ロックバンドがテーマの邦画ベスト3

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私は、映画を見るのも大好きなのですが、ライブに行くのも大好きなので、ロックバンドが登場する映画があると、ついつい見てしまいます。


そういうわけで、今回はロックバンドがテーマになっている作品を3本紹介させていただきます。


洋画・邦画問わず、ロックバンドがテーマの映画は沢山ありますが、邦画に絞って選んでみました。





第1位:「アイデン&ティティ」

アイデン & ティティ [DVD]

みうらじゅんさん原作の漫画を、田口トモロヲさん監督、宮藤官九郎さん脚本で映画化した作品です。


1980年代後半から1990年代前半のバンドブーム期が舞台の映画で、下火になってきたバンドブームの中、峯田和伸さん演じる中島が、真剣に音楽と向き合い、もがき苦しみ、答えを出していくという内容になっています。


私はバンドブーム期の音楽シーンというのがとても好きなのですが、その裏側をしっかりと描いてくれている作品だと思います。


そのまま売れ続けてスターになった人は一握り、それ以外の人達は、自然と自分たちがどうしていくかを迫られる形になります。


会社からは契約を切られ、ライブの動員は減っても、好きな音楽をやり続けるのか、それとも、売れるために好きでない曲を作るのか、または、音楽自体を辞めてしまうのか・・・。


そういった部分がリアルに描かれていて、中島を含めたバンドメンバーを見ていると、心が苦しくなります。


それでも最後は、自分たちのやりたい音楽を続けると決めてライブを行い、動員は減ってしまったけど、中島のやりたい音楽を支持してくれる人が集まるシーンには、心を打たれます。


また、全編通して、中島の彼女役の麻生久美子さんがめちゃくちゃカワイイです。


この作品を見て、麻生さんを好きにならない男はいないんじゃないでしょうか。






第2位:「ロッカーズ」

ロッカーズ ROCKERS [DVD]

現在は俳優として活躍されている、陣内孝則さんがかつて所属していたバンド、ザ・ロッカーズ(TH eROCKERS)について描かれた、陣内さんの自伝的映画です。


博多でバンドを結成し、売れっ子になり、全国へ進出していくまでの様子が描かれています。


私はこの映画を見るまで、陣内さんがそもそも俳優をされる以前、音楽をやっておられたことを知らなかったのですが、音楽に対するアツい思いが伝わってくる作品だと感じました。


バンドのメンバーが劇中で音楽に対して思いをぶつけ合うシーンや、谷が目の病気を押してオーディションに参加するシーン等も非常に良かったのですが、何よりも、ライブのシーンの迫力が凄かったです。


演者が演技を通して伝える音楽への想いと、演者がライブシーンを通して伝える音楽への想いが重なった、他にはちょっとない映画だと思います。


また、シリアスなシーンだけでなく、コミカルなシーンも沢山あり、誰でも楽しめる作品となっています。


第3位:「少年メリケンサック」

少年メリケンサック

宮藤官九郎さんが監督・脚本を担当された映画で、宮崎あおいさん演じる音楽会社の若手社員が、ダメダメなオッサン達のバンド「少年メリケンサック」と共に奮闘する作品です。


宮藤官九郎さんの携わる作品が好きなのと、バンドをテーマにした映画が好きなのとで見てみましたが、たくさん笑わせてもらいました。


そもそも勘違いでバンドのツアーに帯同することになってしまい、最初は宮崎さんもバンドのメンバーも、お互い反発しあっていたものの、最後は一つになって、TV出演まで果たしてしまうという流れでしたが、とにかく、必死に頑張っている宮崎さんが可愛く、バンドメンバーを絡めたドタバタが非常に面白い作品でした。


宮崎さんとメンバーの絡み以外の部分だと、田辺誠一さん演じるTELYAが好きでした。


TELYAの口調は思わず真似したくなってしまいます。


最後、「ニューヨークマラソン」の歌詞がハッキリわかるところは爆笑でした。


また、峯田和伸さんや、田口トモロヲさん、遠藤ミチロウさんといったような、パンクバンド大好きな人のツボを突くようなキャスティングも良かったですね。


まとめ

以上が、私が選ぶロックバンドがテーマの映画ランキングです。


他にも紹介したい作品が沢山あったのですが、今回は少しずつ毛色の違う、この3作品にしました。


それぞれ、ロックバンドがテーマといっても、音楽に全く詳しくない人でも問題なく楽しめる作品ばかりですので、読んでみて興味が沸いた方は、是非とも一度見てみて欲しいと思います。







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