背負っているその荷物、バックパックそれともリュック?違いはなにかあるの?

バックパック・リュックサック

リュックサックと言えば、まあおなじみの人も多いでしょう。

なんと言っても、小学校の遠足には必須のものでした。

バックパックというと、バックパッカーとも言われる旅人の荷物、と言った感があります。

しかしこのリュックとかバックパック、ザックにデイパック、違いは果たしてあるのでしょうか。

どういったものが、どう区別されて呼ばれているのか、気になるところですね。



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リュックサックと言えば何と言ってもこれ

今の小学生の場合、学校用の荷物はランドセルだけではなくなりました。

ショルダーバッグなどを使っている小学生も見かけます。

大体ライドセル自体、昔のように黒と赤だけでなく、デザインも色も豊富になってきています。

下校時など見ていると、結構面白いものです。

しかしことこれが遠足となると、未だに定番なのがリュックサックです。

学校の遠足だけでなく、何かの季節のイベントなどに参加する時も、小学生はこれを背負っていますね。

水泳合宿とか登山合宿に行く時です。

ボーイスカウトやガールスカウト、カブスカウトのお出かけシーンでもこのリュックサックが定番です。

なのでリュックサックというとちょっと子供っぽい感じもしないではありません。



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バックパックと言えば旅人のスタイルの代名詞にも

一方のバックパックの場合、特に名前が知れているのがバックパッカーと呼ばれる人たちです。

大きな荷物を背負って、それだけで各国を回っている低予算旅行者、もしくはどこかの国に落ち着いて、半分住みついたりもしている旅行者です。

共通なのは、普通のスーツケースではなく、全ての荷物を背中のバックパックに入れて運んでいることですね。

バックパックと言えば、これらの旅行者を思い出す人も、少なくないでしょう。

これに加えて登山などで使われる背中に負う大きな荷物も、一般的にバックパックと呼ばれます。

結果、大きな容量の背負える荷物はバックパック、と分類されることになったわけです。

ちなみに、バックパックとかリュックサックでなく、ザックとかデイパックとか呼ばれるバッグもあります。

同じく背中に負う荷物です。

一体何が違ってこうも呼び名があるのか、不思議に思ってしまいますね。

バックパックとリュックサックの基本的な違い

まずはバックパックとリュックサックについてです。

これ実は、どちらも同じ意味を持ったバッグです。

背中、荷物、と直訳できます。

違いはというと、リュックサックがドイツ語で、バックパックが英語だということです。

日本にアウトドア文化が入ってきたのは、欧州からでした。

なので初期にこの背中の荷物を呼ぶのに、ドイツ語のリュックサックがそのまま使われたわけです。

その後アメリカからもアウトドアに関して多くの情報がもたらされました。

バックパックもそんな時代に、日本に入ってきたわけです。

つまりはどちらも同じ、2本のストラップを肩にかけて背負える荷物だということです。

英語かドイツ語かの違いということですね。

ザックとかデイパックとかも違いはある

ついでにと言ってはなんですが、ザックとかデイパックと呼ばれる、これも背負う形の荷物はどうなのでしょうか。

ザックというのは、リュックサックの日本での省略語です。

これは日本製の単語なので、ドイツでは通じません。

いわゆる和製ドイツ語ということです。

何と言っても、ザックという単語はドイツ語では単に、袋を意味します。

ドイツでザックと言ったら、単に袋と思われてしまうので注意してくださいね。

デイパックはというと、読んで字のごとく1日用の荷物ということになります。

1日で必要なくらいの荷物の入れられる、背負えるバッグと言うことです。

小型のリュックもしくはバックパックと思ってください。

若い女性のおしゃれカバンで背負えるものも、このデイパックに分類されますね。

これら2つは、バックパックもしくはリュックと同義語、その種類の1つというわけです。

バックパックとリュックサックの日本国内での使い分け

同じものを指している、単に言葉の違いでと言っても、やはり日本では何気に区別をつけて使われている言葉です。

販売されている場合も、ちょっと違ったニュアンスでどちらかの名前で出ていますね。

最もこれらは厳密に分けられているのではありませんので、参考までに大まかに分類しておきます。

リュックサックと呼ばれているバッグの場合

小学生の遠足用の荷物ではありませんが、大人用でもこの言葉を使われている場合、割と小型のバッグと思っていいでしょう。

普段の生活用に使用できる、24リットル位までの小さめのものを指します。

小さめなので、普段の買い物や通勤通学に使用するのが適しています。

機能的にも普段使いに適した程度のもので、防水性などはあまりないものが多いですね。

撥水性加工程度は、まあ今では標準仕様です。

気軽に背負って出かけられるバッグ、と考えるのに適したバッグです。

バックパックと呼ばれる荷物の場合

旅行やアウトドアに使用ができるサイズの、大きめの背負える荷物のことを指します。

25リットル以上だと、バックパックとして販売されていることが多いですね。

また容量が多いので、自然背中にかかる重さも増えることになります。

それの軽減用に、腰ベルトがついているのも特徴です。

逆を言えば、腰ベルトの有無でリュックサックとバックパックと区分けされていることもあります。

加えて防水などの機能性の高いものが、多くなっています。

旅行や登山に使用するのですから、当然のことですね。

単純に考えた場合、バックパッカーという言葉はありますが、リュックサッカーと言う言葉はありません。

最初にこういった旅行の形をとった人が英語圏だったのかもしれませんが、結果として大きな荷物の方を国内では、バックパックと呼ぶようになったわけですね。

旅行用ならバックパックで普段使いならリュックサック

国内で表現するなら、大きめな荷物で背負えてしかも旅行にも持っていけるようなサイズを、バックパックと呼べば間違いないところです。

ですから、ググる(Googleで検索する)時にも、それを基準にしておけばまず問題はありません。

実際にググってみても、リュックサックをググればバックパックも同時に出てきます。

ほぼ同一視されている感があります。

実際に同じものなのですから、当たり前のことです。

しかし旅行用にもしくは登山用に背中に負えるバッグをと思ったら、バックパックで調べてみるのがおすすめです。

同じ旅行でも1泊とか日帰り、もしくは普段の生活に使用するものなら、リュックサックで探してみましょう。

実店舗でもネット通販でも、この基準で調べてみれば日本国内ではまず問題ありません。

要は言葉の違いなので

日本国内の場合、一応使い分けのされているバックパックとリュックサックですが、国外ではどうでしょう。

これ要は、言語の違いなのですね。

なのでアメリカでリュックサックと言っても、これは通じないことが多いわけです。

英語圏内では、背中に負う荷物は言葉そのまま、バックパックです。

欧州の場合、国によってどちらも通じますが、ドイツではやはりリュックサックですね。

郷に入れば郷に従えで、国外ではその国で使われている言葉で、バックパックかリュックサックの使い分けをするのがおすすめです。

まあ世界的に英語が共通語になっているのは事実なので、国外ではバックパックのほうが通じやすい、不便がないと思われます。

まとめ

リュックサックもバックパックも、普段何気なく使っている言葉です。

では厳密に言ってどんな違いが、と言われるとちょっと考えてしまいますよね。

実はこの2つ、同じものであることは事実なのです。

ただこれもまた輸入されたものであるので、日本での言葉の使用にはちょっとした違いが出来上がりました。

そのあたりも注意しておくと、購入時にまごつかずに済みますよ。