ゾンビ洋画が苦手な人におススメのランキング
ゾンビ映画は好きな人もいるけれど苦手な人も多い、特に女性がその割合が多いと言います。
ホラーは好きだけどスプラッター、特に内臓が出る洋画は……という人は一定数いるのですが、そんな人でも「あ、意外と見れるかも」と思えるおすすめのゾンビ映画があります。
ゾンビ映画にもいろいろとドラマがあるんだよ、と思えるそのバリエーションの豊富さ
第1位:「ゾンビランド」
引きこもりだったオタク青年コロンバス。
ゾンビパニックの世界を生き残るために、彼は独自の32のルールを作り、生き延びて来た。
ゾンビのいない世界を目指して旅する彼が出会ったのは、世界が滅んでも残ると言われているお菓子、トゥインキーを探し求めるワイルドな男、タラハシー。
男をだますことで生き延びて来た美人姉妹のリトルロックとウィチタ。
凸凹どころか協調性0の四人はこの地獄を乗り切り、遊園地にたどり着けるのか。
フラグクラッシャー映画の本作、日本では初めてゾンビが走る映画として有名になった「ドーン・オブ・ザ・デッド」の方が知名度がありますが興行成績はゾンビランドのほうが上です。
今までゾンビ映画を見慣れた人は、「そこにゾンビが絶対いる」という間が分かります。
もうお約束です。
ダチョウ倶楽部の「押すなよ!」くらいのお家芸です。
主人公は観客のようにそれを知り尽くし、注意深く進んでいきます。
ゾンビ映画の死亡フラグの勉強もしつつ、見終わった後にはトゥインキーが食べてみたいと言うサブリミナル効果がばっちり発揮される本作、一人で観ても楽しいですが、友達とわいわい観るのがおすすめ作品です。
第2位:「ショーン・オブ・ザ・デッド」
家電量販店で働くショーンはさえない男。
恋人にも愛想を尽かされ、母親の再婚相手との仲も険悪。
しかし世界がゾンビパニックに陥ってしまったからさぁ大変。
ショーンは恋人と仲間とともに、この地獄のようなイギリスから抜け出せるのか。
イギリスでは大ヒットしたのですが、日本では未公開。
その当時まだ日本ではあまり認知度のなかったサイモン・ペグが主演です。
トム・クルーズ主演で大人気のミッション・インポッシブルシリーズではさえないけれどやるときはやる相棒、ベンジー役を熱演。
この名作の公開がもう少し遅ければ、日本でも素晴らしい興行成績を残したでしょう。
本作もさえないダメ男ですが、商品のレコードでゾンビを撃退し、ゾンビのふりをして窮地を乗り越え、その冒険は私たちの腹筋を割らせんばかりに笑いを誘います。
さらに険悪だった養父も実は…という泣かせる家族ドラマまで挟んできます。
ラストの誰も予想できない結末には、ゾンビ映画でこんな幸せがあったのかという感動を呼び起こすこと間違いありません。
第3位:「コリン LOVE OF THE DEAD」
ゾンビになった青年コリン。
彼は人間としての自我を失い、家を出る。
人を食べ、人を襲う。
彼の前に姉が現れるがコリンは自我を取り戻さず、逆に姉を襲ってしまう。
低予算映画としてご存知の方もいるかと思いますが、この作品はゾンビになったら人はどんな行動をとるのかという珍しい深い作られ方をしています。
コリンはその他大勢のゾンビと同じように、ゾンビ映画の「あるある」を体験していきます。
ゾンビ退治の人間に襲われたりしながらも、写真を観ながら進んでいくコリン。
彼の行動はただ人を食うために動いているゾンビと違い、何かを追っているように見えるのです。
家族が現れてもゾンビのままだったコリンが、いったい何を目指して歩いているのか。
コリンの物語はやがて彼の身に起きた、彼がゾンビ化した理由を明らかにし、旅の終わりを迎えます。
そこに残るのは、死しても、理性を失ってもなお残るものがあるのだという、不思議な感動を残してくれます。
まとめ
ゾンビ映画は奥が深く、そして広大です。
ゾンビというグロテスクなイメージだけで敬遠していた方、昔みた映画がトラウマになってしまってもう無理という方でも、今一度新しいゾンビ映画に触れてみてはいかがでしょうか。
忘れられない感動や笑いをもった名作が潜んでいるかもしれません。
コメディならそこまでグロテスクじゃないかな、と思ったけれどもう無理、となってしまったり、お国柄で違うので原産国を確認することは大事ですが、苦手意識をそっと脇に置いて、ぜひ手に取ってみてください。