高圧洗浄機を使うときにあると便利なものは?4つのおすすめアイテム
高圧洗浄機を家庭で使うと、家の外壁や車、ベランダなど、さまざまなものを手軽に洗うことができます。
その作業をするときは、あると便利に使えるアイテムに注目してみましょう。
高圧洗浄機のデメリットをカバーできるものを用意しておけば、より作業が進めやすくなります。
では、その便利なアイテムを紹介していきましょう。
箒とチリトリ
高圧洗浄機の作業をするときは、いきなり水をかけたりしてはいけません。
あまり目立つゴミや汚れがあるときは、ある程度取り除いておく必要があるのです。
高圧洗浄機は、とても強い圧力で水を噴射するので、ゴミなどがあったとしても問題はないように思えてしまいますが、それは間違いです。
勢いよく水を噴射すると、ゴミは余計に散らかり、汚れもあちこちに飛び散ってしまいます。
すると、洗浄したいものだけはきれいになっても、周りの方が大変なことになってしまう可能性があります。
そんなことになれば、洗浄作業を終わらせたあと、清掃にかなり時間をとられてしまうのです。
しかし、高圧洗浄機で吹き飛んだゴミや汚れは、当然ながらびっしょりと濡れています。
それをきれいに取り除くというのは、なかなか骨が折れる作業です。
泥などの汚れに関しては、濡れていた方が流れやすいこともありますが、湿ったゴミを掻き集めるのは、容易なことではありません。
したがって、洗浄作業をするときには、箒とチリトリのセットを使い、掃除をしてから始めることが大切なのです。
自分に飛んでくる汚れを防ぐ
高圧洗浄機でゴミや汚れが飛び散ってしまう場合、被害を受けるのは、洗う対象の周辺だけではありません。
自分に向かって飛んでくることも多いのです。
高圧洗浄機を使うときは、飛沫の影響を抑えるために、きちんと肌が隠れる服装をするものですが、それでも汚れが多く降りかかるのは避けたいところです。
濡れた砂や泥、細かいゴミなどが大量に付着するようなことになれば、それを落とす作業も面倒になってきます。
また、それらが顔に向かって飛んでくる可能性もゼロではありません。
ゴーグルやマスクなどでガードしていれば、目や口への被害は防ぐことができますが、顔に汚れた水が跳ね返ってくるのは、かなり不快なものです。
そうしたデメリットを防ぐためにも、箒とチリトリを使い、目立つ汚れを排除しておくようにしましょう。
箒とチリトリは、一見すると高圧洗浄機の作業に関係ないように思えますが、余計な被害や手間を増やさないためには、とても便利なアイテムなのです。
長靴
高圧洗浄機の作業をするときは、夏であっても、半袖短パンなどを避けて、肌の露出が少ない服装を選択すべきです。
強い圧力で噴射した水の飛沫は、濡れたり汚れたりするだけでなく、痛みを感じることもあるため、「どんな格好で作業をするか」という点は、重要なポイントになります。
これは、衣服だけでなく、靴も同様です。
サンダルなどを履いて、足の露出が多い状態で作業していると、勢いよく跳ね返った水で、痛みを感じることがあります。
普通の靴なら、肌へのダメージは回避することができますが、水が中まで浸透してくる可能性があるので、不快な感覚を防ぐことはできません。
そこで役に立つのが、長靴です。
長靴なら、水が浸透してくる心配はなく、痛みを感じることもないため、快適に作業を進めることができます。
汚れを防ぐ効果も
長靴を履いて作業するということは、痛みを感じたり濡れたりするのを防ぐだけでなく、汚れの付着を避けるためにも必要なことです。
高圧洗浄機の飛沫は、汚れを含んでいることが多いため、普通の靴を履いていると、泥だらけになってしまう可能性があります。
それを防ぐには、長靴が最適なのです。
これは、箒とチリトリを使って掃除をしたあとでも、やはり必要になる対策です。
箒とチリトリを使っても、細部まで完璧に掃除するというのは難しいので、多少は汚れが飛んでくることもあります。
また、いくら周辺を掃除したとしても、壁や車など、洗う対象の汚れが跳ね返ってくることも多いので、対策はきちんと行うべきなのです。
ぜひ長靴を使って、洗浄のデメリットを防いでください。
手袋
高圧洗浄機の作業で手袋が必要になる理由は、「手が濡れるのを防ぐため」と考える人が多いですが、作業中に手が濡れることは、それほど多いわけではありません。
もちろん、飛沫で濡れる可能性はあるため、それを防ぐ効果はありますが、ガンを握っていて水が垂れてくることは、ほとんどないのです。
洗浄作業中の手袋の使用は、濡れるのを防ぐためというよりも、指の痛みを軽減するために必要な対策になります。
高圧洗浄機のガンを握っていると、グリップの動きに指の肉が巻き込まれ、挟んでしまうことがあるのです。
これは、水を止めるときなどに起こりがちなトラブルであり、素手で作業をするのは、あまりおすすめできません。
手袋を着用していれば、挟まるのは手袋の生地だけになるので、余計なストレスを感じることはなくなるのです。
あまり厚いものは避ける
指の肉を挟まないように手袋をするといっても、どんなものを使ってもよいわけではありません。
掃除をするときは、細かい作業が必要になることも十分に考えられるので、あまり厚いものを使ったりすると、不便になってしまいます。
うまく手先が動かせなかったことで、本来ならばあり得ないようなミスをしてしまう可能性もあるのです。
そんなことにならないように、使う手袋を選ぶときは、薄めのものを選んでおくようにしましょう。
薄すぎると使う意味がなくなってしまいますが、少なくとも、作業の妨げにならないだけの薄さは必要です。
その手袋をつけたときに、どれくらい指を動かすことができるのか、きちんと確認するようにしてください。
カッパ
高圧洗浄機の作業では、長袖長ズボンと長靴の組み合わせがおすすめですが、壁などを洗浄するときは、それだけだと不十分に感じることがあります。
洗車などは、それほど飛沫が多くなることはないため、とりあえず露出を防いでおけば安心ですが、壁を洗うときに向きを間違えたりすると、もろに水をかぶってしまうことも多いのです。
そうなると、肌の露出を抑えていたとしても、服がすっかり濡れてしまい、冷たい思いをすることになってしまいます。
したがって、水が多く飛びそうなときは、全身を水から守るための工夫をしなければなりません。
そこでおすすめなのが、カッパを着用する方法なのです。
カッパを着たまま作業すれば、しっかり水を弾いてくれるため、うっかり噴射の向きを間違えたとしても、濡れることはなくなります。
雨天時は必須
高圧洗浄機の洗浄作業は、雨のときに行うと、さまざまなメリットがあります。
まず、濡れているので汚れが落としやすく、下に流れた汚れの後始末も楽になります。
そして、雨の日は外に洗濯物などがないため、隣や階下への影響が少なくなることもポイントです。
晴れた日は、注意して作業をしないと、ベランダなどに干してある洗濯物を濡らしてしまう恐れもありますが、雨の日ならそのような心配はありません。
また、窓を閉めきることが多いので、作業時の音が大きく響くこともなくなります。
これらのメリットを考えれば、雨の日を狙って高圧洗浄機を使うのは、おすすめの方法です。
ただし、雨の中で作業をするには、カッパのような水を防ぐための工夫が必要不可欠になります。
雨の日に使うなら、忘れずに用意しておきましょう。
まとめ
高圧洗浄機は、いろいろなものを洗浄できる便利な商品ですが、いくつかデメリットもあります。
それを防ぐためには、ここで紹介したアイテムを使ってみてください。
いずれも普通の家庭に置いてあるものであり、特に珍しいものではありませんが、うまく活用することで、高圧洗浄機のデメリットを防ぎ、作業のサポートをしてくれます。