タバコがどうしても止められない人におすすめの加熱式電子タバコ

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近年は国会で受動喫煙対策強化改正法案が議論されるなど、愛煙家の肩身が狭くなる一方です。

肩身の狭い思いをしながらもタバコが止められない人も多い中、加熱式電子タバコが発売されており、全面禁煙となっていた喫茶店や飲食店などでも加熱式電子タバコなら許可されるところも増えはじめました。

そこで、いま流行りの加熱式電子タバコについて紹介します。



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加熱式電子タバコとは

以前より何種類かの電子タバコと称するものはありましたが、そのほとんどは禁煙目的とか香りを楽しむだけのものであり、ニコチン依存症といいましょうか愛煙家にとっては満足できるものではありませんでした。

一般的な紙巻きタバコはタバコ葉に直接火をつけ燃やす事によりニコチンとタールを含んだ煙を吸うわけですが、そのタールが有害なため体に良くないとされて来ましたが、体に悪いと分かっていても止められない人が多いのが事実であり、そこで出現したのが加熱式電子タバコでした。

加熱式電子タバコは加熱することによってタバコ葉に含ませたリキッド(グリセリン類)によって蒸気を発生させて煙の代替としたり、リキッドの蒸気をカプセルの中を通過させさせるなどによってニコチンを含んだ蒸気を吸うものです。

ということで、加熱式電子タバコは火を使わないので灰も出ず、出る煙はベイパーと呼ばれる水蒸気で、ガンの原因と言われるタールなどの有害物質もほとんど発生せず臭いもあまり無い為、今まで禁煙とされていた飲食店・喫茶店でも加熱式タバコなら許可されるところもでてきました。

先に述べた電子タバコは税金がかかりませんが、加熱式電子タバコは税金を課せられ立派な「タバコ」なのであります。



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加熱式電子タバコ売れ筋3種

いま人気が過熱している加熱式電子タバコは主に以下の3種類で、それぞれ数種類の中から好みの味わいを選択できます。

アイコス(IQOS)

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アイコス(IQOS)は「フィリップモリス・ジャパン」の加熱式電子タバコで、愛煙家にとって違和感が少なく「タバコ感」を感じさせてくれる点では1番かもしれません。

ニコチンを含んでいるために、吸い込んだ時に喉に感じるもの(スロートキックといわれています)が「タバコ感」で1番強いのがアイコスなのです。

スターターキットは「アイコスポケットチャージャー」「アイコスホルダー」「ACアダプター」「充電用USBケーブル」「専用クリーナー」から成り、まずアイコスポケットチャージャーを充電しておき、それでアイコスホルダーを充電するというちょっと面倒な方式です。

そして吸う時はアイコスホルダーにヒートスティック(ベイパーを発生させるタバコ葉)を指し込みますが、この時ヒートスティックの中心部に加熱ブレードが刺さり内部から加熱する方式で、1本あたり6分位吸うことができますが、1本吸うたびにアイコスホルダーを3~4分充電しなければなりません。

グロー(Glo)

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グロー(Glo)は「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)」の加熱式電子タバコで、スターターキットは「グロー・タバコヒーター(本体)」「ACアダプター」「充電用USBケーブル」「クリーニング用スティック」からなり、アイコスと同様にタバコ葉のネオスティックを加熱してベイパーを発生させる方式ですが、こちらはネオスティックを周囲から加熱する方式です。

グローはアイコスと異なり本体とバッテリーが一体となっており、1本吸うたびにバッテリーケースに本体を差し込んで充電をするという手間はありません。

しかし、その一方でアイコスの1回の使用時間が6分間に対し、グローは3分位と半分程度の喫煙時間であることと、先に述べた吸った時の喉の感覚「スロートキック」はアイコスより弱めです。

プルームテック(PloomTECH)

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プルームテック(PloomTECH)は「日本たばこ産業(JT)」の加熱式電子タバコで、スターターキットは「プルームテック・バッテリー(本体)」「ACアダプター」「USBチャージャー」「キャリーケース」からなり、「カートリッジとタバコカプセル」のセットが味わい別に販売されています。

先ず充電したバッテリーにカートリッジを取り付け(ネジ式結合)、カートリッジにタバコカプセルを指し込めばOKで、見た目もスマートです。

プルームテックは先に紹介した「アイコス」と「グロー」のようにリキッド(グリセリン類)をしみ込ませたタバコ葉を加熱してベイパーを発生させるのではなく、まずカートリッジ(リキッド入り)でベイパーを発生させた後タバコカプセルを通過させて其々の味わいを作る方式です。

スロートキックは控えめで感覚としては3~5mg程度の低タールタバコを吸っている人に丁度良い感じですが、それ以上の中高程度タールの紙巻きタバコを吸っていた人には物足りなく感じてしまうので、クール系のフレーバーであればスロートキックも増しますがそれでもマイルド感は否めません。

一方、「アイコス」「グロー」と異なって、吸うことにより電源オン・オフするのでバッテリーを消費するのが吸われた時だけなので電源を気にせずに断続的に吸えますし、コストパフォーマンスの面でも優れています。

カプセル1個につき50口くらい吸ったら換え時のサインが出て、バッテリーはフル充電でカプセル5個分持ちますが吸い方によってはそれより短いこともあります。

バッテリーのフル充電には90分位かかるので予備バッテリー(別売り1,500円)を購入しておくのがおすすめです。

加熱式電子タバコの価格比較

人気が過熱しているます加熱式電子タバコ3種の価格は下のとおりで、一度キットを購入してしまえば、いずれも紙巻きタバコを購入するのと大差ありません。

フィリップ・モリス(PMJ)ICOSキット:9,980円/「マールボロ・ヒートスティック」各種:460円ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)Gloスターターキット:8,000円/「ケント・ネオスティック」各種:420円日本たばこ産業(JT)PloomTECHスターターキット:4,000円/「メビウス・プルーム・テック」各種:460円

プルームテックのカートリッジ問題

以上3種類の加熱式電子タバコを紹介しましたが、プルームテックがコストパフォーマンスの面でも優れており、扱い安さの面でもこれが筆者のおすすめであり、また筆者もこれを愛用しています。

しかし、吸い方にもよるのですが「タバコカプセルを使いきる前にカートリッジのリキッドが無くなりタバコカプセルが余ってしまう」という問題があります。

しかしながら、プルームテックに関しては非公式な互換品が出回っていて通販で購入できますが、中にはカートリッジの再生用品もあってこの問題を解消してくれるのです。

筆者もプルームテックを愛用していてご多分にもれず同じ問題に陥り、余ったタバコカプセルを貯め込んでいたのですが、ネットでカートリッジの再生方法を知り実践しているのです。

この問題と解決方法の詳細は「https://iqossan.com/ploomtech-cartridge/」が参考になります。

加熱式電子タバコも原則禁煙になるのか

冒頭でも述べたように受動喫煙対策強化改正法案が議論されており、昨年には加熱式電子タバコについても原則禁煙の規制対象とされていました。

そこでタバコ各社は加熱式電子タバコの健康リスクが低いことをセールスポイントにしており、加熱式電子タバコは現時点で健康への影響は分かっていないことから、禁煙エリアでも加熱式電子タバコの喫煙を認める店舗も増えています。

しかしその一方では完全に無害とはいえないことから医師や禁煙推進派の中には健康への影響を懸念する声もあって、将来、健康への影響について科学的なデータが集まった時点で、改めて規制が検討されるもようです。

まとめ

以上、加熱式電子タバコについて紹介しましたが、筆者自身、加熱式電子タバコに換える以前は家の中でも吸える場所は限られており、換気扇のあるトイレ若しくはキッチンのレンジフードの前に専用の小さな椅子を置いて吸うという肩身の狭い思いをしておりましたが、今は堂々とリビングでもプルームテックを愛用しています。

しかし、以前のように場所を選ばないことからブレーキがかからず、また、紙巻きタバコと同様の満足感を得ようとしてつい強く吸いこみノドに悪影響を及ぼす事もあり自重しながら吸っている今日この頃です。