原作漫画ファンの期待を超えた邦画トップ3ランキング
漫画を原作とした映画は多数あります。
名作の漫画を原作にしている場合が多くヒットしやすいのですが、人気がある作品であればあるほど原作ファンの期待をこえるのは相当大変です。
場合によってはブーイングの嵐も。
そんな凶悪?な原作ファンの期待を、熱意と愛情で乗りこえたと思われる作品のランキングを独断と偏見を混ぜながら紹介したいと思います。
第1位:「変態仮面」
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この作品は強烈です。
なんせ、変態仮面なんですから。
なんというか、この映画にはとんでもない原作愛とバカな方向に突き抜けたエネルギーというか圧倒的な熱量を感じられます。
まず最初から企画の時点で、どう考えてもまともに映画化できるとは思われない、普通の考えでは本気でやろうとするわけないと思います。
そもそも、名前からして変態仮面。
しかも、主人公はパンティ被っているし、「それは、わたしのおいなりさんだ」とか。
子供向けの原作なのにくだらない部分でR指定つきそうだったり、普通に考えて映画館で上映出来るとは思えないようなものを、映画までこぎつけた途方もないエネルギーに驚きます。
さらに、主人公の再現度。
凄すぎます。
主人公の身体つき、くねくねした動き。
完璧過ぎます。
これをやり切った鈴木亮平の馬鹿さ加減は、完全に原作ファンの期待をこえています。
この時点で、もう、原作ファンの度肝を抜いています。
これだけで自分の中では文句無しに一位です。
第2位:「カイジ 人生逆転ゲーム」
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これもすごいと思います。
松山ケンイチとか藤原竜也とか香川照之の演技も素晴らしく、エンターテインメントとしても完成されています。
それぞれ原作の人物絵とはかけ離れたキャラにも関わらず、原作ファンに文句を言わせない圧巻の演技は、熱さを感じます。
天海祐希なんか性別が違うにも関わらず、不自然さや文句を言わせない演技をしていました。
全体的にも、非常に面白く完成された映画で、原作ファンの期待を上回っていたと思います。
ですが、自分がとんでもなく驚いたのが、松尾スズキの完璧な再現度。
映画では、本当にちょい役だったんですが、チンチロリンの回で出てくる班長。
何とも言えないぬぼーとした表情、動き、漫画の班長そのままの生き写しでした。
まあ漫画なんで生きてないのでどういえばよいのかわからないですが。
ここまで完璧に再現されて出てくるとは、原作ファンが誰も思っていなかったと思います。
実際に映画館で観たのですが、びっくりしました。
この演技を最高に評価してランキングに選びました。
第3位:「魁‼男塾」
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実は、映画になっていました。
北斗の拳のナレーションで有名な千葉繁がナレーションをやったり、照英が富樫源次をやったりしています。
なかなか富樫が良い味出しています。
また、剣桃太郎とかはそれなりにかっこよくて、殺陣も良い感じ。
少年ジャンプを読んでいた世代としては、あらためて見るとなつかしさがこみ上げてきます。
実際にみた感想として、全体的にはまあまあの出来。
それなりに原作愛があるファンからみても可もなく不可のなくぐらいの出来だと思います。
しかし、それらの評価を吹き飛ばしたのが、江田島平八。
「わしが江田島平八であーる」のセリフで有名なあの人。
キャラは濃くてファンの愛着も強いキャラなので、どんな人がと思ってみたのですが、これが素晴らしい。
はげ具合といい、顔の造形といい、動きといい、何より貫禄。
この人以外に平八はいないだろうというぐらいにはまっています。
この映画は、江田島平八をみれただけで満足です。
これだけで、このランキングに入れました。
まとめ
どうだったでしょうか。
原作ファンという凶悪なファンをこえる素晴らしい映画を作るのは、狂気というぐらいの作品に欠ける熱量がいると思います。
原作ファンの期待をこえた映画
原作漫画の映画
ランキングというよりかは、とんでもない熱量で変態的に漫画キャラを再現させた人ランキングといった方が良かったかもしれません。
これらの素晴らしい作品を作った監督、出演者、その他の人にリスペクトしたいと思います。