海外への出張でもビジネスバッグは必須、でも気をつけて選びたいものです
ビジネスバッグは今や、ビジネスマンやビジネスウーマンの日常の必需品となりました。
これがなくては仕事にならない、という人も少なくないはずです。
この毎日のビジネスを助けてくれるビジネスバッグですが、やはり取引先とかの相手の会社の格に合わせなくてはいけないこともあります。
特に海外出張の時には、ちょっとした注意が必要です。
目次
日本よりも意外とチェックの厳しいのが欧米
スーツ1枚にしてもそうですが、その着こなしやネクタイなどの小物も、欧米の人たちのチェックは意外と厳しいものです。
まあ彼らにとっては、スーツが日常の当たり前の服装であり、シーンによっての使い分けというのも子供の頃から教え込まれてきているものです。
日本の着物にしても、少し前の世代までは見ただけで、その着物の素材から小物、果ては着こなしまで、厳しいチェックが入ったものです。
少しでも場面にそぐわないと、常識知らずと思われたものです。
現代の日本人の場合、着物についての知識がかなり無くなってきていますが、それでも着物教室などで伝統をつないでくれています。
欧米人もやはり、着こなしたいという人は着物教室に通ったりしていますね。
ではスーツについては、どういったものでしょうか。
スーツも同じことで、欧米の人にとっては当たり前のことが、意外と日本人にはまだ知られていないことも多くあるのです。
知らない間に、実は恥をかいていたということもあります。
加えて小物にしても、和服の小物と同じく、ネクタイやハンカチ加えてスーツケースやビジネスバッグも、そのチェックの範疇に入ってくるのです。
油断はできませんね。
欧米人は気にしていないようで実はしっかりと区別していることも
勿論表立ってあれこれ言ってくるような、ある意味親切な人というのはまずいません。
正直、裏で差別するということもあり得るのです。
持ち物や着ているものもですが、言葉にしてもそうです。
正確な発音で正確に話せるかで、相手の教育の度合いを測ってきます。
持ち物着るものにしても、反映されていると思ってきますので、ビジネスで相手に認められるためには、全てに気を抜けません。
まあ言葉に関しては、一応ある程度の甘い判定を下してくれますが、持ち物着るものに関しては、やはり目に見えるものですし、第一印象がこれで決まります。
海外ビジネスに持っていくビジネスバッグ、ビジネススーツには気を抜くことは許されませんね。
普段使っているビジネスバッグでは不適当なのか
普段使っているビジネスバッグなら、使い慣れていますし何がどこに入っているかもすぐにわかります。
何より手に馴染んでいるので、使い勝手も良いのは当たり前です。
出来ればこれを海外出張にも持っていきたい、と思っても当然のことですね。
しかしここでやはり、その普段使いのビジネスバッグが海外でも通用するものなのかは、一考しなくてはなりません。
日本で主流なのはナイロン製の、機能性ビジネスバッグです。
これも勿論悪くはないのですが、例えばそれが古くなりすぎてどこかほつれていたりしたら、これは諦めるしかありません。
合皮のものも同じことです。
色落ちなどしていた場合は、これは勿論諦めるしか無いですね。
しかしこれが本革のしっかりとしたビジネスバッグだったら、良い品をしっかりと使い込んでいる、と評価されますので使用可能なこともあります。
勿論しっかりと丁寧に、手入れされていることがあくまで前提なのは、忘れないでください。
ビジネスというのはある意味フォーマルな場所
フォーマルな場所とカジュアルな場所との区別が、日本の中ではあまり区別されていない感があります。
しかし欧米の場合は、しっかりとこれが区別されているのです。
あまり堅苦しくない感じのするアメリカでも、このフォーマルとカジュアルについてはしっかりと区別がされているのです。
カジュアルな場面にフォーマルな衣服で出かけた場合、まだ笑い話ですみますが、フォーマルな場所にカジュアルを持ち込むとこれは問題です。
その人の品性自体を、疑われてしまうのです。
ビジネスというのは、フォーマルに区別されています。
日本ではどうということのなく使用しているビジネスバッグでも、カジュアルっぽいものは避けたほうが賢明です。
ちなみに、フォーマルの場合単色でまとめるのが、基本的なお約束です。
女性の着るものにしても、フォーマルなシーンでは柄のないものなのは、各王室などの写真を見てみると明らかです。
ビジネスバッグも同じことですので、海外に持っていくのには例えば持ち手の部分だけ色違い、などという品は避けることもおすすめします。
どんなビジネスバッグを持っていくのがベターなのか
さてではそんなビジネスバッグを、海外出張の時に持っていけば良いのでしょうか。
相手不快感を与えず、こちらを安っぽく見せない品を選びたいですね。
これならまず問題のないのがアタッシェケース
重要書類と言うとまずこれ、アタッシェケースです。
金属製のかっちりとしたケースで、中身をしっかりと守ってくれます。
古くからあるビジネスバッグの代表格ですが、日本ではあまり見かけません。
持ち手なども昔ながらの、しっかりと握って運ぶというデザインなので、正直通勤時間の長い日本の生活にはいささか辛いところもあります。
しかしこのタイプは欧米では、まず面倒なく受け入れられます。
勿論手入れをして、きれいにしておくことも大事ですが、大抵のビジネスシーンには受け入れられるので安心です。
なんと言っても堅牢で、鍵付きのものもありますので、しっかりと管理しているというイメージも与えられますね。
革製のダレスバッグなどのビジネスバッグ
これも日本ではあまり見かけないかもしれません。
アタッシェケースと同じく、革製のものも持ち手の問題から、やはり使い勝手がいまいちだと普段使いには使用しない人が多いようです。
しかし本革のビジネスバッグはなんと言ってもその格の高さが、相手にもアピールされます。
使い込んだ、でもしっかりと丁寧に手入れされている皮のビジネスバッグなら、当人の人柄についても丁寧でしっかりしていると評価されること請け合いです。
ダレスバッグの場合、これはいわゆるドクターズバッグですので、大きく口が開いてくれて、中身が取り出しやすいのも特徴です。
これもまた堅牢な作りですので、大事な書類を入れるには適したバッグです。
その点でも、相手に好印象を与えてくれるはずですね。
高級品だからとついやってしまいがちなこと
ブランド物は高級品なので、これなら相手に失礼もなく好印象を与えられる、と考えるのも無理はありません。
なのでブランド物のビジネスバッグでさっそうと出かける、と言う前に少しこの点についても考えてみましょう。
というのは、いかにもブランド物ですと誇示しているような製品は、やはり本物のセレブや海外の大物には受け入れられないこともあるのです。
いかにもでなく、しっかりした作りのいい製品だとわかるものなら勿論、ブランド物であろうとなかろうと、目の肥えた相手ならきちんと評価してくれます。
大物の取引先との会談があるからと、ブランド物で固めて出張というのは、一考されることをおすすめします。
まとめ
意外と小物にもうるさいのが、欧米のビジネスシーンです。
カジュアルとフォーマルの違いは、日本人が考えている以上にあちらではしっかりと区別されます。
仕事の場面がフォーマルであることは、常に頭においておかなくてはなりません。
ビジネスバッグもそのビジネスシーンに即したものを持参したいものですね海外へ出張の前に、少しだけそれについても考えてみませんか。