目的に合わせたスーツケースの選び方5ポイント

スーツケース

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日本国内の旅行でも使用するスーツケースですが、特に海外旅行で使用する際は、邪魔にならず使いやすいタイプを選びたいものです。

また、大切な荷物を入れておくので、盗難や破損などのトラブルを予防できる安全性も重視することになります。

そこで、目的に合わせたスーツケースを選ぶために、5つのポイントに分けて取り上げましょう。



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持ち運びをスムーズにする

旅行は距離や時間も長く、自分でスーツケースを移動させなくてはいけません。

荷物が多いほどスーツケースのサイズが大きくなり、その分重さも増えるのがデメリットになるでしょう。

エレベーターやエスカレーターなどの施設が十分ではない場所でも、スーツケース本体が軽ければ、旅行の移動が快適になります。

軽量素材のスーツケース

国内よりも海外の方が空港職員によるスーツケースの扱い方が、大らかで配慮に欠ける面があると感じる方は多いです。

購入して初めて使ったスーツケースでも、旅行先についた時点で傷がついているというのはよくある意見ですし、外国人はスーツケースの傷はあまり気にしない傾向があるのも事実です。

丁寧な扱いが期待できないなら、スーツケースは頑丈な素材から選びたくなります。

しかし、「重たくて丈夫」では持ち運びが大変で旅行が楽しめなくなる可能性もあるので、「軽量かつ丈夫」を重視すると運びやすくなります。

以前から注目される素材に「ポリカーボネイト」があり、丈夫で柔軟性のある素材であることから、スーツケースに使用しても破損の可能性が低いと評価されています。

価格によって使用しているポリカーボネイトの量は異なりますので、予算内で軽量かつ丈夫なスーツケースを選ぶ基準になるでしょう。

フレームで選ぶ軽量スーツケース

スーツケースにはフレームがついていて、開け閉めしやすくなっています。

ちょうどスーツケースを開けた時に縁取りのようになっている部分で、形が崩れないためにもフレームが役立っています。

スーツケース本体と同様に丈夫さが求められますが、重さが増す原因に挙げられているパーツです。

現在は、金属のフレームをファスナーにすることで軽量化を図っているスーツケースが増えています。

また、従来はアルミフレームを使用していますが、マグネシウムフレームを使用したスーツケースも軽量で持ち運びに便利だと言われるようになりました。

ファスナーフレームはとても軽くて便利ですが、布製なので中に水がしみこむ可能性があります。

荷物が濡れるのを予防するために、防水加工したファスナーフレームもあるので比較ポイントに挙げておきます。

機動性の高いスーツケース

スーツケースのキャスター部分は、二輪と四輪に分かれています。

主に日本製のスーツケースは四輪、海外製のスーツケースは二輪の構造が多いと言えます。

二輪スーツケースは、ハンドル側を下に傾けて引いて動かすようにできていますので、動きには制限があります。

角度によってはバランスを崩したり、動かしにくさを感じるスーツケースもあります。

しかし、四輪のスーツケースは傾けて引かなくても、スーツケースを立てた状態で自由に動かせるのが利点です。

スーツケースの動かし方はとにかく自由な方がいいという方には、四輪のスーツケースがおすすめです。



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安全性を重視する

スーツケースは持ち運びがしやすいのも大切ですが、特に海外旅行では荷物の盗難防止など安全性も重視されます。

安全性の事情が異なる海外にも、安心して持っていけるスーツケースの選び方も把握しておきましょう。

アメリカ経由ならTSAロック

2011年9月にアメリカで同時多発テロが起こって以来、アメリカ発着、もしくはアメリカを経由(トランジット)する旅行では、TSAロックが義務付けられています。

TSAロックは空港職員がランダムに荷物の中を検査するための合鍵に対応していて、危険物が潜まないようにするために用いられています。

万が一、TSAロックを使用していないスーツケースに鍵がかかっていると、無理に開けて検査する可能性もあるのでスーツケースの破損やトラブルの原因だと考えられています。

破損したスーツケースを持って旅行するのは、安全面でもおすすめできないので、アメリカ発着やトランジットアメリカの空港を利用するときにはTSAロックが必須でしょう。

また、アメリカではスーツケースの重さが22kg(50ポンド)以内の場合、荷物を預けず機内の持ち込んで良い航空会社が多いので、軽量化されたスーツケースならTSAロックを必要としない場合もあります。

ただし、航空会社によって機内持ち込みの重さ制限やサイズ制限が異なるので、事前に確認しておくことが必要です。

その場で持ち込めないことが分かった時が、最も困ると言われていますので、確認しないのであればTSAロックを付けたスーツケースを選ぶと無難でしょう。

破損しにくいフレームスーツケース

軽量化して持ち歩くには、ファスナーフレームのスーツケースがおすすめです。

特に女性の方から選ばれていますので、非常に持ち運びが便利だと言えます。

ただし、安全性を重視する場合は、メタルフレームの方に利点を感じるでしょう。

ご存知の通りファスナーは布製なので、万が一盗難にあったらナイフなどを使ってスーツケースが開けられてしまう可能性があります。

ところが、メタルフレームなら鍵以外で開けようとしても強い力や専用の工具が必要となり簡単に開けることはできません。

重さはともかく、スーツケースに安全性を求める方にはメタルフレームの方がおすすめです。

重さと安全性を比べた時に相反するポイントなので、どちらの条件を優先してスーツケースを選ぶのかを考えた方が良いでしょう。

どちらの条件も譲れず「軽量かつ安全」なスーツケースが欲しいということなら、マグネシウムフレームを選ぶと軽くて安全なものが選べます。

日数によって異なるサイズ

スーツケースを選ぶときは、旅行の日数に合わせたジャストサイズを選ぶのがおすすめです。

2~3日程度の旅行なら45L程度で十分です。

さらに1週間程度なら65~90Lの容量、そして10日以上の長期なら90L以上の容量を選ぶことが基準です。

注意点として、寒い時期や寒い場所への旅行では、厚手の衣類を入れますので日程に関わらず大きめのスーツケースが必要になる場合もあります。

フォーマルなシーンに参加する機会があるなら、ファッションの他にシューズも合わせて荷物が多くなることも考慮すると、スーツケースのサイズ選びで間違いがありません。

また、現地でお土産などの購入品が多い方も、ワンサイズ大きいスーツケースがあれば、帰路で荷物が増えて不便を感じることはないでしょう。

旅行の都度、スーツケースを買いそろえるのは大変だと思う方は、旅行会社や旅行グッズ販売店でスーツケースレンタルも利用できます。

繁忙期には希望するスーツケースが選べないデメリットもありますが、格安で傷も気にならずに使えますし、自宅で収納場所に困ることもありません。

出発の1週間程度前には、レンタル予約を申し込むことになるので、早めに検討したほうが良いでしょう。

まとめ

海外旅行で使用するスーツケースには、様々な希望条件があります。

しかし、中には1つの条件を重視すると、もう1つの条件がクリアできないことがあります。

優先条件を決めて、使いやすいスーツケースを選ぶと旅行がさらに楽しくなるので参考にしてください。

旅行の最中に不便を感じないために、必要な情報収集も欠かせないでしょう。







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