どこに気を付ければよい?キャリーバッグを持って階段を上がる際のポイント
キャリーバッグを持って移動している時、いつも平坦な道しかないのかというと、当然そんなことはありません。
時には階段を上らないとならないことも出てきます。
でも、そんな風にキャリーバッグを使いながら階段を上る際には、やはり気を付けないとならないこともあります。
そこでここでは、キャリーバッグを持って階段を上がる際のポイントについて紹介します。
身体の前で持ち上げるようにする
キャリーバッグをもって階段を上る際には、身体の前でそれを持ち上げるようにするというのが、一つ目のポイントになります。
身体の前でそれを持ち上げるようにしていけば、最悪階段でキャリーバッグから手を放してしまったとしても、自分の身体のぶつかるだけになります。
これがたとえば、身体の右側で持っていたとします。
そうして身体の右側でキャリーバッグを持っていると、うっかり手を滑らせてキャリーバッグを落としてしまった時、キャリーバッグは階段を転がり落ちることになります。
もし、下に誰もいないのであれば、そうしてキャリーバッグが転がり落ちたとしても大した問題にはなりません。
もちろん問題であることは間違いないのですが、そこまで大きな問題ではありません。
しかし、下に人がいたらどうでしょうか?
下にもし人がいたら、その人にキャリーバッグが当たってしまう可能性も出てきます。
しかもそのキャリーバッグは、階段を落ちながら、どんどん勢いを増しています。
それはもはや凶器になります。
そうなるリスクは、何としてでも埋めていかないとなりません。
その為には、階段を上る際には、キャリーバッグは身体の前で持ち上げるのが最適になります。
抱きかかえるように持つのがおすすめ
そうして身体の前で持つときには、抱きかかえるように持つのがおすすめになります。
別に、ハンドルを持ったままでも、持ち上げることはできなくはありません。
でも、かなり腕の筋肉が疲れることは間違いないです。
そうして腕の筋肉が疲れてしまうと、ふとした拍子に落としてしまうことも出てきます。
せっかくリスクを軽減するために身体の前で持っているのに、そんなつまらないリスクを負ってしまうのは残念です。
だから、そうならないように、身体の前で抱きかかえるのが一番なのです。
抱きかかえてしまえば、足にキャリーバッグが引っかかるという事故もなくなりますから、より安全に階段を進んでいけるようになります。
下と横に手を入れるようにする
キャリーバッグを抱きかかえる際には、持ち方のポイントがあります。
それが、下と横に手を入れるということです。
下というのは言わずもがなで、タイヤが付いているあたりになります。
そのあたりにまず手を入れます。
横は、キャリーバッグのサイドの面であればどこでも良いですが、持ちやすい、抱きかかえやすいのは、ちょうど肩の高さくらいのところになります。
そこからサイド、前面、そして逆サイドと手をまわしつけるようにしていき、最後のところでギュッと力を入れます。
そうして、下と横で持つようにしていけば、そうそう落としてしまうということはなくなります。
こういう持ち方は、引っ越し作業などで、引越し屋さんが段ボールを持つ際に持つ持ち方になります。
そういう持ち方をしていれば落ちないということは、それによっても証明されます。
両手を使うので注意
ただ、この持ち方で階段を上がる際には、気を付けないとならないことがあります。
それが、階段を踏み外したり、あるいは階段に躓いたりしないようにすることです。
なぜなら、こういう持ち方でキャリーバッグを持っていると、両手を使うことになるからです。
両手をしっかりと使っている状態でもし階段に躓いて転んでしまっていたら、それはやはりすごく危険になります。
だから、こういう持ち方でキャリーバッグをもって階段を上がっていく際には、なるべく慎重に階段を上がるようにしていくべきです。
まちがっても、急いで上がるようなことはないようにしていってください。
よほど急いでいる時であっても、できれば慎重に上っていくべきです。
もしそこで転んでしまったりしていたら、時間のロスは5分10分のロスではなくなりますから。
やや斜め前で持つようにする
身体の前で持つようにするとは言っても、完全に身体の中心部の前で持つようにするのはあまりおすすめできません。
なぜなら、そういう持ち方をしてしまうと、階段が全然見えなくなってしまうからです。
キャリーバッグがすごく小ぶりだったりすれば、別にそうして身体の中央部の前でキャリーバッグを持っていても、大して問題なく下を見ることはできます。
でも、そこまで小さなキャリーバッグを使用している方はあまり多くないです。
基本的には、身体の中央部の前でキャリーバッグを抱きかかえるようにしていると、階段が見えなくなるようになるものです。
そうして階段が見えなくなってしまっていたら、やはり転んでしまう可能性は高くなります。
先述のとおり、この持ち方をしている時には両手が埋まっていますから、転んでしまうのは極めて危険です。
だからそうなるリスクを減らすため、少しでも足元が見えるようにしていかないとなりません。
そんな風に足元が見えるようにするためには、身体の中央部の前面で持つのではなく、やや斜め前でそうして持つようにするのが適切です。
横に歩くのでも良い
またあるいは、そうして斜め前で持つのではなくとも、身体をやや斜めにして、横向き気味に歩くというのでも良いです。
そうすればしっかりと視野が確保されるので、転ぶリスクは少なくなります。
ただその方法の場合、やや歩きづらいところがあるので、それが問題にはなります。
ハンドルはきちんとしまっておく
キャリーバッグを抱きかかえて階段を上っていく際には、ハンドルはいちいちきちんとしまっておく必要があります。
ハンドルを出したまま階段を上っていった方が、よりスピーディーであることはまず間違いありません。
でも、ハンドルを出したまま抱きかかえてしまうと、今度はそのハンドルが視野を邪魔してきます。
確かにそれはものすごく邪魔なわけではありません。
そのせいで全然前が見えないということはそうありません。
でも、邪魔になることは確実です。
だから、しまえるのであればしまうに越したことはないのです。
そしてだいたいのキャリーバッグで、それはしまうことができます。
なので、ハンドルは逐一しまってキャリーバッグを運んでいってください。
誰かにぶつかることもある
基本的には抱きかかえているわけですから、ハンドルを出していてもそれが誰かにぶつかることはありません。
でも、それを持ちあげる瞬間だったり、あるいは抱きかかえていたりする状態からそれを下す瞬間では、そのハンドが思いもよらないところまで届いてしまい、誰かにぶつかってしまうこともあります。
勿論それがぶつかったくらいで怪我をする可能性は少ないですが、それが迷惑であるということはまず間違いありません。
だから、できればそうならないように、しまっておくべきなのです。
まとめ
キャリーバッグをもって階段を上がるときには、是非これらのポイントに気を付けて上がっていってください。
これらのポイントに気を付けておかないと、誰かに怪我をさせたり、自分が怪我をしたりするリスクがでてきて、すごく危険になります。
ただ逆に、これらに気を付けておけば、そうなるリスクは最低限に抑えることができるので、是非気を付けていってください。