基本に立ち戻って考え直してみよう、自分に合ったスーツケースの選び方は?
初めての海外旅行、初めての一人旅、初めての友達同士の旅、そんな時まず考えるのがスーツケースの購入です。
実際、よほど旅慣れている人以外は、バックパックひとつで長期の旅行は、難しいものです。
多分必要だろうというものを入れるには、それなりのサイズのスーツケースを選びたいですね。
とは言っても、百人百様の旅の形や当人の個性というものがあります。
スーツケース選びにも、反映させておきたいものです。
目次
スーツケースも多様化しました
昔はスーツケースと言えば、手に持って運ぶのが当たり前のものでした。
キャリアーに乗せて運ぶ人もいましたが、手で持つのが普通の使い方でした。
何しろその前に使われていたトランクタイプの旅行カバンは、重くて取り扱いに人出を要するものが多かったのです。
なのでいわゆる、赤帽などの手を借りて列車に乗せたり、飛行場のチェックインカウンターまで運んでもらったりしたものです。
まあその頃長期の旅行は、一部裕福な人達に限られていたようなものですから、人手を借りるのは当たり前と言ったところでした。
しかも殿様タイプの旅行でしたから、特に船旅の場合はトランクを10個、などという人もいたようです。
しかし長期の旅行や仕事での旅行が増えてくると、自力で運べるタイプの旅行カバンが必須になっています。
スマートなスーツケースが、普及したのですね。
でもこれもそれなりに重量はあると言うことで、スーツケースの下部にキャスターを付けたタイプのものが、販売されました。
そしてその後、これまた持ち運び移動のしやすさを考慮して進化したタイプの、キャリーバッグタイプのものが主流になっていったのです。
スーツケースと言えば一応これら全て
売り場で旅行用のカバンを探したいと思った時、ほとんどの人が、スーツケース売り場はどこですか、と聞くでしょう。
キャリーバッグスタイルなど多様化しましたが、それでも旅行用のカバンの総称としては、スーツケースと言う言葉が使われます。
とは言っても筆者の年代だと、スーツケースと言えばそれこそ、手で持ち上げることのできる旅行カバンといった感覚です。
まあ旅行に使われる、そこそこサイズの大きなカバンの総称として、スーツケースという名前で呼ばれる、と思うのがよろしいですね。
でもこれ、多様化しすぎてどのタイプをどう選んだらという悩みは、逆に増えてしまいました。
旅行用のスーツケースを選ぶ際の基本中の基本
初の旅行の時など、スーツケース選びは誰でも通る道の1つです。
しかしこの道、道標なしでは迷ってしまうこともあるのでご用心ですね。
旅行日程によるサイズの大小は勿論、その後の使用頻度や使用者の年令によっても、考えておかないとその後の利用が難しくなります。
浮かれて購入、ネットで激安のものを購入の前に、ちょっと旅行の目的など考え直しておくのがおすすめです。
とても簡単な例ですが、仕事の出張で使用するスーツケースと、学生の卒業旅行でリゾートに行く時のスーツケース、同じものでいいとは勿論言えません。
また、レジャー用に購入したスーツケースを、仕事での旅行に持っていったりすれば、それだけで仕事の評価が下がってしまうこともあります。
このあたりも、現在だけでなく先も見据えて購入したいものですね。
スーツケースを選ぶには目的から
まずはその旅の目的を、確認しておきましょう。
純粋に遊びのための旅行
学生の卒業旅行とか、社会人の長期の休みの時の旅行がこれに当たります。
こういった際には、荷物自体も明るく楽しい感じのもの選びたいところです。
仕事用の、きっちりした地味なスーツケースだと、折角の休みの気分までちょっと下降してしまいますね。
とは言え、このタイプの旅行を年に1回必ずという人以外、レジャー用のスーツケースは家においておいても意外と役に立ちません。
社会人の場合、仕事用のスーツケースと両方しまっておく場所を見つけなくてはいけなくなり、場所ふさぎになりかねません。
レンタルをうまく使用するのが、結構おすすめになりますね。
遊びだけでなく仕事にも使用
遊びの時にも使用したいけど、そこはやっぱり社会人なので仕事にも利用できるスーツケースが欲しい、と言う場合もあります。
こういった場合は、仕事を優先したタイプのものを選んでください。
地味なスーツケースを遊びで使う場合、シールなど貼ってちょっとおしゃれにすることは可能です。
しかし遊び用の派手なスーツケースを、仕事用に地味にビジネスライクに見せることは、まず不可能です。
たった一つのスーツケースで両用という場合、仕事で使用をメインにしておきたいですね。
旅行目的にかかわらず気にしておきたいこと
旅行の目的は勿論心得ておきたいですが、もっと基本的に購入の時に気をつけたいこともあります。
行き先の道路事情
ヨーロッパの古い都市でよくあることですが、歩道や普通の道が石で出来ていると、キャリータイプのものは非常に使い勝手が良くないのです。
つまり、転がりにくいのですね。
こうなると結果、持ち上げて運ぶことになりますので、もっと持ちやすく作られている、手に持つのを前提に作られているスーツケースの使用がおすすめになります。
キャリータイプのスーツケースだと加えて、この石の道でキャリー部分が壊れるということも、無いではありません。
旅先でキャリーバッグのキャスターが壊れてしまうと、正直途方に暮れることになります。
旅先の道路事情を踏まえて、スーツケースのタイプを選ぶのも忘れないでください。
何回も使うのかそれとも
購入したスーツケースをこの先もずっと使用する、つまりこの先も長期の旅行の予定がある場合は、しっかりとした作りのものがおすすめです。
餅は餅屋で、スーツケース専門ブランドのものを選ぶようにしてください。
アフターケアもしてくれますし、何と言っても専門ブランドの名は伊達ではありません。
長く使える良い品を製造販売してくれています。
数回使えればそれで充分ならともかく、その後も愛用したいなら激安とかの製品は、あまりおすすめできません。
少々高く感じても、その後の保証と思えば安いものですし、10年使用できればそれこそ元を取れることになります。
安いスーツケースだと数回で壊れてしまうこともあるのです。
海外の飛行場の荷物の扱いの手荒さを、見くびってはいけません。
筆者的におすすめのスーツケースの特徴
これは筆者的におすすめの、長期使用のスーツケースの選ぶ基準です。
個人差もありますので、参考として読んでください。
まずは、スーツケースブランドの製品であることです。
加えて、できるだけ軽量で堅牢なものを選びます。
キャリータイプのものでも、スーツケースにキャスターが付いているタイプのものでも、軽量なのが条件になります。
結構出先でスーツケース、持ち上げる機会は多いのです。
軽いに越したことはありません。
そして堅牢でないと、飛行機の手荷物預かりで壊れることも珍しくありません。
ただし、頻繁に旅行の場合、しかもカジュアルな旅行の場合は、筆者はビニール製の安物のスーツケースを使用しています。
壊れても惜しくないですし、貧乏旅行だと思われて盗難もありません。
治安のあまり良くない場所に行く場合、逆手をとってこういったスーツケースで行くのも、実は手なのです。
まとめ
たかがスーツケースの選び方ですが、されどスーツケースの選び方でもあります。
何しろある程度の大きさのあるものですから、きちんと購入時に考えて購入しないと、単に収納場所の邪魔になってしまうだけです。
そうならないように、また仕事で人物評価を下げないように、旅行先で堅苦しいやつだと思われないように、そういった先のことも考えての選択、してくださいね。