とても便利なバックパック、でも使用には注意も必要です
両手は使えるし重さも他のバッグほどには感じないので、大変に便利に使えるのがバックパックです。
旅行や登山は勿論のこと、通学に通勤に買い物にと使用する人の数はうなぎのぼりですね。
高齢者もこれなら、杖を持ったままで使用ができますので、安全に買い物にもいけます。
しかしこの便利なバッグも、使用の仕方によっては迷惑や危険にもなることがあるのです。
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バックパックは便利なバッグなので
とにかく便利なバックパックです。
通学通勤買い物と、何にでも使用ができます。
荷物の重さも、他のバッグに比べると軽く感じることが出来ます。
両肩に平均的に重さがかかるので、身体の歪みもそれほど助長されません。
荷物の収納の容量も、かなり大きなものですから、買い物で荷物が増えても充分に対応ができます。
サイズも豊富なので、必要に応じたサイズのものが手に入ります。
カジュアルな用途の多いバックパックですが、これほど便利なので今ではおしゃれ用のものも販売されています。
またビジネスバッグとしての利用も出来るような、機能性バッグでスーツにも違和感なく使用できるものも出ています。
街中や電車の中などでのバックパックを見かける割合は、50%とまでは行かなくてもかなりの率になっていると言って過言ではありません。
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背中に目がないのが問題に
ただこのバックパック、名前の通り背中に背負っての使用になります。
残念なことに人間の場合、自分の後ろは見えません。
フクロウやミミズクのように、ぐるっと首を回すことは出来ません。
なので背中にある荷物であるバックパックは、無防備にもなるということです。
加えて言えば、背中にあるバックパックが後ろの人に与える影響も、見えていないことになるのですね。
なのでバックパックを使用する時には、2種類の注意が必要になります。
1つは自分に関するセキュリティの問題です。
そしてもう1つが、他の人に対するマナーということになります。
自分の荷物は自分で守る
日本ではありがたいことに、めったに背中の荷物から何かを抜き出されるということはありません。
それでも決してその確率はゼロというものではないのも事実です。
貴重品は入れない習慣を
両手をフリーにしたいので、財布も全てバックパックに入れてしまう人がいますが、これは危険なので止めたほうが無難です。
勿論出し入れしやすいだろう、フロント部分のポケットに入れることは、厳禁です。
自分が出し入れしやすいということは、後ろの人にも無防備にさらされているということです。
他人を疑うことはしたくないですが、やはりここは安全を取るほうがおすすめですね。
貴重品は衣服の前側のポケットに入れるとか、サブバッグに入れる習慣をつけておくことが大事です。
海外旅行の時にもそういったセキュリティは生きてきます。
ファスナーはしっかりと閉めること
時々街中や電車の中で、バックパックの出し入れ口のファスナーを、もしくは留め具をしっかりと閉めていない人を見かけます。
ほんの少し空いていたり、場合によっては全部開けっ放しの人もいないではありません。
後ろに目がない人間ですので、それこそ何があっても見えないのが悲しいところです。
その気がなくても目の前に開いたバックパックが見えたら魔が差す、などということも無いではありません。
荷物の留め具はきっちりと止める習慣をつけてください。
雨の日の用心も忘れずに
これも同じく、背中の荷物に問題なのが、雨です。
背中にあるのでどの程度濡れているのかも、わからないことがあります。
特に傘を指している時は、傘から滴った水滴がバックパックを濡らしていることもあります。
目的地に到着したらバックパックがびしょ濡れだけでなく、中の荷物も濡れていたということのないように、予めカバーをかけるなどしておきたいですね。
バックパックに施された防水加工も、万全ではないことを心がけておいてください。
人混みでのバックパックの使用には注意を
電車の中などでもアナウンスされていますが、背中にあるバックパックは知らないうちに他の人の迷惑になっていることがあります。
混雑した場所での背中の荷物というもの
空いている場所ならまだしも、混んでいる道や電車でのバックパックは他の乗客への迷惑になることが多いですね。
自分の身体の厚みとか幅は、何となく自覚して動いているのが人間です。
しかしそれに加えての荷物となると、結構意識に入っていません。
バックパックだけでなく普通のバッグ、ショルダーバッグやボストンバッグも、無意識になっていることが多いのです。
つまり、人と人の間を通り抜けるような場合、自分の身体のサイズで無意識に通れるかどうか判断するので、荷物の分は計算に入っていないことが多いのです。
結果、荷物で誰かを押しのけてということになっていまいます。
また混雑した場所だと、特にバックパックの場合急激な方向転換で、後ろの人をバックパックで叩いてしまったりすることがあります。
前に抱えている荷物なら避けられる危険が、後ろにある荷物では避けられないことが多いのです。
自分自身はともかく、背中の荷物が他の人を押したり叩いたりしないように、注意することが必要ですね。
電車の中でのバックパックマナー
車内放送でも言われていますが、電車内、もしくは混雑した場所ではバックパックは背中から下ろすのがおすすめです。
下ろしたバックパックは手で下げる、もしくは抱えるなどするのがいいですね。
電車内なら、荷物棚に載せるという手もあります。
また手で持つのは重いという場合、前側に抱えてしまう、ショルダーストラップで完全にフロントバッグにしてしまう手もあります。
見場は悪いですが、人の迷惑にもならず重さも手に提げるよりは軽減され、また混雑した場所での荷物へのセキュリティにもなりますので、これはおすすめです。
ただ非常に混雑している場合は、手に提げて下の方に持ったほうが迷惑になりません。
足元に置く人もいますが、駅についた時などにフットワークを軽く即持ち上げるという、気遣いもお願いしたいと思うところです。
バックパックを背負っている時に注意したい
前述しましたが、バックパックを背負っている時の方向転換には注意が必要です。
これが後ろを歩いている人間には、かなり怖いものです。
筆者も危うく、顔を強打されかけたことがあります。
ご当人は気が付かずに、方向転換した先の友人らしい人と談笑していました。
それからは、その危険性がある場合には筆者、手を顔などのぶつかる危険のある場所にスタンバイしています。
実際それで前の人のバックパックを止めたことがあるのです。
さすがに気がついたその人は、謝ってくれました。
でも怪我してからでは遅いですし、怪我させてからも遅いのです。
バックパック使用時の、方向転換には注意してください。
特に上りのエスカレーターに乗っている時には、充分に気をつけてくださいね。
下手して後ろに乗っている人にぶつかると、結果将棋倒しになることも無いではないのです。
たかがバックパックで、大惨事ということにならないように、先手を打っての注意をしてください。
まとめ
たかがバックパックでも、されどバックパックでそれなりに危険があります。
この危険、自分に対するものなら仕方のないことです。
自己責任で済むことでもあります。
しかし他人に対して危険を与えることは、避けたいものですね。
目のない背中側にある荷物です。
油断せずにしっかりと管理して、便利に安全に使っていくことも充分に考えてください。