海外旅行慣れしてきたらバックパックひとつで出かけてみませんか
一時は海外旅行と言えば、一生に一度の大冒険という感じもありました。
まあ今の若い人には、何時の話だよと言われそうですが、実際そういった時代もそう昔のことではないのです。
航空運賃も高く円も安かったので、仕方なかった時代でした。
そんな時代は本当に、正装して出かける人も少なくなかったのです。
さて今はといえば、カジュアルな衣服でバックパック1つで海外に行けるようになったのですから、本当に嬉しい時代になりましたね。
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目次
ちょっと筆者の体験を
筆者が初めて海外に行ったのは、まだ日本円が240円位した頃でした。
なので航空運賃も、かなりのものでした。
そんな時代でしたから、正装とまでは行かなくてもそこそこの服装で、そこそこの服をスーツケースに入れて出かけたものです。
当時航空会社の規定では、機内持ち込みできるのは一定の大きさの荷物と、女性の場合は加えてハンドバッグなど、となっていました。
まあこれは今でも大して変化はありません。
違いはといえば、セキュリティチェックが甘かった、ということくらいですね。
大したチェックもなしに、出国できました。
まあこの当時でも何故か旅行に関してはそこそこ知識というか、情報のあった筆者でしたので、完全カジュアルとまでは行かないまでも楽な服装で飛行機に乗ったものです。
荷物も大きなスーツケースを預けてしまい、他には大き目のショルダーバッグ、ハンドバッグ兼用を機内持ち込みしていました。
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その後変化も起きます
その後、だんだん円も高くなってきて、海外に行く機会も増えてきました。
とはいえ、最初に購入したスーツケースはずいぶん長く愛用したものです。
キャリーの走りの頃で、キャリーバー無しのスーツケース本体にキャスターの付いたものでした。
ただこれに加えて機内持ち込み荷物が、バックパックに変わったのです。
ショルダーバッグと同じくらいの容量ですが、持ち運びに大変便利だということと、両手が空くのが魅力だったのです。
これに財布とカード程度の入るショルダーポーチで、スーツケースを引きずって出かけたものです。
この荷物の組み合わせが、その後の定番になっていきました。
まあ短期間の旅行の場合は、もしくは海外滞在中の一時帰国の時にはもっと小さなスーツケースでしたが、組み合わせ的には同じでしたね。
行き着いたのがバックパックでの旅行
スーツケースはやはり海外旅行の定番なので、これずいぶんと酷使していました。
しかしキャスター付きのスーツケースは、正直キャスター部分が壊れると役立たずになってしまいます。
しかも修理よりも新しいのを買ったほうが安い、しかし古い方を捨てるのも一苦労、粗大ごみか良くて新しいのを購入した時に引き取ってもらうかです。
旅にも慣れてくると、だんだんこれが面倒になってきました。
なので流行に逆らって、キャスターの付いていないスーツケースもずいぶん愛用しました。
バックパックと組み合わせれば、手持ちのスーツケースでも問題なく使用ができます。
何と言っても、両手が空くのでその片手を使用してスーツケースを持っても、もう片手はやはり空いたままなのです。
あまりにスーツケースが重い時には、携帯用のキャリーを使用したりもしました。
でもまあだんだんとこれも面倒になってきて、考えてみればバックパックだけでも悪くないかな、と思いついたのです。
ヒントは親亀の上に乗った子亀でした
バックパックで時に、フロント部分に小さいバックパックがくっついているものを見たことはありませんか。
ファスナーを外せば、大きなバックパックと小さなバックパックに分かれるタイプです。
これをたまたま見つけて、普段使いに購入したのですが、ついでに国内旅行にも使ってみました。
結果、出かける時は一体化したままで、旅行先では小さな方を背負って観光に出る、というスタイルが出来るようになったのです。
何しろ出先で、旅行用のバックパックから必要のない荷物を出して軽くして、それを背負って観光というのは面倒だったのです。
この親ガメの上に子亀が乗ったようなバックパックは、国内旅行でずいぶんと活躍してくれました。
まあ結果として海外旅行にも
実際何度も海外に行っていると、必要のない荷物というのはわかってくるものです。
家の片付けと同じで、もしかしたら使うかもしれない、というものを排除するのがコツなのです。
初の海外旅行での荷物が多かったのは、やはりこの使うかもしれないと思って入れた衣服のせいもありました。
実際、使わなかったのです。
勿論旅先で、フォーマルな衣服が必要とされる場合、特に男性や女性のスーツは上手く入れておかないと皺が取れなくなります。
これはバックパックに入れるのは、いささか無理がありますね。
なのでそういう旅行の場合は勿論、スーツケース使用がおすすめです。
しかしその予定のない、早い話が観光のみの貧乏旅行だったりしたら、普通のカジュアルな動きやすい洗濯のしやすい衣服だけで済みます。
何もスーツケースにしっかりと収める必要もないのですね。
バックパックひとつでの海外旅行は正直可能です
バックパッカーと呼ばれる人たちの場合、登山荷物ですかというような大きなバックパックを背負って、世界中を旅しています。
しかしそこまで行かなくても、バックパックだけで海外旅行というのも、不可能ではないのです。
使うかもしれない必要かもしれない物は入れない
この、かもしれない、というのが曲者です。
これを入れていくと荷物は、うなぎのぼりに増えていきます。
逆を言えば、これが無ければかなり荷物の軽減ができるのです。
本当に必要なもの、例えば薬ですね。
医師の処方薬などは持っていかなくてはいけません。
しかしもしかしたらと、胃腸薬から風邪薬まで詰め込んでいると、これがかなりの量になってしまうのです。
小袋に小分けにして少しだけ持っていたりすると、結構便利ですし瓶の分の重さとかさばりが無くなります。
他にも同じように、使うかもしれないというものは省いてしまうか、ちょっと知恵を絞ってかさばらないようにしてください。
タオルなどもホテルに泊まるなら、ハンディタオル程度で充分なので、大きなタオルはあまり必要ないですね。
着るものの数量を増やさない
これが実はかなりかさばるのです。
多くの枚数が必要な旅でないなら、下着も洗濯することを前提に詰めるなら、結構少なくなるものです。
ほとんどのホテルの場合室内は乾燥していますので、シャワーついでに洗ってしまうと翌朝には乾いていることも多いのです。
地域によってはちょっとそれが期待できないこともありますが、都会のホテルならまず一晩で乾燥してくれます。
冬場に関しては、またちょっとそういうわけにも行かなくなりますが、やはりフリースなど洗える服を圧縮パックなど使用して入れるのがおすすめです。
機内持ち込みのサイズの場合は
このバックパック、サイズによって機内持ち込みになるか預け荷物になるかが変わります。
35リットルくらいまでのものなら、機内持ち込みが出来ます。
しかしここで気をつけなくてはいけないのは、機内持ち込み荷物のセキュリティチェックです。
特に女性の場合、化粧品などをボトルのまま入れておくと持ち込みできませんので、そこに注意してください。
また男性の場合も、愛用のシャンプーなど同じことが起きますので、入れないようにしてください。
まあ機内持ち込みにまでする場合、こういった液体の荷物は重くなるので、まず省く人がほとんどですね。
預け荷物にする場合には
機内には子亀のバックパックや、ショルダーバッグなど持ち込んで、サイズの大きなバックパックは預けてしまうことも出来ます。
この場合、一番気になるのが盗難や切り裂きなどですね。
これはもう材質の問題で、できるだけしっかりした材質のものを選ぶしかありません。
ナイロン製がメインのバックパックなので、切り裂かれる心配は無いとは言えません。
出来るだけ軽くて丈夫な素材のものを選ぶことをおすすめします。
まとめ
バックパックひとつで1週間位の海外旅行、それも機内持ち込みのサイズで出来るか、ちょっと試してみたことがあります。
これは実際、出来ないことではありません。
パッキングも荷物を極限まで減らしたので、大変に楽でした。
荷物が少ないので、移動も楽でした。
ただ正直な所、旅先での気分的な楽しみ、おしゃれするとかが出来ないのが、ちょっと残念でした。
バックパックを使用しての海外旅行、非常に身軽に動けますので、機会があったら試してみてください。