浴室清掃には高圧洗浄機! おすすめの清掃箇所と注意点

自宅にある高圧洗浄機、せっかくなので何か他の用途はないものか…そう考えたことはないでしょうか。

実は、屋外だけではなく・屋内でもしっかりと効果を発揮してくれます。

その代表格が、カビ・ネバつきで何かと悩まされがちな浴室。

ここでは、浴室清掃にあたっての心構え・効果的な清掃ポイントと方法・注意点についてまとめていきます。



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浴室清掃におすすめする理由

高圧洗浄機を浴室清掃に使うと感動する…という評判を散見します。

とはいえ元々は、車や住宅の外部壁面などに使用するもの。

それを室内で使うデメリットに目をつむった上で、浴室清掃で役立つ理由について解説していきます。

洗剤で取れない汚れが落ちる

浴室清掃でも、洗剤で取れない汚れが多数あります。

漂白剤・排水溝用のアルカリ性洗剤を使うのも一手ですが、長年見落としてきたり既に根が深くなっている汚れは、自分の手でこすって洗い落とす必要も。

ゴム手袋越しでも汚れに直接手を触れるはいい気がしませんし、いくら頑張っても落とせない場合もあります。

こういった汚れに、高圧洗浄機はおすすめできます。

静音機種が前提

早速、レンタルしているもの・あるいは所有している高圧洗浄機を室内に持ち込んでみたいところですが、その前に注意事項が。

それは、室内で使う場合、必ず静音機種や静音モード搭載機種が大前提となることです。

これらですら、一部機種は思いのほか大音量で駆動します。

そもそも屋外メインで使っていると、音の大きさは分かりにくいものです。

一戸建て・マンション問わず、ご近所へ配慮したいかたは注意しましょう。



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清掃ポイント

ここからは実際の使用者の声を元に、おすすめ清掃ポイントを紹介します。

それぞれの箇所を清掃する上で気をつけたいこと・タブーも添えるので、当てはまるかたはよく確認をしてください。

排水溝

高圧洗浄機が最も性能を発揮するのは、排水溝のネバつきやヘドロです。

男女問わずこれらに手を触れるのははばかられますが、そうでない人にとっても、定期的な清掃はストレスになります。

高圧洗浄機を使う前に、まず大まかに髪ゴミを取り除いでおきます。

ネバつきやヘドロはもちろん、カビや黒い汚れはそのままでOK。

高圧洗浄機を使う際は、先が細くなっているノズルアタッチメントがあると便利です。

あとは、気になる部分にさっと数秒ずつ当てていくだけ。

これで汚れは吹き飛びますが、なお気になる場合はパイプ清掃用のアルカリ性洗剤でつけ置きして流します。

ここまですれば、汚れを根元から除去することができます。

注意点としては、前述した洗剤を先に使わないことです。

洗剤を水ですすいだ後も、残っている成分が高圧洗浄機使用時に舞い上がります。

吸い込むと大変危険なので、要注意です。

タイルの継ぎ目

タイルの継ぎ目に溜まったカビの除去は、屋内掃除でもっとも頭を抱えるポイントと言われています。

カビには根元があり、専用の洗剤をつかったとしても、その根元に届かなければすぐに再生してしまいます。

こういったときに、目に見える汚れをすっかり落としてしまえる高圧洗浄機はおすすめできます。

排水溝と同様に先の細いノズルを使って落としていくのですが、やはり気をつけたいことがあります。

まず挙げられるのが、塗装の剥がれです。

ここ20年ほどの建築では問題ないのですが、古いタイプの浴槽の塗装は、ちょっとしたことですぐに剥がれてしまいます。

こうなると自力では修復出来ず、見栄えも悪くなってしまいます。

不安のある方は、目立たないところに2〜3秒洗浄機を当ててみて、塗装が摩耗していないかを手で触って確かめてみましょう。

つぎに、タイルが欠けている・割れている箇所には、絶対に使わないようにしましょう。

さらに割れてしまい、破片となって飛び散ったもので怪我をする恐れがあります。

手の届かない隙間

他にも、蛇口周りや浴室の隅・アルミ部品付近の隙間にも、高圧洗浄機は効きます。

これらの箇所にはメラミンスポンジが使えないことも多く、頑固な水アカが溜まる…という声もたくさん。

水アカやカビを諸共吹き飛ばせるのが嬉しいポイントです。

浴室用の洗剤ではどうしようもないと感じたら、思い切って高圧洗浄機を使ってみましょう。

使用上の注意点

屋内で高圧洗浄機を使う・それも浴室であるため、注意点があります。

ケガをしたり気分が悪くなったりする可能性があるので、下記については必ず守るようにしましょう。

洗剤を併用しない

「洗剤と一緒に清掃具を使用すれば効果がある」と闇雲に考えて使ってしまうのは、大変危険です。

というのも、高圧洗浄機を室内で使うと、飛び散った水がミストのように漂います。

当然ここに使用中の洗剤も混ざってしまうのですが、これが直接肌に触れたり、ましてや吸い込むと、様々な危険が考えられます。

どのタイプの洗剤でも、使用する場合は高圧洗浄機の後にしましょう。

マスク着用と換気

前述したように、霧のように立ち上るミストがやはり気になるところ。

微細なカビ菌が舞い上がってしまうという指摘もあるため、肌を露出しない服装で清掃するのはもちろんのこと、マスクも必ず着用しましょう。

しかしこれだけではまだ不安があるので、浴室の窓を開ける・換気扇を回すなど、換気にも気をつかう必要があります。

「できれば浴室近くにある窓は全て開けておいた方がよい」という指摘もあります。

清掃時のコツ

水道代の節約のためにも、高圧洗浄機の出力は高めに維持することをおすすめします。

目安としては、車洗浄に推奨される出力以上と考えてください。

それ以下だと清掃効果が低く、だらだらと使ってしまい、結果的に水道代がかさんでしまうことも考えられます。

その上で、「同じ箇所に当てすぎない」ことを意識しましょう。

コーティングの丈夫な浴室でも、洗浄機のパワーで剥がれてしまう恐れがあります。

目安としては、同じ箇所に当て続けるなら8秒くらいまで。

これで落としきれない汚れについては、専用の洗剤で後ほど分解していきます。

浴室の頑固な汚れを落とすなら、引き際も肝心です。

音対策として有効な手段

就学前のお子様のいるご家庭・都会の住宅地だと、平日昼間でも騒音については気になるものです。

これを警戒して、高圧洗浄機の屋内持ち込みにためらう人も多くいます。

レンタルや自費購入問わず、これは非常に勿体無いこと。

最後に、気になる駆動音の対策についてお話します。

雑誌や段ボールを敷く

静音機種や専用モードを使う場合でも、屋外に聞こえる大音量とともに地鳴りのような振動が起こることがあります。

対策としては、古雑誌またはダンボールがおすすめできます。

これらを土台として4〜5センチほどの厚みで積み上げて、その上に高圧洗浄機本体を置くだけ。

音・振動などが劇的に改善されるので、実践している人が多数います。

無印良品で販売している木材編みのボックスなどを台がわりにするのも、騒音対策としておすすめできます。

まずはお近くのスーパーからダンボールを譲り受けてみて、洗浄機の力に納得したあとは、自作で専用の台を作るのも一手です。

まとめ

浴室問わず、屋内で高圧洗浄機を使用する場合は、必ず静音性の高い機種にしましょう。

レンタル中のかたは、機種を変えてもらう必要も。

屋内で使用する場合に限っての注意点・危険性もありますが、ひとたび使えば「やみつき」になることは間違いありません。

家事の時間短縮や、お風呂清掃が苦手な人に、高圧洗浄機はおすすめできます。