映像美で宇宙を見せてくれる洋画ランキング
実際に宇宙では撮影できないので、特撮になるのだけれど、どれだけ宇宙やたどり着いた惑星をリアルに見せるかを追求した映画を紹介したいと思います。
どの作品も見せ方には違いがありますが、その映像は一級品で、アカデミー賞を受賞していることからも完成度がわかるはずです。
ぜひ、未知なる空間に想いをはせる映像世界に飛び込んでほしいと思います。
第1位:「2001年宇宙への旅」

1968年アメリカ映画、監督スタンリー・キューブリック
主演キア・デュリア
いろいろ宇宙を題材にした映画はあるけど、一番最初に宇宙の特撮技術を定着させたのは、この作品だと思います。
今から40年以上前の作品だとは思えないぐらいのクオリティの高さです。
当時の日本は、まだ白黒テレビの時代で、チャンネルをガチャガチャ回すテレビが沢山ありました。
そんなときに、2001年宇宙への旅の映像はカラーです。
本当に宇宙で撮影されたのではないかと公開当時は話題になったそうです。
つまり、古いからこそ驚かされる作品です。
この作品の続編、2010年というのも作られています。
そこそこ良くできているのですが、2001年宇宙への旅のインパクトが強すぎて、その存在自体が霞んでしまっているぐらいです。
それぐらい当時の映像としてはあり得ないレベルでした。
モノリスという石碑が月で発見されるシーンはリアルそのもの。
本当に月を見ていたら石碑があるんじゃないかと思うぐらいです。
1度鑑賞してみても損はない作品だとは思います。
第2位:「ゼロ・グラビティー」

2013年アメリカ映画、監督アルフォンソ・キュアロン
主演サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー
宇宙で事故が起こったら、こんな感じになるんじゃないかとリアルに教えてくれる映画です。
映像は、地球の輝きと宇宙の暗闇のコントラストを絶妙に再現しています。
本当に宇宙から地球を眺めている気分にさせてくれるんです。
映像美が売りなだけに、ぜひとも映画館で鑑賞して欲しかった一作ではあります。
映画館で、本当に宇宙を浮遊している感じを味わって欲しかったのか、始まってすぐに全面に宇宙が広がるシーンがあります。
DVDだと宇宙空間の中にいる人物が小さすぎて、ちょっと目を離すと、何があったかわからなくなる始末です。
ですからDVDだとちょっと残念ですが、それでも4Kの液晶なら映像美は健在です。
できるだけ大きな画面で観るのがおすすめです。
内容については何も書いてないのですが、あくまで映像美が売りなので、あまり気にしなくても大丈夫です。
第3位:「オデッセイ」

2015年アメリカ映画、監督リドリー・スコット
主演マット・デイモン
火星に置き去りにされた主人公が、どう生き延び地球に帰還するかがテーマです。
しかし、この映画を観るとジャガイモばかりが印象に残ってしまいます。
火星で、マット・デイモンがジャガイモを栽培する映画と説明されても納得してしまいそうです。
火星で生き残るには、知力、体力、時の運と言いながらマット・デイモンが畑を耕しているイメージが出てきます。
そんなジャガイモが植えられている火星の映像がリアルですごいです。
火星ってこんな感じだろうなと思う要素がちゃんと入っています。
赤い土に岩がゴロゴロした乾燥した世界です。
火星の映像を見ていたら、ジャガイモが作れても不思議じゃ無さそうです。
火星ばかりに力を注いだせいか、ちょっと宇宙空間の見せ方、作り方は残念な気がします。
それにメタボ気味のマット・デイモンがジャガイモを食べているのも気になりました。
誰か疑問を持たなかったのかなと思います。
まとめ
映像の進化はすごいものがあります。
今も昔も宇宙に対する思いが変わらなかったからこそ作られた映像だと思います。
これからも、宇宙のさらに先に何があるのかを映画として、映像を作ってほしいです。
そして、多くの人が宇宙から地球を見たときに、昔の映像は良くできていたと評価してほしいものです。
これからもっとリアルな宇宙映像がでてくるかと思うと楽しみです。