高圧洗浄機で掃除ってどこでもきれいになるの?家庭で使用する際の注意点とは
お掃除には欠かせない便利な高圧洗浄機、すでに家に常備されている方も多いはずです。
また便利なことを知って、これならうちにも欲しいなと思っている人も少なくないでしょう。
ではこの高圧洗浄機、どんな使い方をしたら最も便利で使い勝手が良いのか、又イマイチなのはどんな使い方なのかをちょっと考えてみませんか。
何事にもメリットとデメリットは、つきものなのです。
目次
高圧洗浄機ってどんな感じに働くの
では高圧洗浄機自体はどんなふうにして汚れを落としてくれるのか、基本的なところをまず把握しておきたいですね。
高圧の名前の通り、水に大きな圧をかけて吹き出し、その強い水圧で汚れを吹き飛ばしたりかき出してくれるのが、高圧洗浄機です。
業務用のものならかなりの圧がかかりますので、大抵の汚れは落とすことが出来ます。
まあ強すぎるので、家庭で使用するにはいささか問題も起きてきますから、普通に家で使用するなら家庭用のものがおすすめです。
高圧で吹き出す水で汚れをかき出して吹き飛ばすのが、高圧洗浄機での清掃の基本です。
水を多く利用することになる?
水圧でと言うと、これ水を多く使用するので水道代がかかるのでは、と心配する人も勿論少なくないはずです。
しかし例えば外の壁です。
手で作業するとすれば、バケツでもしくは延長ホースで水をかけてブラシで擦り、また水をかけて汚れを流すことになります。
これに比べると、高圧で吹き出す水での作業は、かなり水の量が少なく出来ることになりますので、結果的には水道代の節約になります。
特に自家用車などの清掃には、高圧洗浄機だとかなり節水になりますので、おすすめと言えますね。
どんな汚れでも落ちる?
高圧洗浄機の汚れ落としに関して、万能だというイメージが有るのは否めません。
しかしいくら高圧洗浄機と言えども、どんな汚れでも落とせるというわけでもないのです。
つまり、苦手な分野もあるということです。
水垢とか油汚れなどに代表される、粘着性の強い汚れがそれです。
こういった汚れに対しては、勿論落とすことは出来ますが効率的にとは言えません。
対して土埃や苔などの汚れに置いては、大変に有効に働いてくれます。
例え表面に傷がついた中にこれらの汚れが押し込まれていても、水圧でかき出してきれいにしてくれるのが高圧洗浄機です。
使い所を間違えなければ、掃除の時短にもなるし使い勝手もよく、節水にも一役買ってくれることになります。
高圧洗浄機を自宅で使用する時にちょっと気をつけたいこと
工事現場とかそういった場所での利用なら仕方ないことも、自宅でだとなると周囲にも気を使う必要がありますね。
意外と音がするのも心得て
高圧洗浄機の場合、結構音がうるさく響くことがあります。
機械の構造上仕方のないことですが、これが静かな住宅街などだと結構響いてしまいます。
なので周囲の家にはちょっと断りを入れておくのがおすすめです。
1日仕事か半日仕事になってしまいますから、スムーズな隣人関係のためにも挨拶を入れておきましょう。
静音性の高圧洗浄機も販売されていますが、それでもやはりちょっとうるさいことには代わりありませんね。
夜間作業は、やらないことを強くおすすめします。
水の流れはねにも注意をしたい
水を使用しての掃除ですから、その結果洗い流した後の水が流れていきます。
汚れた水ですので、この始末にも気をつけたいですね。
また高圧で水を使っていますので、水はねにも注意したいところです。
自分の衣服もですが、道に面した外壁の掃除などの場合は、通行人や隣家の壁にも注意です。
水の流れる方向を確認しておきたいのと、風の方向も注意しておきたいですね。
水しぶきは結構、風で流されますので風向きにも気をつけたいです。
きれいな水でもそうですが、汚れた水しぶきを通行人などに吹きかけないように、隣家の壁に吹きかけないように注意してください。
購入前に確認したいこと
さて購入前にもちょっと確認しておいたほうが良いことがあります。
果たして自分の家に有効に使えるのか、という問題です。
機械ですのでこれがないと動きません
隧道ホースやバケツで水を運んでブラシで洗浄する場合、とりあえず必要なものはそれだけです。
しかし高圧洗浄機の場合は機械ですので、電気がないと動いてくれません。
100vの電源がなければ、動いてくれませんのでまずそれがあるかを確認してください。
外の掃除をするような時には、延長コードが必要になります。
これも予め用意しておきたいですね。
この延長コード、普通のものでなく防雨延長コードを用意したいところです。
水と電気というのは、色々と問題の起きやすい組み合わせですので、気をつけて損はありません。
水がないと掃除ができません
水道が近くにあるかどうかも、これも大事なことです。
水がなければ高圧洗浄機は、働いてはくれません。
なので水に関しても、確認が必要です。
一戸建ての場合庭などに水道がある場合がありますが、そうでない場合は家の中から延長ホースで水を引いてくる必要があります。
ため水でも使える機種もありますが、水圧が少々低くなることも避けられません。
出来れば水道に直結して使用が望ましいですね。
使用場所や家によってはちょっと問題も
使用対象によって、高圧洗浄機は非常に効果を発揮します。
特にコンクリートの汚れとか、そこについた苔などはすっきりさっぱりきれいにしてくれます。
反面、これはちょっとまずいかもという対象もありますので、そこもチェックしておきましょう。
古い木造家屋では場合によって
木造の家屋の、しかも築年数がある程度以上の場合、木自体がもろくなっていることがあります。
そんな場合に、外壁に水圧をかけたりすると家が傷んでしまうこともあります。
水圧をかけての掃除だということを忘れずに、そういった場合には専門家に相談することがおすすめです。
ホームセンターなどで、購入前に相談するといいですね。
窓や網戸に使用する場合も
窓や網戸を掃除するのは面倒なものです。
高圧洗浄機なら時間も少なく手間もかからずに、これらをきれいにしてくれます。
なのでこの辺りの掃除をメインに購入を考える人は、かなり多いはずです。
しかしやはり、古い網戸や窓ガラスには注意しておきたいものです。
水圧がかなりかかりますので、壊れてしまうことも無いではありません。
また家の作りによっては、密閉性の問題もあって、高圧洗浄機を使用して窓掃除中に水が部屋に入ってしまうこともあります。
この辺りも充分に気をつけたいものですね。
木材の場合に注意したいこと
近頃の家には、ウッドデッキなどが誂えられています。
昔の縁側を広くしたような感じですが、一応屋根などついていても外部に面していますので、かなり汚れはついてしまいます。
このウッドデッキも、高圧洗浄機での清掃には大変に適していますが、そこはやはり木造なのでちょっと気をつけたいことがあります。
清掃の時に、近づけすぎないことです。
場合によっては、汚れと一緒に木の表面も削れてしまうのです。
きれいになったけど、傷もついたではちょっと悲しいですね。
木造の部分に使用する時は、少し距離をおいて噴射してください。
まとめ
場所を選ばずどこでもきれいに掃除ができる、というイメージのある高圧洗浄機です。
これなら家の周りや自家用車、外壁にベランダとそこでも掃除が綺麗にできると、期待してしまいがちです。
しかし高圧洗浄機でも、ちょっと苦手という場所もあるのです。
また使用前に、これだけは準備をというところも忘れたくないものです。
使い勝手良く時間も短く節水にもなる高圧洗浄機、上手く利用して効果的にお掃除してください。