ドライブで旅行したくなるオススメ洋画ランキング
車を所有している人は都心には少ないと思いますが、ちょっと見たこのない風景を計画なくドライブに行ってみたいと思ったことはありませんか?ご紹介する3作品には車で旅行に出かけるシーンがいくつか出てきます。
遠方に住む親戚とクリスマスのお祝いのためや、異国で亡くなった両親のお墓参りのため、女友達が退屈な日常を脱け出すためにそれぞれドライブにでかけます。
いつもとは違うところに映画でお出かけ気分を楽しみませんか?
第1位:「ドライビング Miss デイジー」
私の大好きなモーガン・フリーマンさんが運転手役で出演しています。
この映画はピューリッツァー賞を受賞した戯曲が原作です。
演劇の好きな人はご存知かもしれませんね。
物語は元教師でユダヤ系アメリカ人の老婦人が運転操作を誤って隣人宅に車で突っ込んでしまうところから始まります。
会社社長の息子は母親の軽い痴呆を心配し黒人の運転手を雇います。
しかし、クリスチャンであり元教師の母親は清貧でつつましいイメージが崩れ嫌味な成金に見られたくない一心で頑固に運転手を拒否します。
しかし、どうしても車でしか用事が足せない出来事が起こり、根負けして運転手付き車で出かけます。
それからは運転手とも少しづつ打ち解け、文字の読めない彼にアルファベットから教え始めます。
信頼関係が築けた頃、他州に暮らす高齢になった親戚とクリスマスを祝うために車で出かけます。
しかし、その州では人種差別が色濃く残っており、黒人だった運転手はトイレすら利用できません。
老婦人は人種差別を嘆きますが、この土地ではユダヤ系の老婦人も差別の対象になります。
モーガン・フリーマンさんの言葉で人種差別を失くすにはそのことを話さない事だよと発言されています。
日本にいると気にしたことがありませんが、差別は個人の心が作る見えない壁ですよね。
物語はそれから数年たった有る日、長く家政婦を務めた黒人女性が亡くなります。
家事をこなさねばならない老婦人をそつなくサポートする黒人運転手とはますます信頼の絆を深めます。
それからまた月日が流れたある日、錯乱状態で採点したテスト用紙が見つからないと叫ぶ老婦人の姿があります。
老婦人は施設に入り息子の顔も忘れてしまいます。
ところが運転手を務めた黒人男性が会いに行く一番のお友達だと喜んで迎えます。
ドライブを通して築いた信頼関係が老婦人の支えになっています。
仲良くなりたい人を誘ってドライブに出かけたくなりませんか?
第2位:「コールド・フィーバー」
永瀬正敏さん主演の洋画です。
主人公が日本人なので私は邦画と思ってはじめ見てましたがアイスランドを舞台にした洋画です。
この作品を含め「春にして君を想う」、「ムービー・デイズ」ともにフリドリック・トール・フリドリクソン監督製作3部作です。
「春にして君を想う」をランキングに入れたかったのですが、別なランキングでご紹介しようと考えています。
日本には仏教を信仰する人の割合が多いと思いますがさほど厳しい戒律はないと思いませんか?もともと日本人の祖先達は木の葉一枚や動物や山など自然を神として崇める風習がありました。
ちょうど北海道に住むアイヌの人達のように自然と共存する知恵が信仰となっていたと考えるとわかりやすいと思います。
実はアイルランドの人も多くが精霊や幽霊の存在を信じており自然に対して昔の日本人のような考え方があるそうです。
もちろんキリスト教やその他の信仰を持つ人もいるんですよ。
物語の始まりは主人公の亡くなった両親のビデオレターが偶然再生された瞬間から始まります。
両親はアイスランドへ大学の調査で訪れた際、渓流で事故に遭い遺体が見つからなかった為、日本には墓石しかありません。
楽しみにしていたハワイ旅行を突然キャンセルして軽装でアイスランドへ両親の供養に出かけます。
移動手段が観光バスだったせいで露天風呂に行ってみたり、ヒッチハイクしたら教会で葬式に参列したり目的地にはたどり着けません。
葬式で出会った女性から赤い中古車を売り込みされ買い取り走り出すも途中で拾ったアメリカ人の夫婦に拳銃で脅され奪われます。
何度も命にかかわる危ない場面に遭遇すると精霊が現れます。
その後ホテルで酒をすすめてきた初老の男に気に入られ馬を貸してもらえます。
精霊は助けることもあれば命を奪うこともあると男性から話をきき、雪で閉ざされた道を行くにつれ両親への気持ちがあふれてきます。
川に着くと両親に酒と線香をあげ、彼の供養の旅が終わります。
赤い車のラジオが壊れていてヘビメタしか聞けなかったり、途中でエンストしたり最悪なようでしたが彼の命を何度も危険から救い正しい人間に出会うように導いたように私は思いました。
映画を見たら赤い車をチョイスして実家に墓参りに行きたくなるかもしれません。
第3位:「テルマ&ルイーズ」
ちょっと古い映画ですがラストシーンはとってもカッコ良すぎてずいぶん前に1度見ただけですがよく覚えています。
アメリカの田舎町でウェイトレスをしているルイーズと友達で専業主婦のテルマが退屈な日常からドライブに出かけて事件に巻き込まれ最後は女2人の潔い最期がかっこいいアメリカ映画です。
事件の発端は、専業主婦テルマです。
家政婦扱いの旦那からただ逃げたくて友達と出かけた旅先で羽目を外し、悪酔いしたところを男に強姦されそうになります。
友達の危機を救おうとルイーズが拳銃で脅すだけのつもりでかけつけます。
しかし、男から罵倒され、ルイーズは怒りにまかせ引き金を引き殺害してしまいます。
気ままな旅行がメキシコへの逃避行へと変わった瞬間でした。
それまでもじもじして何も決められなかったテルマはナーバスになっている友達ルイーズを元気づけるため変わっていきます。
途中、ブラッド・ピッド演じる純朴な若い間男が得意げに話した強盗の方法をテルマはコンビニで実行し成功させ旅の軍資金を作ります。
どんどんワイルドになるテルマの変わりようはすさまじく別人のようでした。
映画の途中で何度か卑猥なイラストの描かれたトラックを運転する男が出てくるのでご注目下さいね。
変貌したテルマにすっかりイジメられ捨て台詞をはいて逃げ出します。
そんな無敵のような女2人もついに警察に包囲されます。
同情した刑事から二人が弱い立場に立たされ犯罪を犯したことを理解し説得しますが、二人は車に乗り込み崖めがけてアクセルを踏み込み消えていきます。
多分、あのままだた二人は死んでしまったと思うのですが、映画は崖に飛び込む車のシーンで終わります。
あまりの潔さにもしかしたらメキシコに逃げたのではないかと想像をかきたてられます。
印象的なシーンが多い映画なので一度見たら忘れないと思います。
友達とのきままなドライブには異性を一人混ぜて三人で出かけた方がトラブルに巻き込まれず楽しめるかもしれません。
まとめ
車はメンテナンスや保険に税金とお金がかかりますが、自分の好きな車種を自分の好きにカスタマイズする楽しみもありますよね。
私は個人的に今はないローバー社のミニシリーズが大好きです。
もうクラシックカーに分類されると思います。
最近では安価で車をシェアできるシステムが出来て、顧客獲得の様々なプランを目にします。
気軽に車に乗れる時代ですね。
ちょっとした休日は仲良くなりたい人と映画を見た後ドライブに出かけてみるのはいかがでしょうか?