購入時誰でも悩むのがこれ、スーツケースは2輪?それとも4輪?
さて楽しい旅行の前に、出来ればスーツケースも新しくしたいところです。
もしくは初海外旅行、これはもう気持ちよく新しいスーツケースを購入したいところですね。
今のスーツケースは、キャスター付きが当たり前になっていますので、さてどう言った品を選ぼうかと浮き浮きしつつ店頭をさまよう人も多いはずです。
しかし誰でも迷うのが、2輪のキャスターのものにするか4輪にするかですね。
目次
最初は2輪タイプのキャスターでした
初期のキャスター付きスーツケース、つまりキャリバーッグは2輪タイプのものでした。
後ろに引いて運ぶタイプですね。
しかし大きなサイズのスーツケースの場合、2輪だと引きずるのに力が必要で、力のあまり無い人にはちょっと苦しいということにもなりました。
また後ろに引くということで、後ろを歩いている人の迷惑になるという問題も起きてきました。
人間後ろに目はありませんし、自分の後方というのはどうしても不注意になるものです。
なので2輪タイプで、後方の歩行者に怪我をさせてしまったなどというトラブルも、起きてしまったのです。
そんな事もあって、4輪タイプのものが主流になっていったのですね。
今では4輪タイプのスーツケースが主流です
4つのキャスターの付いたスーツケースは、縦にしたままで自分の脇に引きつけて運べますので、力に自信のない人でも運搬が楽にできます。
また後方に迷惑をかけることも、これならまずありません。
という事で、今のスーツケースは4輪タイプがメインになっています。
空港などでも街中でも、見かけるスーツケースはほとんど4輪タイプですね。
最も海外に出るとまだ、かなりの割合で2輪タイプが使われています。
2輪タイプでの事故に神経質なのは、どうも日本人の気遣い精神が元になっているのでは、と筆者思ったものです。
実は4輪のキャスターの付いたスーツケースを、後ろに引いてつまり2輪の使い方している人、結構多いのです。
勿論何かの原因があってということもありますが、どうもそれだけではないような事もまた見受けられます。
勿論外国人だけとは、限らないのも事実です。
購入するなら2輪タイプ?それとも4輪タイプ?
さて旅行に行くのにスーツケースを購入の場合、一体どちらを選んだらいいのか、これ迷ってしまいますね。
ほとんどの製品が4輪タイプなのですが、まだ2輪のものも散見されます。
気に入ったスーツケースが、でも2輪だったということもあります。
メリットとデメリットについて、考えてみましょう。
2輪タイプのメリットは?
2輪タイプのメリットは、何と言っても安定性にあります。
電車やバスの中などでも、よほどのことがない限り自立ができるのが特色です。
手を離しても、ウロウロとどこかに行ってしまうことがありません。
またキャスターについての耐久性が高いのも、安心して使用ができる一因です。
キャスターが本体に埋め込まれるようについているので、その分壊れにくいわけです。
また4輪に比べてキャスターが大きいのも、この耐久性に良さに一役買っています。
でこぼこ道などでの移動が多い場合、2輪タイプはキャスターの大きさもあって移動が楽になります。
キャスターもしっかりしているので、でこぼこが多い道の移動でも壊れる心配も少ないのですね。
2輪タイプのスーツケースは小ぶりなものが多いので、短期旅行型のスーツケースによく見られます。
4輪タイプのメリットは?
キャスターが4つついていますので、何しろ小回りがききます。
力のない人でも、サクサク動かせるのが強みです。
人混みでの移動などにはかなり楽だということですね。
また脇に引きつけて動かせるので、後方に対する事故もあまりありません。
場所によっては、また人の少ないところでは2輪タイプの、後ろに引いて運ぶと言った使い方も可能です。
特によく整備されたアスファルトの道や、ビル内などの移動には大変に適していますし、騒音もなく済むのが特徴です。
長期旅行用の大型のスーツケースは現在、4輪タイプのものがほとんどですね。
2輪タイプのデメリットは?
後方注意というのが、何しろ2輪タイプの最大の問題です。
かなり後ろに対しての注意を要求されますね。
また小回りは効きませんので、狭い場所や人の混雑した場所での使用には向きません。
そういった場所での使用の時は、小さめのスーツケースであることを幸いに、手で持ち運ぶほうがおすすめですね。
事故の無いように使用したいものです。
4輪タイプのデメリットは?
キャスターの耐久性に、まず少々問題があるのは事実です。
2輪タイプが埋め込みなのに対して、4輪タイプは動きやすくするために本体から突き出した形でキャスターが取り付けられています。
結果として、少々耐久性に問題が出てくるわけです。
また小回りがよく効いてコロコロ動きてくれる半面、電車やバスの中では転がっていってしまう危険性があります。
ストッパーの付いたスーツケースの使用が、そういった移動の多い旅行の時は、おすすめですね。
実際に両方使用してみた筆者の感想
筆者の場合、結構長く2輪のスーツケースを使用していました。
もしくはキャスターの付いていないスーツケースを、2輪のカートに載せて運んでいました。
しかし近年、4輪のスーツケースを使用し始めたのです。
2輪時代にあれこれ気づいたこと
後ろに自堕落に引きずっていると、特に狭い日本の道路や混雑した駅などでは、事故の元になります。
出来るだけ、身体の近くに引くようにしていましたし、後方注意もしていました。
特にエスカレーターの乗り降りにはかなりの注意が必要でしたね。
ただこの注意をしようと思うと、かなり自分の身体や首をひねらなくてはなりません。
なので体調が悪い時には、腰痛とかある時にはきついということです。
またそこそこ、引くのに力も必要でしたのでその辺りも辛いものがありました。
健康な時なら特に問題なかったのですが、少々腰を壊したらこれがきつくなってきたのも事実です。
かくて4輪に変更となりました。
4輪に変更してみて気がついたこと
さて4輪のスーツケースにしてまず、平らな地面の上での移動が格段に楽になりました。
何と言っても4輪、滑るように動いてくれます。
力もあまり必要ありません。
脇に引きつけておけるので、後方注意も必要ありません。
かなりこれは楽だと喜んだのですが、やはりそれだけでは済みませんでした。
空港内やビル内ではともかく、道を歩いていると軽い段差などあります。
持ち上げて超えるほどではない、点字ブロックとか滑り止めの段差などです。
しかしこれが、4輪タイプの立てたままの移動には、いささかきついのです。
結果、2輪タイプの移動のように後方に引きずるというやり方を、しなくてはなりませんでした。
また電車内などの、勝手にフラフラも、最初2輪タイプの感覚を引きずっていましたので、つい放置してしまい周囲に迷惑をかけてしまいました。
2輪も4輪もそれぞれの使用場所を上手く考えて
どちらも一長一短あるのは仕方のないことです。
つまり使用状況と場所をうまく把握しておけば、問題なく使用はできるものです。
4輪タイプのスーツケースの使用がおすすめなのは、荷物の多い旅行や都市型旅行です。
人の多い場所でもスムースに使用ができますし、整備された道路の多い都市なら移動に問題はありません。
一方の2輪タイプの場合、そのキャスターの耐久性を生かして、移動が多い旅行などにおすすめです。
特に道路にでこぼこの多い、古い都市などに出かける場合は、2輪タイプがおすすめですね。
バスや列車の移動が多い場合も、2輪タイプなら自立できるので安心して利用ができます。
まとめ
2輪も4輪も、どちらもメリットとデメリットはあります。
そこをきちんと踏まえた上で利用すれば、どちらも旅行に大きな力を発揮してくれます。
自分の行く旅行の特徴をまずきちんと掴んで、その上でのスーツケースの購入を考えたいものですね。
少しでも楽に移動ができるものを選んで、また周囲の人にも迷惑をかけずに済むスーツケースで、快適な旅行を目指してください。