ドイターのビジネスリュック、ビジネスバッグにおすすめです
ビジネスバッグと言えばブリーフケース、縦横がA4サイズに対応し、マチを拡げて書類がたくさん収納できるものが主流です。
手提げのみの1WAYに、肩掛けベルトの付いた2WAY、そしてリュックとして背負えるベルトまで付いた3WAYと、どんどん機能性を発展させてきました。
最後の3WAYというとリュックと重複するのですが、そこはビジネスバッグ、フォーマルでも対応できる佇まいが特徴です。
でもこの3WAYブリーフケースにリュック機能を追求すると、背負う部分のベルトが硬くて肩が痛くなったり、リュック使用時の物の出し入れが不便であったりして、本家のリュックには敵いません。
世の中はグローバルの時代、3WAYブリーフケースのビジネスバッグに加え、リュック機能に特化してリュックをビジネスバッグとして使用される方が増えてきています。
リュックだと両手が自由に使える便利さがある、皆さんこれに気付いたのでしょう。
ここでは、ビジネスにも使えるリュック、ドイターのギガバイクをご紹介します。
ドイターというブランド
リュックというとアウトドアと直結します。
アウトドア派のブランドで思い浮かぶものって何でしょうか?
大抵の方はモンベル、コールマン、パタゴニア、アウトドア、エディバウアー、など米英発祥の大手のものがまず浮かぶでしょう。
ここで取り上げるドイター、これもアウトドア系のブランドなのですが、日本ではまだ知る人ぞ知る少しマニアックなブランドの一角であります。
スペルはDEUTER、ドイツ語、そう、質実剛健ドイツのブランド、リュックサック専門のメーカーなのです。
ドイターの発祥はびっくりするほど古く、1898年、日本は明治の時代、ドイツのアウグスブルクで創業。
当初は郵便配達用の袋メーカーとして始まりました。
そして1930年頃からはリュック製造に特化、特にリュックを背負ったときに接触する背中が蒸れない構造をこの時期に編み出して、背中が快適なリュックとして実用化しました。
それ以来、この基本線は脈々と受け継がれ、快適性を追求した様々な構造を実用化し世に出しています。
そして今でも最も快適なリュックのブランドとして、他の追従を許さないほどの独占メーカーなのです。
これだけの伝統があって高品質のブランド、とくれば価格も高くとまりがちなのですが、このドイターのバッグはそこそこ手が届く価格であることも市場から信頼されている理由なのです。
背中が快適、というのは文章ではわからないかもしれませんが、背中側にメッシュのパネルを張って背中との引っ付きや蒸れを防止し、背中と接触する部分の面積を減らし、なおかつ空気の通り道を形成するなど、材質と構造の両方を工夫しています。
知らない方には、ドイターのどのラインナップでもよいので一度現品を見る機会があれば見てみてほしい。
なるほどなって思わせるほどの精巧なつくりがドイターのリュックなのです。
ドイターのリュックのラインナップ
リュック専門メーカーだけあって、ドイターのリュックのラインアップはあまりにも豊富です。
それらを大別すると、登山ハイキング向け、バイク向け、この2種になります。
登山ハイキング向け
登山ハイキング向けは、日帰りや1泊など、食糧、シュラフ、水、什器、着替えなどが充分に収納できるよう収納量を重視し、縦長なつくりになります。
そのため背負ったシルエットが上は頭の上から、下はヒップの下まで繋がるものになりますが、そこでも快適性を最大限に確保していて、背中が蒸れにくい、背面をバッグが邪魔しない、この2点はしっかり確保されているところがすごいです。
登山ハイキング向けは、フォーチュラ(30L+3L)、エアコンタクト(40L+10L)、ツアーライト(32L)、フォーチュラバリオ(50L+10L)などと、どれも大容量ですが、出かける日数や収納予定物と相談して選ぶとよいでしょう。
登山ハイキング向けの他ブランドとしては、モンベルが代表例ですが、迷ったなら背負い比べてみると、答えは自ずと導かれるはずです。
ただ、ビジネスバッグとしてこれらのものを見ると、どうしてもサイズが大きすぎるのとアウトドア色が強いので、NGです。
バイク向け
バイク向けは、すなわち、自転車レース、自転車でのツーリング、そして自転車通勤(ビジネスバッグ)、これらがリュック使用の目的になってきます。
ラインナップは、サイズが小さい順にコンパクトライト(8L)、レースXエアー(12L)、RSバイク(12L)、クロスエアー(24L)、トランスアルパイン(25L)、ギガバイク(28L)、ずらっと並んできます。
収納24L以上のものはビジネスバッグとしての適合性がありますので、その中でデザインや機能性を総合的に判断して実際にビジネス利用されておられる方も多いのではないでしょうか。
ビジネスバッグとしての要素
ビジネスバッグとしての要素は大別して4つ、収納性;A4サイズの書類やノートパソコンが入ること、移動性;無理な力をかけず楽に移動できること、柄;派手ではないこと、耐久性;耐久性対候性に優れていること、これらが大事だと考えています。
バイク向けのリュックは移動性が申し分ないので、他の要素がどうか、という観点から考えると、ギガバイクがビジネスバッグとして最適であります。
その理由をこれから書きつづります。
ギガバイクをビジネスバッグとしておすすめする、これだけの理由
収納力
A4サイズのファイルがしっかり入り、A4のノートパソコンはカバー付きでも収納可能、すなわちビジネスを完全に意識して設計されたバッグなのです。
マチが広く、物が少ないときは、横のベルトを絞って狭目のマチにできます。
その場合のシルエットはスリムです。
横のベルトを全開にすると、どこまで入るのか、ってぐらいに入ります。
収納部分は3箇所、それぞれにファスナーが付いています。
肩に近い手前側収納はマチが小さいのですが、その部分に大事なパソコンや書類を入れておくことができます。
マチが小さいことが功を奏し、書類は型崩れしません。
真ん中の収納はメインであり、横のベルト次第で、マチの範囲を自在に変えることができます。
マチを最大にすると、弁当箱を平置きできる利点がありますし、1泊の簡易着替え程度なら収納可能です。
3箇所目の収納は一番外側になります。
ファスナーが付いていて、開けると、ペン入れやファスナー付きの内ポケットがありますので、すぐに取り出し必要なものから、スマホやパスポートまで、小物の収納に非常に便利です。
私は折り畳み傘を下の方に突っ込んでいます。
側面収納
忘れてはなりません。
このバッグはバイク用です。
ですから、水補給用のペットボトル入れが両サイドについています。
すなわち、ペットボトルをバッグの中に収納しなくていいのです。
当然ながら背負っている最中にも手を伸ばしてペットボトルを取ることができる設計です。
快適性
ドイターのバッグでこれを外すことはありませんが、背中にあたる部分のパッドが分厚くなおかつ表面にメッシュを採用、しかも空気の通り道が上下方向に確保されていますので、夏場でも比較的背中の蒸れとは無縁です。
パッドのおかげで、収納物のごつごつが背中にきません。
また、ベルト部分ですが、ここもメッシュ付きのパッドを採用していて、肩が痛くなったりベルト部分が蒸れたりせず、長時間背負っていても不快な思いはしないでしょう。
もともと、ギガバイク、つまりバイク用で大容量のリュック、つまり1泊などのバイクツーリング用として開発されていますので、長時間の着用耐用性は考えつくされているのでしょう。
雨天対応性
自転車通勤に雨天はつきものです。
バッグが雨に濡れ、中の書類が水浸し、そんなことは絶対にあってはなりません。
このバッグは、ファスナー部はむき出しではなく、本体のナイロンのガードが付いていますので、直接ファスナーを介して水の侵入はしません。
本体のナイロンは裏にビニールコーティングされていますので、本体自体も水は通しにくいのですが、バッグ底に黄色のレインカバーが収納されていますので、土砂降りの時にはバッグ全体をガードすることができます。
自転車通勤時、前も見えない土砂降りや霧の際には、このカバーがあると後続車からの視認性が確保されるのも利点です。
安全性
エマージェンシー用のレインカバーに加え、本体にはもともと反射板が編み込まれています。
ですから、夜間の後続車からの視認性も確保されています。
また、背負ってからは胸と腰の2箇所にある固定ベルトを固定すると、走ってもバッグが体に密着し、右に左に揺れることを回避できます。
そのため、疲労しにくくなおかつ安全性が確保できます。
耐久性
25Lの大容量のバッグです。
とうぜん、持ち手のところがすぐにやられるでしょう。
このバッグは、持ち手がシートベルトの材質風の頑丈なナイロンで構成されています。
ですから、切れる心配は無用ですので、末永く使用可能です。
まとめ
いかがでしたか?
ドイターのリュック、ギガバイクは自転車通勤のみならず、ビジネスバッグとしておすすめです。
特にドイターが脈々と受け継いできた快適性が集大成されていて長時間の使用にも不快な思いはしないことに加え、1泊を視野に入れた大容量の収納性、ビジネスとしての活用に照準を合わせたA4ファイルやA4ノートパソコンの収納性、なおかつ、安全性も担保しているという、ビジネスバッグのジャンルを超越したビジネスバッグです。
たくさんの荷物の収納が必要な元気なビジネスマンの方に特におすすめのバッグです。
ドイター、これからももっと知名度が上がってくるブランドに間違いありません。