その違いについて明確に把握しておかないと、うまく注意することはできません。

だから以下で、その違いについてしっかりと把握していきましょう。



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ローラーがついているものがキャリーケース

キャリーケースとスーツケースの違いを把握するためには、まずキャリーケースとはどういうものなのかという、その元々の定義を見ていかないとならないでしょう。

キャリーケースとは、日本語にすると持ち運びができるケースという事になります。

キャリーというのは運搬するという意味ですから、そういう意味になるのです。

そしてそんな、持ち運びができるというところから連想していけば、キャリーケースがどういうものかはわかりやすいでしょう。

持ち運びができるということは、ローラーがついているという事です。

つまり、キャリーケースというのは、ローラーがついているケースという事になります。

キャリーバッグは英語ではない

上では、キャリーバッグというもの定義を、英語の単語の意味から紹介してきました。

でも、キャリーバッグというのは英語ではないのです。

それは、日本で作られた和製英語となります。

だから、海外の人にキャリーバッグの事を説明したいのであれば、若い人に説明するならスーツケースと説明するか、あるいは、きちんとした英語でキャリーバッグを意味する、トロリーバッグという言葉を用いて説明すると良いでしょう。

すると海外の人が相手であっても、きちんと意味が通じるようになります。

そうした言語の成りたちの違いも、ある意味では、スーツケースとキャリーケースの違いだと言えるでしょう。

必ずローラーがついている

キャリーケースという言葉は、必ずローラーがついているバッグに対して使われます。

なので、それ以外をキャリーケースと呼ぶことはありません。

ローラーがついているバッグをキャリーバッグと覚えるというのは、すごくシンプルで覚えやすいのでおすすめの覚え方です。

持つところだけついているけどローラーがついていないようなバッグは、それはキャリーケースではないのです。

では、持つところだけついていて、ローラーがついていないものは何というのでしょうか?

そのうちの一つがスーツケース

ローラーがついていないけど持つところがあるというバッグは本当にたくさんあります。

たとえばトートバッグだってそうですし、ボストンバッグだってそうなります。

そんなたくさんあるうちの一つがスーツケースになるのです。

スーツケースとボストンバッグやトートバッグ等との違いは、固さです。

基本的にスーツケースというのは、すごく固い素材で出来ています。

ボストンバッグやトートバッグは、どれだけ固くてもレザー程度でしょうが、スーツケースの場合は上に座れるくらいに固いことがあります。

それはいうなれば、キャリーケースのハードケースタイプからローラーを外したものと同じようなことです。

つまり、もともとキャリーケースとスーツケースは近いところにあったといえるのです。

だから、スーツケースとキャリーケースという言葉が混同していき、今のようにどちらでも良いようになっていったというわけです。

純粋なスーツケースは最近あまり見ない

また、スーツケースとキャリーケースが同じ意味として使われるようになっていった背景には、純粋なスーツケースは最近あまり見ないからという事もあるでしょう。

純粋なスーツケースは、あのハードな素材を片手で持ち上げて移動させないとなりません。

それはやはり、なかなかの手間ですし、決して使い勝手が良いとは言えないのです。

キャリーケースのように下にローラーがついていれば、たとえかたくて重い素材であったとしても、比較的に簡単に運ぶことができるようになりますだから今ではほとんどのものにローラーがついています。

そうして、本当のいみでのスーツケースというのは姿を消していったのです。

姿を消していけば当然、新しい形になったスーツケースがキャリーケースと呼ばれるのも当然のことだと言えるでしょう。

スーツケースは男性用だったという違いもある

スーツケースとキャリーケースには、スーツケースはもともとは男性用のバッグだったという違いもあります。

キャリーケースは、そもそもそれが登場した時点から、男性用という事も女性用という事もありませんでした。

男性でも女性でも普通にソレを使っていました。

でも、スーツケースの場合はちょっと違ったのです。

スーツケースは、もともとビジネスマンの仕事用のお出かけの為に作られているのです。

お出かけの際にもスーツが綺麗に入るようにという用途で作られているのですから、女性がそれを使うことはありませんでした。

当時は女性がスーツを着てバリバリ働くというような時代ではなかったので、スーツケースは男性の物と考えられていたと言っても過言ではないでしょう。

だから今でも男性用をスーツケースという人はいます。

そういう違いがあったという事もしっかりと覚えておくと良いでしょう。

まとめ

キャリーケースとスーツケースの違いについては以上になります。

今では意味の違いはないと言えるスーツケースとキャリーケースですが、元々は、キャリーケースはローラーがついているものをさし、スーツケースはローラーがない物をさしていたと覚えておくと良いでしょう。

そこさえ覚えておけば、誰と話す時にも心配はなくなります。







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