電子タバコのリキッド選びでありがちな失敗とは? 4つのNGポイントと対策
電子タバコのリキッドには、さまざまな種類があります。
そのため、初心者が選ぶときは迷ってしまうことも多いですが、電子タバコで禁煙を考えているなら、「どんなリキッドを選択するか」というのは、重要な問題です。
選び方を間違えると、禁煙も失敗する可能性があります。
では、NGとなるポイントを4つ挙げ、それぞれの対策について説明していきましょう。
味が合っていない
電子タバコのリキッドは、「美味しい」「吸いやすい」と感じる味を選ぶことが大切です。
適当なものを選び、たいして美味しく感じないものを吸っていると、だんだん電子タバコを使うのが嫌になってきます。
その結果、「やっぱり電子タバコはだめだ」「いつものタバコの方がいい」と感じてしまうようでは、禁煙を成功させることはできません。
電子タバコを継続して吸っていくなら、きちんと自分に合ったものを見極めるべきです。
しかし、電子タバコのリキッドには、実に多くの種類があるため、初めて選ぶときは、吸いやすいものがどれかわからず、失敗してしまうこともあります。
そうならないために、選び方のコツを押さえておくようにしましょう。
海外産より国内産
自分に合う味を選ぶなら、まずは国内産であることに注目してください。
海外産が悪いということではありませんが、初心者が味選びで失敗しないためには、国内産の方が適しています。
なぜなら、国内産のリキッドは、日本人の感覚に合わせたものが多いからです。
普通のタバコも海外産のものを吸っていたならともかく、そうでないなら、国内産から選んだ方が、失敗が少なくなります。
タバコに近い味もある
国内産の中から選ぶといっても、本当に重要なのはそこからです。
リキッドの味は、オレンジやレモンのようなフルーツ系や、チョコやクリーム風味のデザート系、コーラやコーヒーの味を楽しめる飲料系など、とてもバラエティに富んでいます。
その中から味を選択するときは、「甘い味ならまずいことはないだろう」と考えてしまうこともありますが、安易に決めてはいけません。
フルーツやデザートなどは、普通のタバコとかけ離れすぎているため、いくら吸っても慣れることができず、失敗してしまうことがあります。
それを避けるには、タバコ系のリキッドがおすすめです。
タバコ系は、普通のタバコの味に近づけてあるため、フルーツやデザートほどの違和感はありません。
失敗しないためには、なるべく大きな差がないものを選びましょう。
メンソールもおすすめ
タバコ系のリキッドは、他のものより普通のタバコに近いとはいえ、完全にその風味を再現できているわけではないので、注意が必要です。
人によっては、違和感を大きく感じてしまい、継続できない可能性もあります。
タバコ味であっても、妙に甘く感じてしまったり、ナッツのような風味を感じたりするのは、珍しいことではありません。
そこでおすすめなのが、メンソールのリキッドです。
普通のタバコは、ニコチンによってスロートキックを感じるものですが、メンソールのリキッドは、その感覚を味わうことができるのです。
そのため、ただタバコ味のものを選ぶより、メンソールベースのリキッドの方が吸いやすいこともあります。
禁煙を成功させるためには、ぜひ試してみてください。
しっかりテイスティングを
リキッドの味で失敗しないためには、商品の表記だけを見て決めるのではなく、きちんとテイスティングを行い、実際にどんな味がするのか確かめておきましょう。
その方がより確実であり、失敗が少なくなります。
例えば、フルーツ系のリキッドを試しに吸ってみて、「これは甘すぎる」と感じるようなら、それは避けてください。
また、タバコ系を吸ってみて、思ったほどタバコ味ではないことがわかれば、そのまま購入して後悔するような事態は回避できます。
間違えてお金を無駄にしないためにも、テイスティングで慎重に選びましょう。
PGとVGの比率をチェックしていない
電子タバコのリキッドには、PGとVGの表記があり、その比率を確かめてから買うことが大切です。
しかし、初めての電子タバコで、あまり下調べをしなかったりすると、この意味がよくわからず、適当に選んでしまうことがあります。
その場合、吸いにくいものを購入してしまうことも多いのです。
この失敗を回避できるように、PGとVGについて、簡単に説明しておきます。
PG
PGとは、「プロピレングリコール」という成分のことであり、この比率が高いリキッドは、サラサラしていて吸いやすくなります。
また、スロートキックをしっかりと感じることができるので、ニコチンの刺激に慣れている人は、PGが高めのものを選んでおくと、違和感を軽減することができます。
ただし、蒸気が少なめになるので、たっぷり蒸気が出ることを優先したい場合は、あまり向いていません。
VG
VGとは、「ベジタブルグリセリン」という成分であり、この比率が高いものは、PGとは逆に粘性が強くなっています。
そのため、比率が高すぎると吸いづらくなってしまうことがあるので、選ぶときは注意してください。
また、蒸気がたくさん出るので、それを楽しみたい人や、満足感を得たい人にはおすすめです。
ただし、スロートキックの方は弱いことが多いので、しっかりした刺激が欲しい人は気をつけて選びましょう。
ブランドにこだわっている
電子タバコのリキッドを選ぶとき、初心者だと、本体とリキッドのブランドを合わせようとすることがあります。
これは、本体と違うブランドのリキッドだと、「不具合が出たりして使えないのでは?」と考えてしまうためですが、実際にはそんなことはありません。
リキッドの味には多くの種類がありますが、基本的な成分はほとんど同じなので、たとえブランドが違ったとしても、使えなくなることはないのです。
そのため、ブランドは気にせず、自分が本当に吸いやすいと思うものを、自由に選んでください。
余計な制約があると、よいものを見つけられないことも多いですが、選択肢が広ければ、継続に適した美味しいリキッドに出会うことができます。
容量を確認せずに買ってしまう
電子タバコのリキッドは、10ml、15ml、30mlといった具合に、商品によって容量が異なります。
これをよく確認しないで、適当に小さいボトルを選んだりすると、すぐになくなってしまい、また新しいものを購入しなければなりません。
それが何度も繰り返されるようでは、出費もどんどん増えていくので、選ぶときは容量も忘れずにチェックしておいてください。
頻繁に吸う人や、蒸気を大量に出したい人は、きちんと大容量のボトルを選ぶべきです。
それなら、何度も買い替えるようなことはありません。
ただし、それまでとは違う新しい味に挑戦してみたいときは、小さいボトルの方が適しています。
テイスティングではよかったとしても、しばらく吸っているうちに違和感が出てくる可能性もあるので、いきなり大きいボトルを買うのはリスクが大きすぎます。
違う味を吸いたいなら、まずは小さいものから試してみましょう。
まとめ
電子タバコは、禁煙には便利なアイテムですが、成功させるためには、リキッド選びを慎重に行うことが大切です。
リキッドでつまずいてしまうと、吸い続けることができず、禁煙に失敗してしまうこともあります。
そうならないためには、ここで紹介したNGポイントと対策を参考にしてみてください。
間違った選び方を防ぎ、本当に吸いやすいものを購入できれば、禁煙も成功しやすくなるのです。