ヴェポライザーのタバコ葉におすすめのジャグ・紙巻タバコ5選
コストを抑えて喫煙できる電子タバコとして、ヴェポライザーに注目が集まっています。
喫煙コストを1/5以上抑えられると評判のヴェポライザーですが、専用のカートリッジがなく、喫煙するにあたって何を使えばいいかわからないという声も聞きます。
そこで今回は、ヴェポライザーにおすすめのジャグと、代用できる紙巻タバコをご紹介します。
増税時代の救世主「ヴェポライザー」
2018年10月にタバコ税が増税され、一部でついに一箱500円を超える時代になりました。
今後の増税も計画されており、タバコのコストの上昇は愛煙家にとって厳しいものとなっていくでしょう。
そこで注目を集めているのが、第四の電子タバコとも呼ばれる「ヴェポライザー」です。
タバコのコストを1/5に抑えることもできる優れものですが、少し癖もあります。
タバコ葉は自分の好みで選ぶ
ヴェポライザーがタバコ代を抑えられる仕組みは、タバコ葉を自分で選べることにあります。
IQOSなどの既存の電子タバコは専用のカートリッジを使用し、カートリッジも増税に合わせて価格が上がりますし、一回の吸引に使用するカートリッジも決まっています。
ヴェポライザーの場合は使用するタバコ葉は自由で、手巻きタバコに使用するジャグや、紙巻タバコからタバコ葉を取り出して使用することができます。
一回の吸引に使用するタバコ葉の量も紙巻タバコ1本で4~5回分程度にあたるので、コストを下げることができます。
一部には適さないものも
基本的にはどのタバコ葉の使用できますが、味の面ではそうもいきません。
タバコ葉は元々火を点けて煙を出すことを目的としていますが、ヴェポライザーの場合熱風で風味を出すため上手く味を引き出すことができない場合もあります。
一部雑味が出たり、味がまったく出なかったりする場合もあるので注意が必要です。
ヴェポライザーにジャグを使う場合
ジャグとはタバコ葉、紙、フィルターを別々に用意し、自分で巻いてタバコを作るときに使用するタバコ葉のことです。
ヴェポライザーは元々このジャグを吸引するために開発された電子タバコでもあります。
紙巻タバコよりもコストが低い
手巻きタバコのジャグは紙巻タバコよりもかなり安い価格で購入できます。
日本のタバコ税はタバコの重さに対して課税されていますが、実際には1~3割ほど使用されているタバコ葉の重さに誤差があるからです。
手巻きタバコのジャグは純粋にタバコ葉だけの重さに課税されているので、この分安くなっています。
ヴェポライザーに使用することを考えても、フィルターや紙の部分は廃棄するので、ごみの面からみても扱いやすいと言えるでしょう。
一部のタバコ専門店でしか販売していない
手巻きタバコは日本では一般的でないため、ジャグも取り扱うお店が少ないのが現状です。
タバコ専門店でも扱っていない場合があり、一部の愛煙具も扱うような本格的な専門店のみで入手が可能です。
一部では通販に対応している場合もありますが、送料を考えるとコストのメリットが薄れてしまいます。
稀にドン・キホーテでの取り扱いがある場合があるので、アクセスしやすい場所にあれば問い合わせてみましょう。
ヴェポライザーに紙巻タバコを使う場合
紙巻タバコはいわゆる20本入りで売られているタバコのことです。
紙巻タバコに詰められているタバコ葉もヴェポライザーに使用できます。
コンビニなどで手軽に入手できる
ジャグに比べるとコストの面で少し劣る紙巻タバコですが、そのメリットはどこでも入手できることでしょう。
近くにジャグを扱う専門店がないと、タバコは原則的に通販に対応していないのでどうしても交通費を使って買いにいく必要があります。
そのコストによっては、近所のコンビニでも手軽に入手できる紙巻タバコにメリットがあるでしょう。
紙巻タバコをヴェポライザーに使用しても、コストの面では十分メリットがあります。
燃焼促進剤などで雑味が出ることも
入手しやすい紙巻タバコですが、個人的にはヴェポライザーに使用するならジャグを強くおすすめします。
その理由は、紙巻タバコの多くには燃焼促進剤と言われる物質が入っていることにあります。
燃焼促進剤は多くの紙巻タバコに配合されていますが、これがヴェポライザーに使用したときに雑味として現れることがあります。
一部で燃焼促進剤を使用していない紙巻タバコもあるので、ヴェポライザーに使用するのであればそういった銘柄を選ぶと良いでしょう。
ヴェポライザーにおすすめのジャグ・紙巻タバコ5選
上記した選び方を元に、実際に私がヴェポライザーに使用したジャグ、紙巻タバコからおすすめの銘柄をご紹介します。
チェ・ジャグシリーズ
チェ・ジャグは手巻きタバコのジャグとしては比較的オーソドックスで、入手もしやすい銘柄です。
一袋25g入りで580円と比較的安く、気軽に試せるのもメリットでしょう。
チェ・ジャグには使用しているタバコ葉の種類やフレーバーによって5種類のラインナップがあります。
私が試した中で一番良かったのは4種類のタバコ葉を配合したベーシックな赤箱のチェ・ジャグです。
タバコ葉本来の香りが楽しめて雑味がなく、味も出やすいのでヴェポライザーにおすすめのジャグです。
少し葉の湿度が足りない場合があるので、タバコ葉を十分詰めても味が出ない場合はヴェポライザーに詰める前に少し加湿すると良いでしょう。
コルツシリーズ
コルツもチェ・ジャクと同様にオーソドックスなジャグで、比較的入手しやすいです。
詰められている量が多いので一袋あたり950円ですが、1gあたりの価格はチェ・ジャグと変わりません。
コルツにもフレーバーの違いで3種類あり、それぞれ「アップル&シナモン」「バニラ」「グリーンティー」と独特な香りをもっています。
中でもおすすめなのはグリーンティーで、紅茶のように少し酸味のある風味があり、後味がいいのが特徴です。
比較的湿度の保たれた状態で販売されているため、葉を詰めれば香りが出やすいので扱いやすさもおすすめです。
宝舟ゴールド
宝船ゴールドは本来手巻きタバコ用ではなく、キセル用の刻みタバコです。
一袋20g入りで560円と、先述したジャグよりは少し高くなっています。
味はタバコらしい香りでチェ・ジャグの赤箱と非常に良く似ていますが、宝船ゴールドのほうが少し湿気があるので、より香りが出やすい印象があります。
宝船ゴールドのメリットはなにより入手のしやすさで、キセル用ということもあり先述したジャグよりも取り扱っている店が多いです。
ナチュラル・アメリカン・スピリット・ペリック・ボックス
アメリカンスピリットは定番の紙巻タバコです。
2017年に添加物を使用しないナチュラルタバコとしてリニューアルしました。
全10種類のラインナップがありますが、ヴェポライザーのタバコ葉として使用するならナチュラル・アメリカン・スピリット・ペリック・ボックスがおすすめです。
一箱20本入りで520円と比較的高価な紙巻タバコですが、ヴェポライザーに使用する場合1箱で100回分使用できます。
味はかなり独特で、高温で吸引すると辛さがあり好みが分かれそうです。
キック感という意味ではかなり強い部類なので、電子タバコの軽さが気になる方にはおすすめのタバコです。
同じ葉を使ったジャグも一袋40g入り1,160円で販売されているので、入手できればそちらもおすすめです。
ホープ
こちらも定番の紙巻タバコです。
1箱10本入り250円という珍しいサイズで販売されています。
通常の紙巻タバコよりも短いため、1本でヴェポライザー2~3回分と少しコスパは悪くなります。
そんなホープのメリットは、本数が少ないため香りや味が落ちる前に吸えるという点にあります。
紙巻タバコはパッケージを開けた瞬間から徐々に香りが落ちていくので、ヴェポライザーに使用すると消費する頻度が落ちるので劣化を感じやすくなります。
ホープなら10本入りで比較的高頻度に買い換えられるので、劣化が抑えられるため私は愛用しています。
味は比較的甘みと酸味が強い印象です。
※商品の価格はそれぞれ2018年10月現在の価格です。
まとめ
ヴェポライザーのなによりのメリットはコスパですが、様々なタバコ葉を楽しめることもメリットです。
加熱式なので、味の違いも感じやすく、場合によってはブレンドすることも可能なので、自分好みのタバコを楽しみたいと言う方にはその工夫も楽しみになるでしょう。
今回紹介したのは私の好みですが、ジャグや紙巻タバコにはまだまだ様々な種類があります。
ぜひ色々なタバコ葉を試して自分好みで味を探し、増税時代に愛煙を楽しみましょう。