スーツケースに上手く荷物を詰めるのはとっても大事なこと!
スーツケースに荷物を詰めて、さあ旅行への第一歩となるわけですが、荷物の詰め方をきちんと考えていますか。
取り敢えず思いついたものを次から次へと詰め込んで、必死で蓋をして鍵をかけて飛び出す、なんてことしていませんか。
スーツケースは詰め方次第で、重くも感じますし軽くも感じるものです。
荷物を詰める時にちょっとだけ、気を使ってみてください。
目次
初めにしたいことは持っていくものを選ぶこと
旅慣れた人でも、いえ旅慣れた人ほど荷物の作り方には気を配るものです。
必要のない物、現地でも購入可能なもの、使うかどうかわからないものなどは、荷物リストから外したほうが賢明です。
あれここれもと詰め込んでいくと、あっという間にスーツケースは満杯になってしまいます。
帰りには明らかに、おみやげの分荷物が増えることは明らかです。
行きにすでに満杯のスーツケースでは、ろくにお土産も入れられません。
どころか、気がついたら荷物を持ち上げることができなかった、などということもあります。
まずは持っていくものを厳選することが大事です。
とは言え、特に初めての海外旅行だとすれば、やはり不安もあるものです。
そうなるといくら機能性の高いスーツケースでも、何をどこに入れたかわからなくなることも無いではありません。
まずはそこから始めていくと、荷物の詰め方も上手になっていきます。
スーツケースの小分けのポケットも便利だけど
近頃のスーツケースやキャリーバッグは、機能性の高いものが多々あります。
特に小分けするためのポケットは。
豊富に付けられているものが多くなりました。
これは大変に便利なのですが、まだ使い慣れないスーツケースだったりすると、それこそ何をどこに入れたかわからなくなることもあります。
そんな時は使い慣れたポーチなどで、細かいものは整理していくのがおすすめです。
使い慣れたポーチなら、外側の柄を見ただけで何が入っているか一目瞭然です。
また下着などの区分けには、100均などで売っている洗濯ネットが活躍してくれます。
しかも洗濯ネットなら、旅先で洗濯する時にも使用ができますから、一石二鳥ということになります。
またネットだと中身がすぐに見えるというありがたさもあります。
充分に利用をしてください。
ただ女性などの場合、下着を入れておくにはちょっと不向きなのも事実です。
税関で荷物検査があった時に、いささかはばかられるものはネットでの区分けには向いていませんね。
荷物の細かい区分けが済んだらさあ詰めていこう
小分けがだいたい済んだら、いよいよ荷物を詰めていくことになります。
普通のスーツケース、手で持って運ぶものとキャリーバッグではちょっとコツが違います。
普通のスーツケース、手で運ぶもしくはキャリーバー無しでキャスター付き
普通のスーツケースの場合手に持って運ぶにしても、下部についているキャスターでころがしていくにしろ、荷物詰めのコツはだいたい同じです。
勿論と言っては何ですが、重いものは下の方に入れておきます。
この時この重さがある荷物は出来るだけ、均等に詰めるようにしてください。
と言いますのも、不均等に詰めた場合荷物の自立が難しくなるからです。
残念なことにスーツケースの下部は、幅が広いとはいえません。
また殆どのスーツケースの場合、真二つに分かれるように蓋が開けられます。
荷物の整理には大変便利なのですが、そのためにどうしてもデコボコができてしまいます。
そのために倒れやすくなってしまうのですね。
勿論支えになる足がついていますが、それだけでは足りません。
荷物を詰める時に、そこも気を使うのがおすすめです。
勿論上の方には軽いものを詰めていきます。
例を上げれば、本とか電化製品などの重さのあるものを下の方に、衣類は上の方にという感じですね。
壊れやすい電化製品は、衣類で巻いてしまうのがおすすめです。
キャリーバッグ、キャリーバーの付いているスーツケース
今や飛行場などで、キャリーバッグ以外のスーツケースを持っている人は、稀有な存在になってしまいました。
旅行にはキャリーバッグが当たり前、の世の中になりましたね。
しかしこのキャリーバッグ、特に2輪の場合は普通のスーツケースよりも荷物の詰め方には少々工夫が必要です。
とは言っても旅行用のキャリーバッグの場合、現在では4輪のものが当たり前になってきています。
実際事故などを防ぐには、2輪よりもずっと上なのが4輪です。
身体の脇につけて移動できるので、事故を防げるのですね。
そしてまた、4輪のほうが詰め方も簡単なのです。
2輪の場合、荷物自体が移動中に傾くことになります。
なので下の部分の車輪の方に重いものを詰めて、それ以外にはあまり重くないものを詰めるのが無難です。
そうしないと自立の面からも、ちょっと問題が出てきてしまうのです。
しかし4輪なら、体側につけて移動する場合は、平均的に下の部分に重いものを詰めていって問題ありません。
ただどちらも、普通のスーツケースと違って固定され上下が固定されることが多いので、荷物の偏りは多くなってしまいます。
Tシャツは何しろ便利で使い勝手良好
洗濯ネットなどでの小分けも使い勝手が良いものですが、筆者が今もやっている荷物詰めの時の簡単な工夫をご紹介します。
下着としてもカジュアルなお出かけ着としても、大活躍のTシャツは旅のスタートからお役立ちの衣類です。
壊れ物には衣類やソックスでクッションを
壊れ物と言っても種類は色々ですが、何故か壊れ物のほうが重量があったりします。
重いのでできるだけ下の方に詰めたいけど、壊れるのが心配なのは当たり前です。
筆者がやったのは、例えば電化製品などはTシャツでぐるぐる巻きにして、クッション代わりにしたことです。
これが意外とちゃんと衝撃を吸収してくれて、壊れたことはありません。
しかもTシャツも自然と収納できるので、楽々というわけです。
ただ問題は、結構シワになりますので、シワになっても構わない例えば下着代わりのTシャツとかに限られるということです。
そのあたりはご注意ください。
荷物の偏りもTシャツさえあれば解決
どうやっても荷物の偏りというのは、避けられるものではありません。
しかし少しでも荷物の偏りは少なくしたいものです。
特に壊れ物等がある時には、それを詰めた辺りだけでも偏りを減らしたいものですね。
なのでここでもTシャツを使います。
荷物の隙間に、Tシャツを詰めていくだけです。
壊れ物同士がぶつからないようにするためにも、かなりTシャツクッションは有効ですので、試してみてください。
スーツケースは荷物に合わせて形を変えてくれません
何時かは、入れた荷物に合わせて形を変えてくれるスーツケースが登場するかもしれません。
しかし現在では、スーツケースに合わせて荷物をつけていくしかありません。
しかもまだ、何をどう入れても自立してくれるスーツケースもありません。
こちらが工夫して、倒れないように重心を工夫して荷物を詰めるしか無いのです。
普通の買い物でも、重い荷物は下の方に入れるというのは、当たり前のことです。
ただスーツケースの大きさに惑わされて、ついそういった当たり前のことを見逃してしまいがちです。
初心に立ち返って、スーツケースの詰め方を見直してみませんか。
まとめ
いくら旅慣れていても、慌てて荷物を詰めては必要なものを入れ忘れ、ということも無いではありません。
特に長期にわたる旅行の場合、しっかりと持っていくものをチェックしなくてはなりません。
その後スーツケースに詰めるという作業も、手抜きがあると面倒なことにもなります。
ちなみに筆者、重心のことを忘れてスーツケースに荷物を詰め、結果旅先のトイレで倒れてしまったことがあるのです。
そういうことのないように、どうぞご注意ください。