旅行の必需品スーツケースの失敗しないための選び方とは
国内旅行、国外旅行問わずに旅行先へ荷物を持っていくために欠かせないアイテムがスーツケースです。
旅行だけではなく出張などの出番でも活躍しますが、スーツケースにはさまざまなサイズのものがあります。
移動方法によってはスーツケースのサイズが制限されることもあるため、スーツケース選びはとても重要になってきます。
今回は失敗しないスーツケースの選び方を紹介します。
ボディの素材で選ぶ
スーツケースを選ぶにあたってまず注目するべきポイントはボディの素材です。
スーツケースのボディには大きく分けて2種類のタイプがあり、それぞれ異なった特徴があるため、使用用途にあったボディを選ぶ必要があります。
ハードボディ
スーツケースの約半数以上はハードボディのスーツケースです。
ハードボディのスーツケースはソフトボディのスーツケースと比べると同じサイズでもハードボディのスーツケースのほうが重いですが、ハードボディのスーツケースは衝撃を吸収してくれるため中のものが壊れにくいです。
しかし、空港で雑に扱われると表面に傷がつくだけではなく、スーツケース自体が破損する可能性があります。
ハードボディのスーツケースはセキュリティ性能が高いため、海外へ旅行などに行くときにおすすめです。
ソフトボディ
ソフトボディのスーツケースは大半が布でできており軽いのが特徴ですが、防水性は低いのが難点です。
布でできているため、多少の融通が利き多少多めの荷物を入れてもしっかりとスーツケースを閉めることができます。
また、ソフトボディのスーツケースのほとんどが片開のため、荷物を整理するときに場所を取りません。
ソフトボディのスーツケースは個人の国内旅行や移動が多い旅行などの場合におすすめです。
サイズで選ぶ
スーツケース選びにおいて次に重要になってくるのがサイズです。
サイズが小さければ入る荷物の量が少なくなりますが、大きいものを選ぶと荷物と荷物の間に隙間ができてしまいます。
荷物と荷物の間に隙間ができてしまうと荷物が遊んでしまい、荷物が壊れてしまう恐れもあります。
しっかりと使用目的に合ったサイズのスーツケースを選ぶことが大切です。
宿泊日数を基準にする
スーツケースを選ぶにあってサイズは宿泊日数を基準として選ぶのが一番のおすすめです。
日帰りから1泊の旅行に行く場合は25リットル以下の小さなもので大丈夫です。
さらに宿泊日数が増えて3泊する場合は35リットルぐらいまでのスーツケースが向いており、5泊までする場合は60リットル入るものが向いています。
このようにどれぐらい宿泊するかによってスーツケースの大きさを選ぶことが大切になってきます。
飛行機に乗る場合
飛行機に乗る場合、スーツケースの大きさは注意が必要です。
飛行機内へ持ち込める荷物の大きさ、預け入れができる荷物の大きさが決められているからです。
サイズは航空会社によって異なることが多いため、利用する航空会社のホームページなどを確認してサイズを決める必要もあります。
飛行機を使って旅行や出張へ向かう際はスーツケースのサイズに気を付けましょう。
セキュリティで選ぶ
スーツケースを選ぶにあたってセキュリティ面も重要になってきます。
特に飛行機へ乗る場合大きなスーツケースはチェックインカウンターで預けるため、海外の空港を利用する場合中の荷物を取られてしまうこともあるからです。
海外へ旅行や出張へ向かうときに使うスーツケースは特にセキュリティ面もしっかりとチェックしましょう。
セキュリティを考えたらハードボディがおすすめ
スーツケースにはハードボディのものとソフトボディの2種類があると紹介しましたが、セキュリティ面を考えたらハードボディのスーツケースがおすすめです。
ハードボディのスーツケースは本体に最初からカギがついていることがほとんどですが、ソフトボディのスーツケースはついていないことがほとんどです。
海外旅行へ行く場合などはハードボディのしっかりとロックがかかるスーツケースを選ぶのが無難です。
ファスナーかフレームか
ソフトボディのスーツケースの開閉はファスナーのみですが、ハードボディの場合はファスナーとフレームの2種類があります。
ファスナーの場合は開閉がしやすく衝撃を吸収するため本体が壊れにくいというメリットがありますが、防水性が低くファスナーが壊されやすいという難点も持っています。
対して、フレームタイプは開閉しにくいですが、安定感があり防水性・防犯性が高く、セキュリティ面を考えるとフレームタイプがおすすめです。
アメリカに行く場合はTASロックが必要
ハワイやニューヨークなどアメリカへスーツケースを持って向かう場合、また乗り継ぎでアメリカの空港を利用する場合はTASロックが必要になってきます。
アメリカの空港では不審な荷物はすべて米国運輸保安局の職員が荷物の中身をすべてチェックすることになっています。
そのため、カギをかけると壊して検査することもあり、カギをかけないで預ける必要がありますが、TASロック付きのスーツケースの場合は米国運輸保安局の職員が専用の器具を使って解錠して検査するため、カギをして荷物を預けることができます。
航空会社によってはTASロック対応でもカギをあけて荷物を預けるよう言われる場合もありますが、アメリカの空港を利用する場合はTASロック付のスーツケースを選ぶようにしましょう。
キャスターで選ぶ
スーツケースを選ぶポイントとしてキャスターも重要なポイントになってきます。
キャスターが頑丈な作りか
スーツケースのキャスターで一番重要になってくるのが頑丈な構造になっているかどうかです。
特に大きいスーツケースは荷物が入るとかなり重たくなります。
キャスターがその重みに耐えれなく壊れてしまった場合、スーツケースを持ち上げて運ぶことになりかねません。
どんなスーツケースを選ぶにあたってもキャスターがしっかりとした構造かチャックすることは大変重要になってきます。
キャスターの個数
スーツケースは2輪のものと4輪の2種類があります。
大きめのスーツケースのすべてが4輪ですが、小さなスーツケースの中には2輪のものもあります。
4輪のスーツケースは体の横で楽に引くことができ、2輪のスーツケースは斜めに引っ張っても安定感があります。
静音キャスター
スーツケースを引くときに気になるのがキャスターの音です。
特にアスファルト舗装の道路などをスーツケースを引いて歩くとかなりの音が出ます。
早朝や夜中に移動する場合はキャスター音に気を付けながらスーツケースを運ぶ必要があります。
そこで近年ではキャスターのコロコロ音が気にならない静音キャスターが付いたスーツケースも増えてきました。
キャスターのコロコロ音が気になる場合は静音キャスターのものを選ぶのがおすすめです。
ボディの表面の加工で選ぶ
スーツケース選び最後のポイントがボディの表面加工で選ぶということです。
これはハードボディのスーツケースに関わってくることで、加工の方法によって見た目が大きく変わってきます。
鏡面加工
鏡面加工されたハードボディのスーツケースは発色がよく、きれいなつやが出ます。
その分傷が目立ちやすいという難点はありますが、明るいカラーリングのスーツケースが欲しい人におすすめです。
エスポンス加工
エスポンス加工のスーツケースは表面に凹凸加工が施されているため、傷が目立ちにくいです。
ステッカーなどを張ってカスタマイズするのは難しいですが、質感を楽しみたい人にはおすすめです。
まとめ
今回は旅行や出張するときの必需品スーツケースについて紹介してきました。
スーツケースにはたくさんの種類があり、自分好みのものを見つけやすいです。
また、スーツケースは荷物だけではなく、お土産などの旅行の思い出を持ち帰るために重要な役割を果たします。
自分の使用目的に合ったスーツケースを見つけて旅行を存分に楽しみましょう。