洗車が楽しくなる高圧洗浄機はこれだ!5つの厳選候補とは?
砂や泥が表面に乗っていることが多い車のボディーは、スポンジでこすると細かい傷がついてしまいます。
水圧で汚れを吹き飛ばしてくれる高圧洗浄機は、こすらずに汚れを落としたいときにおすすめの掃除アイテムですね。
本当にきれいになるのか、注意点はないのかなど気になっている方も多いのではないでしょうか。
高圧洗浄機で洗車するメリットと5つのコツについて紹介しましょう。
高圧洗浄機で洗車するメリット
洗車場や自宅でのホース洗よりも優れているポイントを見てみましょう。
洗車場よりコストカットできる
水をジェット噴射するタイプ洗浄ガンを使ってセルフで洗うタイプで300円~、スタッフにお任せで洗ってもらうタイプなら1200円~、洗車機を使った自動洗車で600円~といった費用がかかります。
月に2000円前後の洗車代をかけているなら、2万円~3万円の高圧洗浄機を買っても、1~2年でもとが取れてしまいます。
気になる場所をしっかり洗浄できる
洗車機で洗ったあと、後ろの部分や、ミラーの付け根の黒ずみが落としきれないことがあります。
また、洗車場では噴射時間が決まっていますし、ちょっと足りなかったなんて言うこともあるのではないでしょうか。
高圧洗浄機を持っていれば、自宅でゆっくり洗浄できます。
ホースやバケツよりも使いやすい
高圧洗浄機では、手元のトリガーで水のON・OFFを操作できるものがほとんどです。
しかも、高い水圧でしっかり汚れを吹き飛ばせる上、ノズルなどのオプションもそろっています。
車だけでなく、網戸やベランダ掃除にも使え、応用範囲も広いので、もともと洗車は自宅でしている場合でもおすすめです。
効率良い洗車のための5つのコツ
傷をつけずに愛車を洗浄するには、どんなコツがあるのでしょう?
道具や、洗う順番、注意点などポイントをまとめていきましょう。
たっぷりの水を使う
水が足りていないと、砂がジャリジャリしてボディーに細かい傷をつけてしまいます。
屋外に駐車していると、黄砂などが乗っていることもありますから、水をしっかりかけることが大切です。
高圧洗浄機なら、車体についた砂を吹き飛ばしながら、手早く、まんべんなくボディー全体を濡らすことができます。
足元・足回りに注意して洗う
道路や駐車スペースの環境にもよりますが、タイヤ周りがとても汚れているときには、足回りから洗うと、飛び跳ねで上部を汚さずにすみます。
地面からの巻き上げ防止には、はじめに洗車スペースの足元を軽く濡らし、タイヤホイール周りの泥を流してから、ルーフ部分から順に下に向けて水をかけていきましょう。
おすすめの洗車順序は、『足回り⇒ルーフ⇒ガラス部分⇒正面⇒背面⇒側面⇒バンパー⇒足回り』です。
洗車に向く天候や時間帯
天気の良い日はなんとなく洗車したい気分になるものですが、ちょっとまって下さい。
快晴のときにはボディーの温度が上がって、すぐに表面が乾いてしまうので、ムラや水垢あとができやすくなります。
屋外での作業になるなら、「直射日光がさけられる薄曇りで風がない」という条件を満たしているときがベストです。
ただし、早朝・深夜の高圧洗浄機は、音が気になる場合もあるので避けたほうが良いでしょう。
カーシャンプーの使い方
手洗いの場合には、水で砂を流したあと、スポンジにシャンプーを取って塗り拡げていくものがほとんどです。
ただし、ボディーカラー、コーティングの有無などで、使えない種類があるので注意しましょう。
メタリック・濃い色は、汚れが目立ちにくく傷が気になるケースが多いので、コンパウンドのない配合になっており、薄いカラーの場合には、汚れが目立ち傷は気になりにくいケースが多いので、汚れ落とし重視でコンパウンドが入っていることがあります。
ケルヒャー高圧洗浄機では、洗浄剤を泡にして吹き付けられるウルトラフォームがあるので、効率的に洗浄剤を使った洗車ができます。
樹脂や塗装の劣化に注意
高圧洗浄機を使って洗車する場合、高い水圧がかかるので、樹脂や塗装の劣化した部分に水流をダイレクトに当てないほうが良いでしょう。
エンブレムや、パーツのつなぎ目など、細かい部分の汚れ落としが得意な高圧洗浄機ですが、水圧に耐えられない部分を見極めて使い分けることが必要です。
使い方のポイントさえ押さえて、手洗いで仕上げるなど、状態に合わせた使い方をしていきましょう。
高圧洗浄機のスペックのチェックポイント
洗車に向いている高圧洗浄機の選び方についてまとめていきましょう。
チェックしたいスペックを知って、使い方にあった機種を選ぶと良いですね。
駆動タイプのちがい
『インダクションモーター』地域に合わせたヘルツ数の機種を選ぶ必要がありますが、耐久性もあり、家庭用としておすすめです。
『ユニバーサルモーター』ヘルツ数の縛りがなく、安く買えることが多いですが、耐久性はやや劣ります。
『エンジン』モーター利用の機種は電源が必要ですが、エンジンタイプなら電源が不要です。
また、高い水圧が出せます。
音が大きく、ガソリンや軽油の補給が必要なので業務用向き。
給水方法のタイプ
『水道直結タイプ』水道に直接つなぐので、家の前に水道があるなら気軽に使えて便利。
水道のかたちによってはコネクタパーツが必要なことがあります。
水道から離れた場所では、耐圧の延長ホースを使います。
『タンクタイプ』水道から離れた場所で使えて便利。
タンク式は容量が大きいと重いので、用途にあったタンク容量を選ぶのがポイント。
タンクに限らず、ため水を吸って高圧噴射できるタイプもあります。
洗車にむいている圧力
洗車場で使われているジェット噴射の圧力は、8.0MPa~9.0Mpaです。
充電式ではやや物足りなさを感じるかもしれませんが、8.0MPa以上のスペックがあれば使いやすいでしょう。
洗車向きのパーツはそろっているか
洗剤をセットできると、噴射圧力+洗浄成分の相乗効果が期待できます。
タンクタイプなら、タンクに入れる水を洗剤液にする方法が使えますが、水道直結なら洗剤パーツがあったほうが便利です。
メーカーや機種によって、回転ブラシがセットできるものもあります。
洗車におすすめの高圧洗浄機5選
洗車場と同じレベルの水圧が望めるもの、タンク式で水道の遠いところでも使えるものをピックアップしてみましょう。
ケルヒャーK 2クラシック
ジャパネットタカタでも紹介されることが多いケルヒャーは、高圧洗浄機のシェア65%のトップメーカー。
自吸パーツがあれば水道のないところでもOK。
出力8.0MPa。
エントリーモデルとしておすすめ。
ケルヒャーK2
小型ながら出力9.0MPaの高圧洗浄ができる。
洗車用ブラシや下回りが洗えるシャーシ用など用途に合わせたパーツが充実。
豊富なパーツと組み合わせて申し分ない洗車ができますが、パーツを増やすとそれだけコストがかさみます。
ヒダカHK1890
業界ナンバーワンを自負するパワーが自慢。
通販関連からニーズを汲んで開発にあたっただけあって、使い勝手とコスパのバランスが評価されています。
コンパクトなセット内容で、用途にあったパーツがそろっています。
洗剤散布ノズルセットでコスパが良い。
自吸ノズルなどパーツオプションあり。
出力9.0MPaとしつつ、最大許容出力は12MPaと家庭向きの中では高圧。
アイリスオーヤマSBT-512S
量販店でも手に入りやすく、水道から遠いときに便利なバケツ型のタンク式。
水圧は6.5MPaで、やや物足りなさがありますが、水道がないところでも気軽に使えます。
アイリスオーヤマFIN-801(WまたはE)HG-D
ケルヒャーK2、HK1890と同等タイプ。
出力9.0MPaとしつつ、最大許容出力は12MPa。
Wは西日本60ヘルツ向き、Eは東日本50ヘルツ向き。
まとめ
自宅前で洗車に使う高圧洗浄機なら、扱いやすく、コイン洗車場並みの高圧洗浄ができる機種が望ましいですね。
自宅前の電源、水道の有無、それに対応した使いやすい機種を絞り込んでいくのが、ぴったりな高圧洗浄機選びのコツになるでしょう。
ケルヒャーK2や、ヒダカHK-1890、アイリスオーヤマのFIN-801 を基準に必要なオプションと価格を比較すると洗車向きの機種が選びやすくなりますね。