スーツケースの選び方【その概要と個性的な5ブランドの紹介】
これから海外旅行や国内旅行など遠出をする機会のある方も少なくないのではないでしょうか。
そんな時、たくさんの荷物やお土産を入れようと思ったら普通のバッグではなく、スーツケースを利用することも多いはずです。
今回スーツケースの特徴やキャリーバックとの違いをお話しし、おすすめのブランドのモデルも紹介します。
スーツケースとは
スーツケースとは旅行用の鞄のことです。
皮革や布、硬質プラスチックなどの樹脂やビニールなどでつくられる大型の鞄のことを指し、衣類などを運ぶために用いられることが多いケースのことです。
その他の特徴として、鍵がかかるようになっていたり、多くの鞄と異なり、二枚貝のように口が大きく開き展開できる構造になっています。
また、キャスターが付いているものがほとんどなので、それも特徴といえるかもしれません。
ただ大きいだけでなく構造なども含めて様々な特徴のあるカバンがスーツケースといえます。
キャリーバッグとの違い
キャリーバックとの違いについて疑問に思う場合も少なくありませんが、基本的には同じものです。
ただ、厳密にいうとキャリーバッグの一ジャンルとしてスーツケースがあるという捉え方をする場合が少なくありません。
あるいは男性用のビジネス向け旅行鞄をスーツケース、プライベートに用いる旅行鞄をキャリーバッグとする考え方もあります。
いずれにしても、ほぼ一緒の扱いを受ける場合が多いのがスーツケースとキャリーバッグの関係です。
スーツケースのサイズ
スーツケースのサイズは様々なものがあります。
一つの目安として1泊10リットルという容量が目安といえます。
なので、海外旅行で言えば多くの場合4泊程度はしますから、最低でも40リットルになります。
ただ、あくまで泊まるだけのことを考えた場合の目安であり、ここにお土産や衣類以外のもの(仕事であればPCや資料など)を詰めようと思ったら、宿泊数+10リットル程度が目安になると思います。
持ち込みのメリットやデメリット
持ち込み可能なスーツケースのサイズはメーカーごとのスーツケースの構造や航空会社ごとの規定により異なりますが、おおよそ30~40リットル程度の容量が最大サイズになります。
このサイズを機内持ち込みした場合のメリットデメリットについて説明します。
メリットは、庫内に押し込まれて乱暴な扱いを受けることがないことやターンテーブルで待つ必要がないこと、ロストバゲッジのリスクがゼロになることです。
国によっては乱暴な扱いを受けることもあり、破損や紛失のリスクも少なくないことから大きなメリットといえます。
デメリットは、容量の少なさです。
台湾や韓国など2泊程度で帰ってこれる旅行ならいいのですが、ハワイやヨーロッパなどの遠方の場合は容量不足が否めません。
また、チェックイン後も荷物を持ち歩く必要があるため、動きがとりにくいというのもデメリットです。
そう言ったものを知ったうえで、持ち込み可能なスーツケースを選ぶべきか、選ばざるべきかを考えると良いかもしれません。
おすすめのブランドについて
もともと欧米で発祥したカバンのため、主だったブランドはヨーロッパやアメリカのブランドになります。
今回紹介するのもその二つのエリアのブランドが多いのですが、国内ブランドのスーツケースも存在しますから、それも含めておすすめできるブランドとその特徴をお話しします。
GLOBE TROTTER
GLOBE TROTTER(グローブトロッター)は、1897年創業のイギリスブランドです。
スーツケースの中ではハイブランドに属するブランドですが、伝統に裏打ちされた実績と、旅行鞄を創業当初から手掛けてきた技術力で、高額ながら非常に品質の高いブランドといえます。
おすすめモデル:オリジナル30インチ
ヴァルカン・ファイバーという特殊紙を何層にも重ね樹脂でコーティングした伝統製法を現在も踏襲したモデルで、派手さはないものの堅牢性と高級感をたたえたモデルです。
軽量で丈夫という一見矛盾するような機能を良質し、トラディショナルな外見は、一回分の海外旅行分の費用をスーツケースの購入にあててもいいくらいの魅力を持ちます。
RIMOWA
RIMOWA(リモア)も伝統的なスーツケースブランドです。
グローブトロッターと同年代1898年創業で、こちらはドイツのケルンのスーツケース製造から出発しました。
スーツケース製造からスタートした経緯もあり、スーツケースの製造では非常に実績のあるメーカーです。
伝統を生かしながらアルミニウム製のスーツケース製造を得意としており、高い耐久性を誇るモデルを多く製造しています。
おすすめモデル ORIGINAL CHECK-IN L
伝統的なデザインを踏襲しながら、アルミの質感を前面に押し出したモデルで、質感の高さの割に金額も比較的リーズナブルなスーツケースです。
ドイツ製のクオリティの高さと高級陽極酸化アルミニウムという高耐久な金属を使用しているのも特徴です。
SAMSONITE
SAMSONITE(サムソナイト)はアメリカ発祥のブランドで、世界展開を積極的に行っています。
アメリカの他、イギリス、香港に拠点を持ち、地域ごとの事情に合わせた商品企画を行っており、リーズナブルなスーツケースでありながら高い品質を誇るメーカーです。
おすすめモデル Cosmolite
非常に軽量でありながら堅牢性も備えるモデルで、ポリプロピレンシートを幾重にも重ねた独自の製法を用いて高い衝撃耐性も有しており、貨物エリアで雑に扱われても破損しにくく中身も守られる構造になっています。
貝殻をほうふつとさせる独特のデザインも特徴です。
AMERICAN TOURISTER
AMERICAN TOURISTER(アメリカンツーリスター)は前の項目で紹介したサムソナイトの傘下ブランドです。
もともと1933年にアメリカで創業したブランドで、アメリカ国内の広大な国土を行き来するのに愛用されたスーツケースを作り続けてきた歴史を持ちます。
そんな伝統ブランドですが、サムソナイトの技術をフィードバックしつつ、更にリーズナブルなスーツケース製造を行っているのが特徴のブランドとなります。
おすすめモデル Technum(テクナム)
非常に安価でありながら、収納力が高く、100%ポリカーボネートを使用し軽量さを実現しています。
キャスターもダブルホイールを採用し、実用性重視のモデルとなっています。
十分な機能性を持ちながら、余った予算で旅行をグレードアップできるくらいコストパフォーマンスに優れたモデルです。
Briefing
Briefing(ブリーフィング)はアメリカで製造を行う日本発祥のブランドというユニークな出自を持つブランドです。
ミリタリズムの追求というコンセプトのもと耐久性に優れたモデルを多数製造し、無骨でありながら上質なデザインを醸し出しているのが特徴のブランドといえます。
おすすめモデル HARD CASE H100
オリーブ色の外見はミリタリーな印象を与え、さらに難燃性という機能も付与されています。
堅牢性も折り紙付きで、ミルスペック(米国における軍用品の調達規格)をクリアしたという実績も持つスーツケースです。
まとめ
スーツケースの特徴から、個性的な5つのブランドの紹介まで行いました。
エレガントなデザインのものから伝統的な製法で作られたもの、コストパフォーマンスを追求したものから、堅牢性にこだわったものまで様々なモデルがあります。
しかし、いずれもスーツケースとしての実績を持ったブランドばかりなので、好みに応じて選択することをおすすめします。