戦時下のドラマがグッと胸をうつ洋画ランキング
戦時下という過酷な環境を舞台にした映画には、数多くのドラマが存在します。
そのラストは様々で、ハッピーエンドもあればバッドエンドもありますよね。
重いテーマの作品が多いのであまり好きじゃない…という人もいるかもしれません。
今回はその中でも、いろんな形で争いに立ち向かった、胸を打つドラマを持つ洋画3つをランキングで紹介します。
第1位:「スウィング・キッズ/引き裂かれた青春」
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戦時下のベルリンを舞台に、”スウィング・キッズ”と呼ばれるジャズを愛する若者たちの青春と友情を描いた作品。
副題にある通り、彼らの友情がナチズムによって引き裂かれていく様がなんとも切ないです。
この作品はアメリカ映画なのですが、いわゆる大作という感じではないです。
ドイツを舞台にしている割には英語を喋っていたりと、舞台考証が甘いというような批判も見受けられますが、個人的にはダントツのおすすめ作品!
戦時下を題材にした映画は、若者の青春が奪われていくという流れのものが少なくありません。
しかしこの作品の若者たちが青春をかけているのはジャズ。
音楽やダンスです。
何の権力も地位も持たない若者が、国同士の戦いに音楽で対抗しようとする様は、エンタメ世代の胸には何か引っかかるものがあるのではないでしょうか。
因みにこの映画、若かりし頃のクリスチャン・ベイルも出演しています!金髪でカッコイイです!
ファンにとってはそんなところも見どころの映画です。
第2位:「シンドラーのリスト」

史実でもあることで、とても有名な映画ですね!
スティーヴン・スピルバーグ監督作品。
これもまた、戦時下におけるドイツを舞台とした作品です。
しかしこの作品の面白いところは、軍人や捕虜などを描くのではなく、実業家を描いているところです。
主人公オスカー・シンドラーは、軍需工場の経営者。
彼は、戦時下を利用してひと儲けしてやろうとしていました。
しかし戦況が深刻になる中、金儲けだけに興味を抱いていたオスカーの心は変わっていきます。
彼は、本来であれば命をおとしていたであろう人々を労働力として雇うことで、大勢の命を救ったのです。
日本でも、杉原千畝さんが同じように多くの人の命を救ったということが話題になり映画化されていますよね。
見つかれば自分の命が危うい…そんな状況で正義を貫くことは簡単なことではありません。
こういった正義の選択は、意外と日常にもあると思うのです。
果たして自分が同じ立場だったら、同じことができただろうか?
そんなことを考えてしまいます。
この映画は何度見てもボロ泣きしてしまいますね。
ハンカチを用意して見ることをおすすめします!
第3位:「ライフ・イズ・ビューティフル」

またしても戦時下ドイツに関わる映画ですが、こちらは収容所に収監された一家のお話です。
主人公は一家の大黒柱である父グイド。
陽気な性格である彼は、過酷な環境に身を置くことになり不安でいっぱいな息子ジョズエのため、「これはゲームなんだ」と説明します。
とにかく息子を安心させようと笑わせ続けるグイドの姿は、どこか滑稽です。
しかしそれが返って切ない気分にさせるのです。
すべては愛する息子の為。
そんなグイドの想いはジョズエを救いました。
勿論、犠牲なしにとはいいませんが…。
この映画は基本的な舞台が収容所内なので、全体的にこじんまりとした印象を受けます。
派手なアクションがあるわけでもないですし、どちらかというと静かな印象の映画ですね。
やはり大作という雰囲気ではないですが、隠れた名作だと思うのです。
ゲームだと思って未来に希望を持つ、というのは現実的にも心の支えになりそうな考えですね。
ジョズエのように、辛い現実を目の当たりにしたときには「これはゲームなんだ」と思ったら少し気が楽になるかもしれません。
どんな時にも希望を持って笑顔でいるということの大切さを感じる映画です。
まとめ
以上、3つの映画を紹介しました。
これらの映画の中では、それぞれ熱いドラマが展開されています。
圧倒的に不利な環境でも必死に立ち向かおうとする姿は、見ている人に勇気と感動を与えますよね!
このような残酷な環境は、現実には勿論あってはならないことです。
しかし、これらの映画から学べることは沢山あると思うのです。
命を賭けた状況だからこそ下せる判断…それはきっと日常にも活かせるはずです。