非日常を味わいたい時にオススメな洋画ベスト10ランキング
目次
第10位 「フェリーニのローマ」
ストーリーは少し難解ですが、圧倒的世界観に引き込まれます。
ラストに映される聖職者のファッションショーは、古き良きまでもを打ち破る現代の狂気のようにも感じられました。
時代の境目を超えて生きる者の苦しみを感じられた作品です。
第9位 「白昼の幻想」
LSDを軸に展開していく物語。
トリップしている間のコラージュ的映像も興味深く、観ていると本当にラリってしまう感覚が味わえるようでした。
まさに、観るドラッグと言った感じです。
あのジャック・ニコルソンが脚本を担当したそうですが、映像がすごくて正直話はあまり覚えていないです…
第8位 「未来世紀ブラジル」
近未来を描いた映画ですが、現代社会はこの映画の世界観に片足をつっこんでいるような気がします。
情報管理社会が急速に進み、個人情報の権力は本人自身よりも重みを増してきています。
テクノロジーの進歩により、自己の存在すらもあやふやになりつつあります。
管理下の不条理…書類一枚の権力…ラストの主人公の表情には言葉を失いました。
第7位 「アンダーグラウンド」
戦火の中で暮らす人々のお話です。
描いている時代のスパンが長いので、途中分けが分からなくなりそうでしたが、ラストスパートでひもがきゅっと締まる感じがしてすがすがしかったです。
始終重苦しい空気で進むので、ラストの宴のシーンはまさに桃源郷と言った感じで心がカラッとして観終われました。
決してハッピーエンドではないですが、紆余曲折を経て辿り着いたこのラストシーンとセリフに素直にほっとしました。
第6位 「不思議惑星キン・ザ・ザ」
突然キン・ザ・ザという惑星に瞬間移動してしまった見知らぬ二人の男。
言葉も文化も価値観もなにもかも違う世界からのあべこべ脱出劇です。
鑑賞者は二人の男たちと同じように戸惑い、手探りで観ていきます。
けれど、だんだんこの惑星の慣習を理解していき、最後には立派にあいさつできるようになっていることでしょう。
鑑賞者をも巻き込んだその過程こそが、この映画の醍醐味だと思います。
この映画を観終わったら、あなたもきっと「クー」してしまう!
第5位 「ムーラン・ルージュ」
現実から離れて、つかの間の夢に浸りたいなら「ムーラン・ルージュ」がオススメ。
宝石のようなダンサーたちと、豪華で贅沢な音楽が貴方を待っています。
お金を払えば愛も変えちゃうかもね。
ムーラン・ルージュの住人の享楽っぷりは、いろんな感覚を狂わせてしまう程の雰囲気です。
セットや衣装、色使い、音楽…すべてで魅惑の世界に引き込みます。
第4位 「時計仕掛けのオレンジ」
とりあえず、深く考えずに観てみてください。
人によっては不快に感じるかもしれません。
でもなぜだか格好良いと思わせてしまう魔力があります。
この映画の世界でのファッションや言葉遣い、センスにやられてしまうのです。
しかし、話はあまり後味の良いものではありません。
考えさせられるようなラストです。
第3位 「ロスト・チルドレン」
大人びた華奢な少女と、少年のような心を持った筋骨隆々の大男がバディを組んだ、世界観最強映画です。
「一つ目族」なんて名前の秘密結社と戦います。
シリアスとユーモアの混ぜ方が絶妙で、最後まで一気に観れてしまいます。
最後に夢が交錯するシーンは恐ろしくて美しくて鳥肌ものです。
第2位 「ブレードランナー」
人間が産み出した便利な人型たちが人間を襲うようになり、処理(抹殺)部隊が動いているような時代です。
けれど、単なる人工知能の逆襲映画ではありません。
人工知能自身も悩んでいるのです。
使い捨てられる運命への恐怖から人間を襲い抵抗するのです。
昨今においては急速に人工知能が発達を遂げ、ロボットが心を獲得しだしているような時代にあります。
私たち人類は禁断ともいえるような領域に達しつつあり、慎重に物事を進めないと最悪の自体が待っている、とこの映画を観るたび思うのです。
第1位 「ロッキー・ホラー・ショー」
人によって賛否が分かれるこの作品ですが、ハマったらきっと病みつきになってしまうでしょう。
一見カオスな世界の中には、彼らなりの独特の美意識があります。
話は異世界フランケンシュタインとでも言いましょうか。
合間に挟まれる音楽やダンスは異常に格好良くて、一緒に踊れば彼らの仲間入りに!
まとめ
繰り返される平凡で退屈な毎日の中で、何か起こってくれないかなあ…と願う日もたまにはあります。
そんな時に観るとちょっぴり満足出来るような映画が今回のテーマです。
ほどよく非日常感に浸れるものから、観終わってみたら「なんだ、今の日常は十分恵まれているじゃないか」と気づかされるものまで、幅広くセレクトしました。