高圧洗浄機を使うときは音の大きさを考慮すべき? 注意したい4つのポイント
高圧洗浄機は、強い圧力で水を噴射し、汚れをきれいに落とすことができます。
ただし、そうした洗浄作業の際には、音に注意しなければなりません。
高圧洗浄機は、かなり大きな音が出るので、何も考えずに使っていると、近所に迷惑をかけてしまうことがあります。
ここでは、高圧洗浄機の音で注意したいポイントについて、詳しく説明していきます。
業務用は音が大きい
高圧洗浄機を使うときは、どうしても大きな音が出てしまいます。
この音は、高圧洗浄機の稼働音や、高圧で噴射される水の音によるものです。
そうした音が合わさり、周囲に響き渡るような大音量になってしまいます。
中でも、業務用の高圧洗浄機には注意しなければなりません。
業務用は、より広い範囲を洗浄するために、一般的な家庭で使用するものよりパワーが強くなっています。
そのため、稼働音も水音も大きくなってしまい、騒音レベルの大音量が出やすくなっているのです。
業務用の高圧洗浄機を使うなら、この点をしっかり頭に入れておくようにしましょう。
それだけ大きな音が出れば、周囲に迷惑をかけることも多く、トラブルに発展してしまう可能性があります。
余計な問題を起こさないためには、音の大きさを把握して、適切な使い方をすることが大切です。
購入前に確認を
高圧洗浄機の音の大きさを確かめておくなら、商品を選ぶときがおすすめです。
店頭にデモ機があり、実際に動かすことができる場合は、なるべく試してみるようにしましょう。
高圧洗浄機は、購入後に初めて動かしたとき、そこで初めて音の大きさに気づく場合もありますが、いきなり大音量を響かせてしまうのは、よくありません。
そんなことにならないよう、事前に音の大きさを確認してください。
洗浄するとき、どれくらいの音が出るのかわかっていれば、最初から注意して使うことができるのです。
このような細かいチェックは、「面倒くさい」という理由で省略してしまう人もいますが、適当に選んでいると、あとから後悔してしまいます。
失敗を防ぐためには、確実に行うようにしましょう。
音が小さいものを選ぼう
なるべく音の小さい高圧洗浄機を選ぶなら、水冷式の静音タイプがおすすめです。
これは、モーターの稼働音が抑えられており、動かすときの音が静かになっています。
普通の高圧洗浄機に比べると、半分くらいの音しか出ないので、周囲の人を驚かせることはありません。
それなら、騒音でトラブルになることもないので、安心して使うことができます。
ただし、音の大きさの感じ方は、人それぞれです。
隣近所に響き渡ることはなくても、家の中では気になってしまう可能性もあります。
高圧洗浄機は、小さな噴射口から勢いよく水が出るため、静音タイプであっても、ある程度は音が出てしまうものです。
本体の稼働音が小さかったとしても、水が出るときの音や、それがものに当たる音などが、どうしても気になってしまうことはあります。
そんなときは、無理に高圧洗浄機を購入せず、別の方法で洗うようにしましょう。
家庭用でも音には注意
家庭用の高圧洗浄機は、業務用よりも音が小さくなっています。
あくまでも家庭で使うことを想定した商品なので、パワーが少し抑えられており、音も控えめに聞こえるのです。
ただし、音をまったく気にせず使えるほどではありません。
業務用より小さいとはいえ、それなりに音はするので、何も考えずに使っていると、やはり周囲の人に迷惑をかけてしまいます。
しかし、「家庭用は音が小さい」という情報を鵜呑みにしていると、つい油断してしまうことも多いのです。
安心して使い始めたら、予想外に音が大きく、驚いてしまうこともあります。
そのため、たとえ家庭用だとしても、音には十分注意しなければなりません。
家庭用を選ぶときも、試すことができるならしっかり試して、音の大きさを確認してから購入するようにしましょう。
それなら本当の音がわかるので、いきなり使って失敗することはありません。
使う時間帯を考える
高圧洗浄機は、常に音の大きさを意識して使うことが大切です。
そのため、時間帯をよく考えてから使うようにしましょう。
大きな音がするとなれば、適当な時間に使ってはいけません。
例えば、まだ寝ている人が多い早朝などは、高圧洗浄機の音が周囲に大きく響き、大変な迷惑をかけてしまうことがあります。
そのときは、隣近所だけでなく、同居している人も驚かせることになってしまうのです。
同様の理由で、夜の遅い時間に使用するのもNGです。
皆が寝静まった時間に大きな音を出したりすれば、確実に近所迷惑になってしまいます。
そうなれば、苦情が入るようになり、近所との関係が悪くなってしまうことも考えられるのです。
このように、使う時間帯によっては、大きなデメリットが発生することもあるので、自分の都合で高圧洗浄機を使ってはいけません。
何かを洗浄するなら、適切な時間帯で行うべきです。
周囲への影響が少ない時間帯なら、問題なく使うことができます。
使うなら日中
高圧洗浄機を使用するのに最も適した時間帯は、日中になります。
皆が起きて活動している日中なら、大きな音を出しても、早朝や深夜よりは目立ちません。
静かな時間帯だと、ただでさえ大きい音が余計に目立ってしまうことも多いですが、日中であれば、周りに音が溢れているため、必要以上に強調されることはないのです。
忙しくて時間がないようなときは、日中に行うのは難しいこともありますが、トラブルを起こさないためにも、音が響きやすい時間帯は避けるようにしましょう。
休日などを利用して日中に行うようにすれば、安心して使うことができます。
事前に知らせておく
高圧洗浄機を使うとき、たとえ日中を選んだとしても、トラブルを完全に回避できるとは限りません。
先述したように、音の感じ方は人それぞれであり、自分では問題ないくらいの音量と思っていても、他の人には、かなり大きな音に聞こえている場合もあります。
そのため、高圧洗浄機を使うときは、周囲の人に知らせておくのがベストです。
隣の人に、これから高圧洗浄機をを使うことや、そのために少し大きな音が出ることなどを、前もって伝えておきましょう。
それなら、大きな音で驚かせるようなことはありません。
何も伝えずに始めた場合、急に大きな音がしたことで不快に感じた人から、苦情が来ることも多いのです。
しかし、あらかじめ知らせて了解を得ておけば、そのような事態は防ぐことができます。
確実にトラブルを防ぐなら、こうした気配りを忘れないようにしましょう。
隣が近いなら要注意
静音タイプの高圧洗浄機を使う場合は、音の心配は必要ないように思えるため、「わざわざ断りを入れなくても」と考えてしまうことがあります。
しかし、隣の家との距離が近い場合は、念のため知らせておいた方が、より確実です。
少し離れているならともかく、すぐ近くに隣家がある場合は、静かな商品を使っても、迷惑をかけてしまう可能性があります。
人によって感じ方が異なるとはいえ、影響が大きそうな場合は、できるだけ知らせておくようにしましょう。
まとめ
高圧洗浄機は便利なものですが、使うときに大きな音がすることを、常に意識しておくべきです。
音については、意外と見落としていることも多いですが、周囲に迷惑をかけないためには、ここで紹介したポイントに注意して、適切な使い方を心がけてください。
いつも音に注意していれば、自分も周囲の人も、無駄なストレスを感じることはなくなります。