高圧洗浄機でベランダを洗うときの注意手は?気をつけたい4つのポイント
高圧洗浄機は、さまざまな場所を簡単に洗浄できる優れた商品であり、ベランダを洗うときにも、便利に使うことができます。
ただし、ベランダを高圧洗浄機で洗うときは、いくつか注意しておきたい点もあります。
それをしっかり押さえておかないと、失敗してしまうこともあるのです。
では、その注意点について、詳しく説明していきます。
置く場所があるか
ベランダで高圧洗浄機を使うとき、まずチェックしなければならないのは、「置く場所があるか」ということです。
高圧洗浄機はとても便利ですが、置くところがないのでは、使うことができません。
そのため、きちんと洗浄するためには、置き場所を考えることが大切なのです。
ベランダを洗うとなれば、よくある置き場所としては、ベランダの水道か、もしくは浴室になります。
そうした水場に高圧洗浄機が置けるなら、作業は簡単です。
しかし、高圧洗浄機にもいろいろな種類があるので、使用する高圧洗浄機によっては、置き場所に困ってしまう可能性もあります。
なんとか置けたとしても、そのために大掛かりな片付けが必要になるようでは、あまり便利に使うことはできません。
そこで気をつけたいのが、高圧洗浄機のサイズです。
コンパクトなサイズを
高圧洗浄機の置き場所を考えるのであれば、使用する商品のサイズは、とても重要なポイントになります。
大型の商品だと、かなりスペースをとることになるので、気軽に置くことができません。
場所によってはどうしても置けなかったり、多くのものを移動させなければならなかったり、いろいろとデメリットが出てくるものです。
しかし、コンパクトなサイズを選んでおけば、「どうやって置き場所を確保するか」という問題で悩むことはなくなります。
小さいサイズなら、大抵の場所にはすんなりと置くことができるのです。
特に、ベランダの水道付近が狭い場合などは、小さいものが最適です。
また、小さい商品は軽いので、移動させるときの労力も減らすことができます。
家庭用の商品を選ぶ
ベランダで使うためにコンパクトな商品を購入するのであれば、必ず家庭用の商品の中から選んでください。
業務用の商品は、工場などの広い場所で長時間使うことを想定しているため、大型のものばかりです。
それはそれで、耐久性が高くなっていたり、温水対応のものが多かったりと、メリットも多くあるのですが、普通に家庭で使うにはオーバースペックになってしまいます。
しかし、家庭用の商品であれば、家庭の中での作業に合わせてあり、なにより小型のものがほとんどです。
女性でも扱える商品が多いので、ぜひチェックしてみてください。
ただし、家庭用の商品の中でも、さらに大きさの違いがあるので、できるだけ小さいものが欲しい場合は、家庭用をよく見比べて決めるようにしましょう。
水をひけるか
ベランダを高圧洗浄機で掃除するときは、置き場所だけでなく、水の確保も重要になってきます。
水が使えなければ、いくら使いやすい商品を選んでも、洗浄作業ができません。
あとになってから困らないように、「水をどうやってひくか」という点は、あらかじめよく考えておくようにしましょう。
普通に考えれば、ベランダの水道や浴室、洗濯場などからひく方法がおすすめです。
蛇口につなぐことができれば、そこから水を確保することができるのです。
ただし、商品によっては蛇口と合わないことがあるので、その点には注意しなければなりません。
もしつなげない場合は、コネクタを購入して対応しましょう。
自給式が便利
高圧洗浄機が自給式の商品であれば、バケツに水を汲んでベランダに置き、そこからくみ上げるという方法も可能になります。
この方法なら、蛇口からホースを伸ばすことなく、すべてベランダで完結させることができるのです。
また、自給セットを浴室で使えば、風呂の残り湯を利用することもできます。
浴室からの距離がある場合は、ホースの長さにも注意しなければなりませんが、この方法であれば、水の節約にもなるので、おすすめです。
また、水ではなく、ぬるま湯を使った洗浄であれば、汚れもよく落ちるようになるので、スムーズに作業を進めることができます。
大きな音に注意
高圧洗浄機をベランダで使うときは、音の大きさに注意しなければなりません。
というのも、高圧洗浄機は、かなり大きな音を出してしまうからです。
本体の稼働音はもちろん、勢いよく水が当たるときの音なども、大きく響いてしまいます。
家庭用の商品だと、業務用よりも静音性はよくなっていますが、「これでも小さいの?」と驚いてしまうほど、大きな音が出ることもあるのです。
そうなると、考えなければならないのは、周囲への影響になります。
音が大きいと、下手をすると近所迷惑になってしまう可能性があるため、安易に使うことはできません。
特に、マンションなどの場合は、隣や階下に大音量で響き渡ることがあるため、要注意なのです。
静音性の高い商品を
できるだけ音の被害を抑えるためには、家庭用の中でも、特に静かな商品を選ぶようにしましょう。
単に家庭用というだけでは、あまり静音性の高さを感じられないことも多いですが、「静音タイプ」という商品を使えば、音のデメリットは軽減できます。
静音性に重点を置いた商品の場合、通常のモーターよりも静かなものを搭載していることが多く、かなり音が小さくなっているのです。
そうした商品であれば、周囲への影響も抑えることができます。
迷惑のかからない時間帯
高圧洗浄機の音で周りに迷惑をかけないためには、ベランダを掃除する時間帯にも注意しておきましょう。
いくら静音タイプの商品を使っても、夜中や早朝などに作業を始めたのでは、大迷惑になってしまいます。
そうした非常識な時間は避けて、必ず日中に行うようにしてください。
日中は、みんな起きて活動している時間帯なので、周囲にさまざまな音が溢れています。
そのなかで作業をするなら、音が目立ってしまうことはありません。
また、これから高圧洗浄機を使うことを、あらかじめ周囲に知らせておくのも、よい方法になります。
いきなり作業を始めるのではなく、そうした気遣いも忘れないようにしましょう。
水がはねる
高圧洗浄機を使った洗浄作業では、かなり水がはねることになります。
そうなると、飛沫が周囲に与える影響も考えなければなりません。
風が強い日などは、隣や階下に水が飛んでしまい、干してある洗濯物などを濡らしてしまうことがあるのです。
そんなことになれば、トラブルに発展する可能性もあります。
これを防ぐには、事前に断りを入れておく方法などもありますが、雨の日を狙って作業をするのも、おすすめの方法です。
雨の日なら、作業のことを知らせるまでもなく、洗濯物を外に出すようなことはしません。
また、外にあるものは雨で濡れているので、少しくらい水がはねても、ほとんど影響はないのです。
だからといって、あまりバシャバシャとはねるような乱暴な使い方をすべきではありませんが、多少の飛沫なら、それほど気にする必要はありません。
周囲への影響を少しでも抑えるなら、ぜひ雨を利用してみてください。
まとめ
高圧洗浄機があれば、面倒なベランダの掃除も、かなり楽に行うことができます。
ただし、その際には、ここで紹介した注意点を押さえておいてください。
作業の妨げになることがあったり、周囲に迷惑がかかったりするようではいけません。
ベランダの作業に合った商品を適切な方法で使い、余計なトラブルもしっかり防いでいきましょう。