機内持ち込みの可能なスーツケースってどの程度のもの?航空会社によっても違いができるのをお忘れなく
国内旅行もそうですが、特に海外旅行の航空機での旅の場合、できれば荷物は手元に置きたいものですね。
安全の面からもですが、バゲージクレームのあのターンテーブルの前で、長時間のフライトで疲れた身体を立たせておくのは、誰でも嫌なものです。
機内持ち込みサイズのスーツケースが人気なのは、やはりこれが一番の原因ですね。
目次
機内持ち込みが出来るとメリットが沢山
預け荷物にしたほうが、フライト中身軽でいられると思う人もいますが、どのみち動けない空の旅の最中です。
手元にスーツケースを置いておいても、問題はありません。
と言うよりも、手元にあれば必要なものはすぐに出せますし、到着先の空港で荷物の出るのを待つ必要もありません。
時間の短縮にもなりますし、ただでさえ疲れているのに立ったままで荷物を待つという苦行からも、開放されます。
またバゲージロストの心配もなくなります。
筆者もこれは海外の空港で1回あって、本当に苦しかったですね。
まだ英語がそれほど話せない頃だったので、交渉も大変でした。
またずいぶんと話題になった、海外の空港での預け荷物の扱いの荒っぽさも、機内持ち込みスーツケースなら問題ありません。
まあデメリットもないとは言えません
勿論デメリットも、あるのは事実です。
どうしても小さめのスーツケースになりますから、充分な荷物は持っていけません。
また飛行機内で、置く場所が確保できないということも、無いとは言えません。
長時間のフライトの間中、足元にスーツケースを置いたまま、という可能性もあるのです。
加えて機内に持ち込めない品が、昨今増えています。
液体のものとかは、例え化粧品でも大きなサイズのものは持ち込めませんから、詰替えしなくてはなりません。
愛用のシャンプーとかを持っていく場合には、いささか不便ですね。
機内持ち込みの出来るスーツケースのサイズとは
さて機内に持ち込めるサイズのスーツケース、このサイズにも違いがあるので注意が必要です。
A社では問題なく持ち込めたスーツケースが、B社では持ち込めずに預け荷物になることもあります。
大手のキャリア飛行機会社の場合
ほとんどの大手の航空機会社の場合、サイズは縦横幅の合計が115センチ以内、55x40x25となっています。
実際このサイズを基本として、スーツケースの機内持ち込みサイズが販売されていますね。
店舗で、機内持込可能となっている場合、このサイズだと思って差し支えありません。
ただちょっと気をつけて欲しいのは、幅の広がるタイプのスーツケースです。
エキスパンダブルと呼ばれるタイプです。
お土産などで増えてしまった荷物を入れるには最適ですが、これを使用したためにサイズオーバーということもあります。
その辺りは計算されているはずですが、例外も無いとは言えませんので注意して選ぶのがおすすめです。
また重量は10キロまでなので、スーツケースの自重も計算に入れての荷物作りが必要です。
そしてこの規定、変化することもありますのでその辺りも充分に注意しておいて下さい。
LCCでの機内持ち込みの場合
こちらはその会社によって結構差が出てきます。
ほぼ大メジャー航空会社と同じサイズを持ち込みできる会社もあります。
しかし殆どのLCCの場合、サイズも小さめで重量も軽めなのが普通です。
これは各航空会社への問い合わせが必須ですし、また変更が多いので旅行前にサイトなどで確認するのがおすすめです。
また3辺の合計だけ見ていると、キャリア航空会社利用の時のスーツケースで併用できそうですが、3辺それぞれの値が会社によって違ってきています。
色々なLCCを利用する人の場合、かなり選ぶのが難しくなりますね。
多く利用する会社のサイズを元に、スーツケースを選ぶことが必要になってきます。
また持ち込める重量が、大手よりも低い会社が多いので、スーツケースの自重にも目を配って選択して下さい。
こちらも結構頻繁に規定が変更されますので、旅行前に調べておくことをおすすめします。
機内持ち込みのスーツケースを選ぶのに
機内持ち込みの出来るスーツケースを選ぶ時に、どういった点に気をつけて選べばいいでしょうか。
サイズは小さめにエキスパンダブルには注意を
機内持ち込みサイズと店頭で謳ってあっても、サイズの確認はきちんとしておくのがおすすめです。
LCCを利用する場合は特に、自分が乗る予定の会社の規定を頭において選んでください。
また幅の広がるタイプのスーツケースには特に注意して下さい。
幅を広げた場合でそのサイズなのか、広げないところでのサイズなのか、確認しておいて下さい。
持ち込みでと思ったらそれが出来ずに、預け荷物になることもあります。
特にLCCの場合、追加料金が発生してしまいますので、充分に注意が必要ですね。
残念ながらほとんどのスーツケースの、機内持ち込みサイズ表記は、大手キャリアのサイズに合わせてあります。
LCCで機内持ち込みできるサイズのものは、他に探す必要があります。
機内持ち込み可能の表記で安心しないようにしてくださいね。
自重は何にせよ軽いものを
大手キャリアの航空会社の場合、10キロの規定が普通です。
しかしこの10キロのうちに、スーツケースの自重も入るわけです。
LCCの場合だと、7キロという会社もありますし、調べてみると5キロという会社もありました。
なのでスーツケースの自重は非常に、重要な問題になってきています。
この場合軽いスーツケースをとなると、最も面倒のない選択肢がソフトタイプの素材のものです。
ハードタイプのものでもかなり軽量化されている昨今ですが、やはりソフトタイプのものにはかないません。
またソフトタイプと言っても、バックパックのような変形自在の布ではなく、芯の入ったかっちりしたタイプのものが主流です。
ハードタイプよりは外からの衝撃に弱いのが難点ですが、自重に関して言うならソフトタイプがおすすめです。
機内にスーツケースを持ち込む時には注意も必要
近頃では機内にスーツケースを持ち込む人が、非常に多くなりました。
筆者の場合は、預け荷物はしっかりと預けてしまって、必要なものだけ持って機内に入るというタイプです。
バックパックにショルダーポシェットの組み合わせが、ポピュラーなところですね。
なので席につく時も、バックパックは前席の下に押し込みが一番多いのです。
上の棚に入れればとも言われますが、荷物の出し入れが楽なのでいつもそのポジションです。
そんな、機内非持ち込みスーツケース派から見て、機内持ち込み派にはいささか注意して欲しいことがあります。
この機内持ち込みサイズのスーツケース、一見小さいのですが狭い機内では結構場所を取ります。
特にこれを1つ、頭上の棚に入れられてしまうと、他の荷物はほとんど入らなくなってしまいます。
加えて、地面を引きずってきたキャスターをそのまま入れられてしまうのですから、普通の荷物は入れづらくなってしまいます。
そしてこの出し入れも、時間がかかりしかも通路を塞ぎます。
こういった基本的なところで、例えば荷物の出し入れ中に他の人が通路を来たら、ちょっと控えるなどの心遣いを、して欲しいなと思うのです。
自分にとって便利なことでも、それを実行したために周囲に迷惑がかかっては、元も子もありません。
ここで一言、ごめんとか、済みませんなどの言葉が入るとそれだけで結構和みます。
せっかくの便利な機内持ち込みのスーツケースです。
気持ちよく使って楽しい旅をしたいものですね。
まとめ
機内持ち込みのできるスーツケース派、実際短い旅なら荷物も充分ですし時短にもなります。
ただどの航空機会社の規定にもフィットする、というスーツケースを見つけるのは至難の業です。
おすすめは、いつも利用する航空機会社に合わせて選ぶことですね。
そしてできるだけ軽量で、かつ少し小さめのものを選んでおくと、問題なく適応しやすいです。