キャリーバッグの種類2種類と、その選び方のポイント!
キャリーバッグはどれも同じだと思っていませんか?
空港などで観察していると、色々なデザインや機能を持ったキャリーバッグがあるのがわかります。
よく旅をする方などは、ステッカーをたくさんキャリーバッグに貼っている方がいますが、なぜ貼っているのかご存知ですか?
今回は、そんなキャリーバッグの種類から、選ぶ時のポイントについてご紹介します。
サイズ選び
キャリーケースを選ぶ際に、気になるのがサイズです。
そのサイズを選ぶ基準は何かるのでしょうか?
サイズ選びは、基本滞在期間と自分の身長に合わせます。
キャリーケースは一般的に、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ、LLサイズと分かれております。
初めから、1~2泊用、3〜4泊用、5泊~1週間用、1週間〜10日用、10日〜2週間用という目安で作られております。
また、身長も150cm以下の方は、Sサイズがぴったりきますし、160cmの方は次のMサイズがおすすめです。
このように、10cmごとにLサイズ、LLサイズも参考にして、購入の目安にすることができます。
キャリーケースのタイプ
フレームタイプ
ハードケースタイプのキャリーケースに多く採用されており、噛み合わせる部分がプラスチックや金属でできており、しっかりとした作りになっております。
メリットは、丈夫なところで、フレームがアルミニウムなどの金属で覆われているため安心感があります。
逆にデメリットは、丈夫な分重さが重たくなってしまうことです。
また、開閉の際は口を大きく広げるように開閉するので、地面に寝かせて広げなければならないので広いスペースを必要としてしまいます。
ファスナータイプ
ファスナータイプは柔らかい布タイプのものによく採用されています。
最近では、プラスチックなどのハードタイプでも開閉部にファスナーが取り付けられることも多くなりました。
メリットとしては、ファスナーをちょっと開閉して荷物を出し入れできるので便利です。
また、フレームタイプと比べて軽くできています。
ファスナーがぐにゃぐにゃ動くので、お皿など割れやすいものを入れてしまうと、キャリーケースの中で衝撃が伝わり破損してしまう可能性があります。
機内持ち込み
何泊もするために大きなキャリーケースは預け入れをしなければなりませんが、手荷物として持ち込みができるキャリーケースもあります。
LCCですと、預けるには追加料金がかかることが多いですので、チョイ乗りの際などはキャリーケースで機内持ち込みすると経費が削減できます。
機内に持ち込めるサイズは使用する機体の種類や企業によって若干異なりますが、高さ55cm、幅40cm、奥行き25cm以内であれば、ほとんどの航空会社に持ち込みができるキャリーケースのサイズとなっております。
セキュリティーロック
海外旅行をする方はご存知かもしれませんが、一部の路線ではキャリーケースに鍵をつけることは禁止されております。
一つの例として、アメリカ合衆国へ向かわれる際、決められた方式で開けられる鍵以外は使用禁止になっております。
TSAロックと呼ばれるもので、検査官が特殊なマスターキーのようなもので、どのTSAロックも開けられるというシステムになっております。
これ以外の鍵を使っていると、何か検査になった時に鍵を壊されて検査になってしまいます。
また、この際の鍵の弁償などは行われないので、渡米する際に鍵をかけたければTSAロックを採用しているキャリーケースを使用することにしましょう。
価格帯
価格帯は数千円から10万円を超えるものまで様々です。
サイズや、ハードタイプかソフトタイプかなどでも値段が変わってきます。
また、すべてのキャリーケースではありませんが値段が高い方が丈夫にできていることが多いので、長持ちする傾向にあります。
お気に入りのキャリーケースは、是非長持ちしてもらいたいものです。
ステッカー
よく旅行されている方のキャリーケースにステッカーが貼られているのを目にします。
なぜステッカーを貼っているのでしょうか?
1つ目はただ単に、自分のキャリーケースのデコレーションとして貼っているパターンです。
2つ目は、荷物を預けて受け取りの際に、他の同じや似たデザインのキャリーケースを持っている人のキャリーケースを間違って持って行かないようにするためです。
色々なステッカーを貼ることにより、他の人とキャリーケースとステッカーまでもがかぶることが少なくなります。
これにより、キャリーケースの取り間違え防止につながるのです。
また、アフリカの一部の地域の治安の悪い場所では、わざと同じキャリーケースを用意して、その中に薬物などを詰め込んで、運び屋にさせようと悪巧みする集団もいるので、オリジナルをアレンジすることでこのような人たちのターゲットにならずに済むのです。
行きと帰り
出発前にパッキングをして出かけると思いますが、この時にキャリーバッグパンパンに荷物を詰めてはいけません。
他にカバンを持っていくならいいですが、旅行は行きよりも帰りの方が荷物が増えてしまうからです。
色々な服を現地に持って行きコーディネートを楽しみたい気持ちはわかりますが、行きでギリギリなら帰りに服などかさばるものを何着か捨ててこなければならなくなってしまいます。
一度来た服がきちんとたたまれていなかったり、お土産を買い込みすぎてしまうせいです。
キャスターの数
キャリーバッグには、2輪のタイプと4輪のタイプがあるのをご存知でしょうか?
キャリーバッグを引っ張って運ぶ際に、違いが出てくるのでキャリーバッグ選びにおいて大切な個所の一つです。
2輪タイプ
まず2輪タイプですが、進行方向の辺に2個車輪が平行につけられているタイプです。
引っ張る際にはハンドルを引き延ばし、進行方向へ少し傾けて引っ張ります。
このタイプのメリットとしては、車輪が4つタイプに比べて少ないので、凸凹した道では引っ張りやすいです。
ちょっとした段差でもスムーズについて来てくれます。
また、進行方向と逆の辺ではストッパーの役目を果たすので、止まっている時に勝手に転がって行ってしまう心配が減ります。
さらに、4輪タイプと比べて車輪が大きいものが採用されているので、転がした時の音が静かであるということがいえるでしょう。
デメリットとしては、車輪が自由運動しないので、方向転換が若干しづらいという点があります。
また、少し進行方向へキャリーバッグを傾けるので4輪タイプと比べて若干余計な重さが手にかかってしまいます。
さらに、少し高い段差や石が落ちていると、その出っ張りがキャリーケースの進行方向側の面に当たってしまい、進行方向側だけがボロボロになってしまう点が挙げられます。
4輪タイプ
次に4輪タイプのメリットですが、4輪全てを使って走行できるので腕に余計な荷重がかからずにすみます。
少しがたついた地面では、2輪タイプのように傾けての移動も可能です。
また、車輪が自由に回るので、方向転換がしやすいです。
デメリットとしては、2輪と比べて車輪が小さいのでより小さな段差でもつまずいてしまい、前に進めなくなってしまいます。
また、小さい車輪のせいで音が2輪タイプよりも大きくなってしまいます。
まとめ
このようにキャリーバッグを選ぶ際に関わってくる重要ポイントを押さえておくことで、実際に購入する際に後悔が少なくて済むでしょう。
自分の身長にや宿泊日数でキャリーバッグを選んでもいいですし、少し余裕を持っておくと帰りの心配が減っていいかもしれません。
最後に、旅行は行きよりも帰りの方が荷物が増える傾向にあることを忘れないようにしましょう。