紙巻タバコ愛煙家の電子タバコデビューまでの道のりと体験談
愛煙者の人はみんな気づいていると思いますが、街やショッピングセンターの喫煙所に入ると、半分近くの人が電子タバコを吸っていますね。
いまだに、紙巻タバコを吸ってるとちょっと引け目を感じたり、そろそろ電子タバコに切り替えを、、、と考えたりする人も多いのではないでしょうか?
でも、電子タバコ未経験者の電子タバコに対するイメージは「まずい」が圧倒的多数です。
確かに、慣れ親しんだ紙巻タバコから電子タバコに切り替えるのは、けっこうな勇気と決断力が必要です。
私もそうでした。
なにせ、初めて吸う電子タバコは、紙巻タバコとは全然味が違うのですから。
しかし、「慣れ」は必ず訪れます。
私の体験談を含めて、電子タバコに躊躇している人に、電子タバコの色々を知ってもらおうと思います。
電子タバコIQOSの流行の始まりとは
私の周りでIQOSを吸い出した人が急激に増えだしたのは、およそ4年前でした。
私が勤めいてた会社の部署は、顧客の家に出向いて技術的な作業をする作業員をまとめる管理部であり、男性比は9割以上という、完全な男社会な会社でした。
そんな中、私は数少ない女性従業員の中での喫煙者でした。
非喫煙者のタバコに対する反応
私は下請けの作業員を、管理・監督する部署にいたので内勤でしたが、作業員たちは直接、顧客の家に訪問します。
管理部の役割で多い業務は、顧客のクレーム対応です。
現在、喫煙者の数はおよそ、男性28%、女性9%と言われています。
私の会社にいた、いわゆるガテン系の作業員の喫煙率は、平均よりもかなり高く、受ける顧客からのクレームといえば、「作業員がタバコ臭い!」というものが大多数でした。
完全な非喫煙者は、タバコの臭いに敏感で、服や髪などに付着したタバコのにおいにもすぐ気づきます。
もう、4年も前の話ですが完全非喫煙の家庭はかなり多いと感じました。
会社では、「とにかくタバコのにおいに気をつけなさい!」とことあるごとに作業員に注意を促していました。
なので、喫煙する作業員は、自分の消臭に必死でした。
作業員達はみんな消臭スプレーを作業車に積んで、顧客宅に入る前にひたすら、消臭剤を浴びる、、という光景は当時のわが社では、よくあることでした。
それでもなくならないのが、「作業員がタバコ臭い」のクレームでした。
社内でのIQOSの普及
そんな中、世に出始めた「IQOS」でしたが、まず吸い出したのは、クレームを作り出す作業員たちではなく、管理部の役職のある人々でした。
クレームを受ける部署の責任者として、課長や次長は顧客宅に直接訪問し、謝罪をすることもよくありました。
タバコの臭いくらいで謝罪とは、、少し大げさな気もしますが、それが、現在の世の中の反応と言わざるを得ません。
まだ、世に浸透し始めたIQOSでしたが、当時のわが社の電子タバコIQOS率はかなり高かったと思います。
しかし、内勤で、顧客宅に謝罪に行くこともない私は、紙巻タバコをやめる気はありませんでした。
電子タバコIQOSの評判とは
社内でIQOS普及し始めて、よく聞いた言葉とは最初はとにかく「まずい」でした。
でも、慣れると今度は、普通の紙巻タバコがまずくなる。
という意見も同様によく聞きました。
すでにIQOSデビューしている社員に初めてIQOSを吸わせてもらった私の感想は、「意外にちゃんとタバコだ!」というものでした。
私の勝手な想像でしたが、電子タバコは吸ってる感じがしないと思っていたため、煙をちゃんと吸い込め、吐き出せる感は想像してたよりもタバコに近く、好印象を持ちました。
しかし、愛煙家としてはIQOSへの移行は考えませんでした。
慣れ親しんだ、紙巻タバコは趣味や癒しを兼ねています。
愛煙家の人は皆、同じような考えを持っているでしょう。
それゆえ、電子タバコへの切り替えは「禁煙をする」と同じくらいの決断が必要でした。
正直、「今じゃない」という結論でした。
初期のIQOSの機能性
一番の利点は、とにかく「においがない」ことです。
本体から煙は出ません。
水蒸気で加熱をしているのでタバコ特有のにおいは、本体からも吐き出した煙からもしません。
なので、当然服や髪にもにおいがつかないので、当時のわが社のニーズにとても合っていました。
また、ニコチンはあるけど、タールが発生しないというのも、なんだか身体に良さそうでした。
しかし、初期のIQOSは加熱する機械本体の不具合が多っかたのです。
よく聞いたのは、加熱する本体の蓋のしまりがすぐ悪くなること。
でした。
IQOS利用者は結構な確立で、本体の蓋が閉まるよう輪ゴム等で留めていました。
修理に出す間に、普通の紙巻タバコを吸わなくてはならなくなり、IQOSに慣れてしまった人にとっては、今度は久しぶりの紙巻タバコがまずい!
とのことでした。
IQOSの味とは
まあ、とにかく初めは「まずい、まずい」と言われるIQOSですが、良く聞くのは、「レギュラー味は吸えない」という話です。
要はまずいということですが、、、。
紙巻タバコの時はレギュラー味を吸っていたが、IQOSに変えたという人はほぼほぼメンソール味を吸っていたというほどです。
やはり構造が違うので、普通の紙巻タバコとはIQOSは味が似せても違うものです。
レギュラー味は少しクセが強く、後味が良くないとのことで、そのクセを消してくれるメンソール味が支持を得ていました。
なぜ紙巻タバコ推しの私がIQOSに切り替えたのか
当時のわが社だけでなく、徐々に世に浸透していった電子タバコですが、やはり、紙巻タバコからの脱却は難しかったです。
喫煙者の中でも電子タバコを吸う人を見ると、そろそろ自分も、、、という気持ちはあるものの、あえて自分から電子タバコに変えるというのは中々できないことです。
少なくても私はそうでした。
大人数の飲み会なんかに参加すると、喫煙者は2割、その中でも半分は電子タバコ。
というのは当たり前になりつつあります。
飲み会では、喫煙者同志が端っこの方の席に集まる、なんてよくあることです。
正直、仲の良い知り合いや友達にも自分が喫煙者であることを引け目に感じることもありました。
みんな、「いいよ、いいよ」「全然気にしないから吸っていいよ」とは言ってくれるものの、私本人が一番気にしていました。
IQOSのキャンペーンにつられてみた
コンビニでよく電子タバコのキャンペーンがどうとかっていうのを目にしますが、本体価格からの現金割引キャンペーンなどの説明はややこしく、自分からアクションすることはありませんでした。
IQOSが普及し始め、4年以上経ったある日、街頭でIQOSの宣伝をしていました。
試し吸いできます。
と書いてありあました。
空いてるし、時間もあるし、と気軽な気持ちで、試し吸いをしてみたのです。
勧められて友人から吸わせてもらった時以来3年も経っていたので、「味」を試したかったのです。
とりあえずは、レギュラー味を吸いました。
まずいです!
メンソール味も吸いました。
おいしくはないです。
味に関してはやはり「慣れですねー」と販売員のおじさんが言っていました。
結局買いました、、、。
安かったことと、面倒な登録手続きをその場でやってくれるとのこと、さらに、商品券のサービス付き、IQOS全種類を2本ずつ付けてくれました。
電子タバコをおすすめしたい
アンチ電子タバコ派だった私もついにIQOSを購入しました。
キャンペーンにつられたのもそうですが、やはり、健康と、タバコという趣味を両方考えたときに、妥協することもいたしかたないという、結論を出したわけです。
なにせ、「慣れ」ですから。
この言葉は信じても大丈夫でしょう。
実際にIQOSを買って使ってわかったことは、タバコ特有のにおいがしないことはもちろんですが、手ににおいが付かないことです。
私は愛煙家であり、人の吸うタバコの煙のにおいは気になりませんが、自分や、他人の、服や髪に付くにおいはイヤでした。
その中でも、手に付くにおいは一番きらいで、家ではタバコを吸ったら毎回手を石鹸で洗っていました。
外でも、ウエットティッシュなどで拭いて、かばんや他の持ち物ににおいが付かないようにしていました。
最新のIQOSはこう変わった
味に関しては、改良により普通の紙巻タバコに近づけているようですが、最近IQOSにした私には以前の味との比較はできません。
好みによるでしょう。
紙巻タバコ自体、種類によリ味は全然違いますから、すんなり馴染める人も増えたようです。
何より良くなったのは、IQOSの機械です。
以前頻発していた、本体の蓋が閉まらなくなる事態は改善されました。
補償期間も長くなり、IQOSの普及により、対応窓口も増え、待たされることも減りました。
普及することによる改善は目覚ましいもので、待っていた人にとっては、待った分、朗報なのかもしれません。
今まで、IQOSに変えるのに躊躇していた人にとっては、IQOSに切り替えても良い時期が来たとも言えると思います。
まとめ
時代とともに目まぐるしく変化するタバコ事情に翻弄される、愛煙家の人は多いと思います。
私もその一人であり、喫煙者の肩身の狭さや隠れた批判に抵抗を感じつつも、時代に乗っかるのも大切な事と感じています。
画期的な最新の商品に恩恵をあずかる、とでも考えてしまえばいいのです。
ついでに、健康を見直せたと自己満足でもしておけば尚良いでしょう。
最近は電子タバコの種類も増えてきました。
選択肢ができたことも、電子タバコの普及を促していることでしょう。
私は紙巻タバコの批判はしませんが、というか、未練はやはりあるので、、、、。
未経験の愛煙家の方は、ぜひ電子タバコに挑戦してみてはいかがですか?
決断は自分のペースで良いのです。
馴染めば、意外に何ともないものです。
禁煙が圧倒的に支持されるこの世の中と、うまく付き合う方法を考えていきたいですね。