防災グッズを入れるなら!スーツケースとリュックはどちらが良い?
台風や地震の時のために、食料や飲料水などを自宅に準備している方が増えています。
防災グッズを準備する際に持ち運べる分だけまとめておけば、地震などで室内にいると危険な場合にそれを持って避難することができます。
防災グッズと言えばリュックに入っているものをイメージしてしまいますが、近年では防災グッズをスーツケースに入れておく方もいます。
ここでは、防災グッズを入れるならスーツケースとリュックはどちらが良いか見ていきたいと思います。
目次
防災グッズをリュックに入れることのメリット
場所をとらないのでクローゼットに収納しやすい
防災グッズは持ち出しやすい場所にいつも置いておくことが理想ですが、日常の中で自宅のどこかに収納しておく方がいるかもしれません。
リュックなら防災グッズを入れてもさほど場所をとらないので、クローゼットの中などに無理なく収納しておくことができます。
様々な形状のグッズを無理なく収納できる
防災グッズの中には食料品や飲料水が入ったペットボトル、ライトやラジオなど様々なものがあります。
それぞれのアイテムは異なる形状をしていますが、リュックはナイロンでできたものが多く柔らかい素材なので様々な形状のグッズを無理なく収納できます。
リュックそのものが軽量で持ち運びやすい
ナイロン素材でできたリュックが数多くありますが、丈夫でリュックそのものが軽量なので防災グッズを入れるのにおすすめです。
たくさんの防災グッズを入れたとしても荷物全体が重くなりにくいので、いざという時に持ち運びやすいです。
また、リュックは両手が空くのでいざという時に動きやすいので便利です。
スーツケースに比べて安く購入できる
リュックはスーツケースに比べてリーズナブルな価格のものが揃っています。
必要な防災グッズがすべて入る大きさのものを選んだとしても安く購入することができます。
また、家族全員分のリュックを無理なく購入しておくことができるので、費用を抑えながらいざという時のために備えることができます。
防災グッズをリュックに入れることのデメリット
重たいものを入れていると長時間背負えない
リュックは本体そのものが軽量で持ち運びやすいというメリットがありますが、重たいものをたくさん詰めてしまうと背負っているだけで体力が消耗してしまうことがあります。
また、災害時は通常通りに交通手段が使えないことが予測されるので、安全な場所まで長時間歩くことがあるかもしれません。
そんな時、長時間重いリュックを背負って移動するのは難しい場合があります。
重たいものを入れていると生地が破れることがある
リュックによっては軽量でも薄く耐久性がない素材で作られたものがあります。
飲料水や缶詰など重たいものを入れていると途中でリュックの生地が破れてしまうことがあるので注意が必要です。
防災グッズを入れるリュックを選ぶ時は、耐久性を第一に選ぶ必要があります。
雨の中の移動で中身が濡れてしまうことがある
ナイロン素材でできたリュックは撥水加工が施されている場合には、ある程度水濡れを防ぐことができますが、強い雨の場合に荷物の中身が濡れてしまうことがあります。
また、軽量でもリュックの生地が薄い場合は雨が染み込みやすく、短時間でも荷物の中身が濡れてしまう可能性が高いのでカバーをかけるなどの工夫をすると良いでしょう。
防災グッズをスーツケースに入れることのメリット
重たいものを入れても楽に持ち運べる
キャスターが付いたスーツケースなら、たくさんの防災グッズを入れたとしてもキャリーバーを引いて楽に移動できます。
また、スーツケースは収納力が高く必要な荷物をしっかり入れておくことができるのでおすすめです。
長時間重たい荷物を背負うのは身体に負担がかかりますが、スーツケースなら荷物を背負う必要がないので便利です。
樹脂素材で丈夫なものは外部の衝撃から荷物を守る
災害時は通常の時と違って何が起こるか分からないので、様々な出来事を想定した上で行動することが大切です。
災害時は食料や飲料水の供給が遅れることもあるので、必要なものを持って避難することで安心して過ごすための対策がとれます。
樹脂素材のスーツケースは丈夫なので、外部の衝撃から大切な防災グッズを守ってくれます。
いざという時に荷物の中身が破損するのを防ぐ対策がとれるので安心です。
雨の中の移動でも荷物の水濡れを防ぐ
樹脂素材でできたスーツケースは雨の時でも水を弾くので荷物の水濡れを防ぐ対策がとれます。
災害時の重要な情報源となるラジオは防水タイプのものであれば良いのですが、一般的なものは水に濡れると故障の原因になるのでいざという時に使用できなくなってしまいます。
水を弾くスーツケースに防災グッズを入れておけば、雨の中の移動でも荷物の水濡れに気をとられることなく安全な場所に移動することに集中できます。
蓋を開けた時に荷物の中身を把握しやすい
スーツケースは蓋と底の部分に荷物を収納しておけるので、蓋を開けた時に防災グッズの中身を把握しやすいのでおすすめです。
リュックは底の部分に必要なものが入っていると取り出しにくいですが、スーツケースは必要なものをすぐに取り出しやすいので便利です。
防災グッズをスーツケースに入れることのデメリット
瓦礫の中ではスーツケースを引いて移動できない
キャスター付きのスーツケースはキャリーバーを引くことで重たい荷物を手軽に持ち運べる点がメリットですが、瓦礫などで道が歩きにくい状態になっている場合にスーツケースを引いて移動できません。
スーツケースは手に持って移動するには重量があるので、長時間の移動で体力を消耗してしまう可能性があります。
スーツケースに重量があるので荷物全体が重くなる
スーツケースは本体そのものに重量があり、防災グッズを詰めると荷物全体が重くなってしまうところがデメリットです。
坂道を歩く時など、スーツケースを手に持った状態では身体のバランスを取りづらく歩くだけでも疲れてしまう可能性があります。
クローゼットなどに収納する時に場所をとる
スーツケースはリュックに比べて容量が大きいので防災グッズを一通り揃えて入れておくことができますが、クローゼットなどに収納する時に場所をとってしまいます。
いざという時のために使用するものなので、収納している期間が長引くと衣類などほかのものをクローゼットに収納しにくい場合があります。
防災グッズを入れるスーツケースの選び方
シーンによって持ち方を変えられるものを選ぶ
スーツケースはリュックにはないたくさんのメリットがありますが、いくつかのデメリットがあるので、防災グッズを入れておくためにはスーツケースのデメリットを補うことが大切です。
キャリーバーを引いて持ち運べるだけではなく、シーンによって背負うことができるなど、持ち方を自由に変えられるスーツケースなら幅広いシーンに対応できます。
防災グッズ専門店のスーツケースを選ぶ
防災グッズ専門のアイテムを取り扱っているメーカーの中には、防災グッズを詰めた状態のスーツケースを販売しているところがあります。
キャスターを引いて持ち運べるのはもちろんのこと、背負うこともできる便利な形状のものがあるので様々なシーンに対応できます。
自分でひとつずつ防災グッズを購入するのは大変ですが、専門メーカーが厳選した防災グッズが入っているスーツケースなら、それを購入することで災害に備えることができるので便利です。
まとめ
防災グッズを準備しておくことで、いざという時に落ち着いて行動できます。
しかし、せっかく準備しておいたアイテムをすぐに持ち出せない、もしくは長時間持って移動するのは体力が消耗してしまうのでは不便さを感じることがあります。
必要なものをスムーズに持ち運ぶためにも、持ち方を自由に変えられる軽量なスーツケースを選ぶようにするなど、防災グッズを入れておくアイテムの選び方を工夫すると良いでしょう。