キャリーバッグにうまく荷物を詰めるための8つのポイント
キャリーバッグと言えば、旅行に欠かせない便利なアイテムです。
しかし、これを使う際は、荷物の詰め方に注意しなければなりません。
旅行などでは荷物が増えることも多いですが、そこで適当な詰め方をすると、どうしても入らなくなり、無駄な時間を費やしてしまうかもしれません。
そこで、キャリーバッグにうまく荷物を詰めるための、8つのポイントを紹介しましょう。
まずは荷物を厳選
キャリーバッグの荷造りというのは、実際に詰める前から、すでに始まっています。
つまり、持っていく荷物を厳選するのです。
上手に詰めるためのテクニックは大切ですが、それも万能ではありません。
いくら工夫しても、キャリーバッグの容量を大幅に超えるようでは、どうしても入らないものが出てきます。
特に、旅行となれば、つい必要ないものまで持って行きたくなるものです。
そこで、荷物の選別をする際は、基準を設けるようにしましょう。
荷物の必要性は、現地調達が可能かどうかで判断することができます。
例えば、服や食べ物は現地でも買えますが、眼鏡やコンタクトレンズなどは、自分に合うものを見つけるのは難しいでしょう。
このように、「現地では手に入らないもの」という基準を意識して選べば、本当に必要なものだけが手元に残るはずです。
そうして厳選しておけば、工夫次第で十分に詰め込むことができるでしょう。
固いものから入れよう
荷物を詰めるときは、なるべく固いものから先に入れていきましょう。
なぜなら、固いものは、形を変えられないことが多いためです。
例えば、ハードカバーの本を入れる際は、コンパクトに畳んだり分解したりできないので、最後に入らないようなら、どうすることもできません。
しかし、柔らかい衣類などであれば、ギュッと小さく畳んだり丸めたりすれば、あとからでも入る可能性が高いです。
そのため、どうやっても形が変わらないものは、あとに残さないようにしましょう。
厄介なものを先に片付けて、柔らかいものだけ残しておけば、調整しながらうまく納めることができます。
重いものから入れよう
重みのある荷物も、固いものと同様に、なるべく先に入れた方がよいでしょう。
これは、重いものをあとから入れると、バランスが悪くなってしまうためです。
上の方に重い荷物が入っていると、グラグラして安定せず、すぐ倒れそうになります。
しかし、下が重くなっていると、キャリーバッグ全体が安定するので、立てておくときも安心なのです。
そのため、先述のような本や、靴、アウターなどの重いものは、先に下へ入れて重しにしてしまいましょう。
また、重いものが上にあると、下の荷物を押しつぶしてしまうこともあります。
重力のために、どうしても下へ向かって圧力がかかるので、耐久性のないものは壊れてしまうかもしれません。
そうしたリスクを避けるためにも、重いものが上にならないように注意してください。
衣類はコンパクトに
衣類は柔らかいので、入りやすいように形を変えて、調整することができます。
そのため、できるだけコンパクトにして、その分だけ空いた隙間を有効活用するのがおすすめです。
また、先述のように、小さくした衣類をあとから入れる際は、隙間を埋めるように配置するとよいでしょう。
コンパクトにしておけば、ちょっとした隙間にも入れ込むことができるので、キャリーバッグの内部を無駄なく使うことができます。
隙間を埋めることは、他の荷物を固定するためにも役立つでしょう。
しかし、あまり小さく圧縮すると、出したときのシワが気になるものです。
そんなときは、シワができにくい方法で入れていきましょう。
例えば、筒のように細長く巻いておくと、普通に畳むよりもシワのリスクは少なくなります。
また、衣類をミルフィーユのように重ねて入れるのも、シワを防ぐ収納方法です。
そうした方法を用いれば、小さくしても、衣類にシワができることはないでしょう。
壊れやすいものは衣類に包む
キャリーバッグの荷造りでは、「壊れやすいものをどう入れるか」という問題があります。
ドライヤーやヘアアイロンなどは、そのまま入れていたのでは壊れてしまう可能性が高いので、ダメージを減らすような工夫をしなければなりません。
箱に入れておけば壊れる心配はありませんが、キャリーバッグに入れる場合、かさばるのは避けたいところです。
そんなときは、一緒に持って行く衣類を活用しましょう。
衣類にドライヤーなどを包んで入れておけば、衝撃を吸収することができるため、破損するリスクは軽減できます。
大切な衣類をクッションとして使うことに抵抗がある場合は、部屋着などを利用するとよいでしょう。
いちご大福になっているか
壊れやすいものを安全に運ぶには、いちご大福を意識して入れることも大切です。
つまり、キャリーバッグの真ん中に最も壊れやすいものを配置し、その周囲を、柔らかい衣類などで包む形にするのです。
そのように、いちご大福の状態をつくっておけば、衝撃が内部にまで届くことは少ないでしょう。
衣類に包んでおいたとしても、バッグの表面に近いところに入っていれば、何かにぶつけた際、その衝撃を吸収しきれない可能性もあります。
しかし、なるべく内側に入れ込んでおけば、クッションになるものが多いので、より確実にダメージを軽減できるのです。
これは、壊れやすいお土産を買ったときなども有効な方法なので、帰りの荷造りでも注意しておきましょう。
ビニールでまとめよう
キャリーバッグに荷物を詰めるとき、意外と面倒なのが、洗面用具や化粧品といった小物類です。
小物をそのまま入れてしまうと、中身がゴチャゴチャしてしまい、どうしてもすっきり納めることができません。
そこで、ジップロックなどのビニール袋を利用して、適度にまとめておくことをおすすめします。
いくつかに分けてまとめておけば、整理しやすく、楽に収納することができるのです。
また、同じ用途のものをまとめておけば、出して使うときもスムーズです。
バラバラになっていると、必要なものを揃えるために、バッグの中をかき回すようなこともありますが、あらかじめ袋にまとめてあれば、探さずに済みます。
お土産のスペースを忘れずに
ここまで紹介してきたポイントを押さえておけば、キャリーバッグの中にきっちりと荷物を納めることができるでしょう。
しかし、あまり隙間なく詰め込むのは問題です。
なぜなら、帰りにお土産などを入れるスペースがなくなってしまうからです。
旅行と言えば、お土産はつき物ですが、「せっかく買ったのに入らない」という失敗は、決して少なくありません。
行きの準備の際は、必要なものを詰め込むことに集中しすぎて、あとのことを考えずに荷造りしてしまうことも多いのです。
しかし、旅行では、荷物が増えることも考慮しておく必要があります。
お土産以外にも、予定になかった荷物が増えたりするかもしれません。
そんなときは、キャリーバッグの中に少し隙間があると、とても役立ちます。
キャリーバッグに荷物を詰めるときは、隙間を埋めることばかり考えず、余裕を残しておくことも忘れないようにしましょう。
まとめ
キャリーバッグに荷物を入れる際は、うまく詰め込むために、かなり時間をかけてしまうこともあります。
悩みながら進めていると、どうしても長くなってしまうものです。
しかし、ここで紹介したようなポイントをあらかじめ把握しておけば、最初からそれに沿って行動できるので、時間を短縮することができます。
スムーズに荷造りを終わらせて、出発に備えておきましょう。