長期旅行用のスーツケースはどう選んだら良い?特大サイズを購入すべき?
海外旅行で長期に旅する場合、やはり荷物はどうしても多くなるものです。
使い慣れたあれもこれも持っていきたいし、行き先で何か不自由したら拙いから出来るだけ用意したい、などとやっているとあっという間に荷物の山が出来てしまいます。
さてその大荷物、どんなスーツケースに入れて運ぶべきか、どうすれば出来るだけ楽に移動ができるか、考えてみませんか。
どこに行くのかをまず考えてみよう
行き先をまずしっかり把握します。
かなり日常生活に不自由しそうな場所に行くのか、それとも言葉は不自由しそうだけど買い物には問題ない場所に行くのか、そこを考えてください。
日本なら普通にコンビニでも手に入る日用品を、手に入れるのが難しい国もあります。
国単位でなくても、長期旅行中にその国の外れの方まで出かけるとしたら、やはりちょっとした日用品に不自由するかもしれません。
こういった場合は、最も必要なものだけと選択して、荷物を作ることが必要です。
これが無くては本当に困る、というものだけ選んでくださいね。
しかし行き先が、パリとかロンドンとかニューヨークだったりしたら、足りないものがあってもすぐに購入が可能です。
お金さえあれば出先でも買えるもので、必要かどうか微妙という品の場合、荷物から外すことをおすすめします。
必死に持っていったけど、やはり使わなかったと言うのは、結構虚しいことですよね。
ちなみに筆者の場合、ニューヨークへ1ヶ月の旅をした時に、寝間着を忘れました。
空港までの道のりでそれに気づき、しかも時間があったので手近のデパートで購入したのです。
空港に着いて落ち着いてみれば、何で向こうで購入するという選択肢に思いつかなかったのかと、自分にツッコミを入れたものです。
旅慣れていたはずでも、こういったミスは頻繁にあります。
慌てず騒がずパニック起こさずを、合言葉にしてください。
誰と行くのか一人旅なのかも考えて
一人旅の良いところは、自分だけの予定や気分で旅が出来ることです。
何しろ自由に動けますので、ちょっと旅慣れてくると一人旅に移行する人も少なくないはずです。
しかし1人だけというのは、ちょっとトイレ、などという場合も荷物管理は自分でするしかありません。
特にあまり治安の良くない場所への旅だと、しっかりと目をを離さずにいなくてはなりません。
スーツケースの数は、少なくしておくに越したことはありませんね。
筆者は一人旅が多いのですが、その時は出来るだけスーツケースを一つにしておきます。
トイレの個室に入る時に、スーツケースも一緒に引き込みますので、複数はとても入らないからです。
しかし複数の友人たちと旅行の場合、これは荷物管理が結構楽になります。
とは言え、増やしすぎればやはり目が行き届きませんので、そこそこの数にしておきたいものですね。
長期旅行用スーツケースはどの程度のものを選ぶ
普通に販売されているスーツケースで、長期旅行用のものは何とか女性でも持ち上げられるサイズのものです。
1週間用、となっているものが普通です。
大きなサイズのスーツケースは重さもそれなり
近頃ではスーツケースの素材も良くなって、ハードタイプのしっかりした素材のものでも、昔に比べれば段違いに軽くなっています。
しかしいくら素材が良くなっても、例えば縦横50センチで奥行き10センチのものと、縦横100センチで奥行き20センチのものでは、自重は違ってきますね。
つまり大きなものは重い、と言う基本を忘れないでください。
特に力に自信のない人の場合は要注意です。
売り場で持ち上げて、これならと思ってもその後荷物を入れると結構重さが堪えてきます。
売り場で持ち上げる時にお店のスッタフに断って、手荷物を入れるなどして感覚をつかむのがおすすめです。
特にキャリーバッグの場合、普通のスーツケースよりキャリーバーの分重く、しかも引きずっている時間が長いので重さを忘れがちです。
大きなサイズを一つかそれとも小さなもしくは中サイズを2つか
ここで選択肢として、1つの荷物にまとめるかそれとも、2つに分けて持ち歩くかがあります。
1つにすれば重いのは勿論です。
2つにすれば、同じ重さでもそれぞれは半分になります。
1つなら管理も楽です。
2つだとやはり、眼と手を離さないようにするのがちょっと大変です。
おすすめしたいのは、一人旅なら大きなスーツケース1つで、複数で旅をするなら複数のスーツケースでということです。
管理面を考えると、この方法が最も効率的なのです。
キャリーバッグにするか普通のスーツケースにするか
キャリーバッグの場合、キャリーバーがついているのが前提です。
しかし大きめのスーツケースでキャリーバーも無く、でも底にはキャスターが付いて転がせるようになっているものは、キャリーバッグとは呼ばれません。
このスーツケースにキャスターが付いているものが、長期旅行にはおすすめです。
元々スーツケースのサイズが大きいので、普通の身長の人なら無理なくかがまずに持ち手だけで転がせるはずです。
キャリーバーの無い分、自重も少なくなっています。
長期旅行に持っていくスーツケースの1つとして、大変におすすめの品です。
勿論キャリーバッグの大型サイズのものも、大変に便利に使用ができます。
ただ荷物の重さにキャリーバーが負けないか、キャリーバーの作りがしっかりしているか、確認が必要です。
キャリーバーの折れたキャリーバッグは、正直なところ役に立たない代物と化してしまいますのでご注意ください。
筆者の経験上のおすすめ長期旅行用スーツケースと手荷物
筆者の場合一人旅が多いのですが、勿論友人たちとの旅もあります。
ちょっと工夫して荷物を変えて出ますので、そのあたりをご紹介してみますね。
一人旅なら大きめのキャスター付きのスーツケース
一人旅の場合、やはり荷物管理が優先します。
なのであえて荷物は1つにまとめます。
結構重くなってしまいますが、仕方のないことです。
でも流石にこれだけでは無理なので、手荷物としてバックパックを用意します。
すぐに使用するものや、日用品に下着一晩分くらいはバックパックに入れて機内持ち込みです。
と言いますのも、スーツケース1つの場合荷物が行方不明になった時に、到着先で必要なものを購入しなくてないけなくなるからです。
実際、ロンドンで荷物が行方不明になり、空港からホテルに到着した直後、日用品やタオルに下着類を購入しに走ったことがあります。
それ以来、バックパックに一晩分の必要な品は入れるようにしています。
その分スーツケースの方の重量が減りますので、一石二鳥です。
最もこの用心を始めた後、荷物の行方不明は一度も起こっていないのです。
複数で長期の旅をする場合
荷物管理の目が複数になりますので、荷物の持ち運びの楽なことを第一に考慮に入れて、スーツケースも2つに分けています。
と言っても大きなスーツケース2つではなくて、大きめのキャリーバッグにボストンバッグを組み合わせています。
ナイロン製のボストンバッグなら自重も軽く、キャリーオン出来れば楽に移動ができます。
荷物が少ないボストンバッグなら機内持ち込みが出来ますし、一杯になって大きくなったら預け荷物にしてしまいます。
盗難が心配なので、無くなっても何とかなるものだけ入れているのですが、逆にこんな安物に値打ち品は入っていないと思われているのか、一度も盗難の経験はありません。
ただ複数の目があると言っても油断は禁物ですし、複数で旅をしているとちょっと気が大きくなって買い物も増えてしまいます。
結果。
ボストンバッグもスーツケースも満杯で、バックパックのお世話にまでなることが多いのは事実なのです。
まとめ
筆者の経験を交えて、長期旅行用のスーツケースをどう選ぶかをご紹介しました。
勿論個人差はありますし、人によっても好みというものがあります。
スーツケースを運ぶもしくは持ち上げるに必要な、力の問題もあります。
そのあたりも踏まえて、長期旅行用のスーツケースを選んでください。
正直なところおすすめは、いらない荷物を把握して出来るだけ荷物を減らす、ということです。
快適な長期旅行のために、重すぎたり多すぎるスーツケースにはくれぐれもご注意くださいね。