ヴェポライザーを手に入れたら活用法を探ってみると面白い
ヴェポライザーには色々な可能性が秘められています。
自由度が他のデバイスと比較して高いので、楽しみようによってはかなり幅のある形といえるでしょう。
もちろんシンプルにタバコの代替品として使っていけるのも大きな魅力です。
今回はヴェポライザーがいかに自由なのかを探っていきましょう。
新しい楽しみ方を見つけることができるかもしれません。
ヴェポライザーの特殊性
電子タバコの中でもヴェポライザーはなかなか特殊な立場にあるデバイスです。
電子タバコはこれまでVAPE系と加熱式に分類することができました。
そしてヴェポライザーも確かに加熱式には属するのですが、既存の加熱式とはまた少し立場が異なります。
既存の加熱式タバコはフィリップモリスやJTがバックについていて、各社が専用のカートリッジを製造販売している形です。
フィリップモリスがアイコスを手がけ、アイコスにはフィリップモリスの作ったヒートスティックしか使えないといった具合になります。
各社がしのぎを削って競争を広げているというのが現状です。
地元の祭りではJTのプルームテックがブースの一角でキャンペーンを開いていたり、健康センターでもアイコスのイベントが開かれていたりします。
物資はもちろん、人員自体やそれを手配する手続きなどに資金が投入されているわけです。
資本の大きな会社ならではの宣伝方法といえるでしょう。
ではヴェポライザーはどうかというと、特にそうしたことは行われていません。
なぜかというと巨大な企業がバックについていないためでしょう。
ヴェポライザーというのは機器の種類を示す言葉であって、特定企業の製品をさしているわけでもありません。
ヴェポライザーを製造するのは見慣れない海外の企業がほとんどです。
そして一社が独占しているわけでもなく、無数の企業が開発・製造・販売を行っています。
特に強い企業が存在してはいないため一般には知られにくいジャンルといえるかもしれません。
独占性のない自由な市場
ヴェポライザーの仕組みは簡単です。
「本体にタバコを詰め、それをバッテリーの電力によって熱し、タバコから出る蒸気を吸う」というものになります。
加熱式タバコと原理的にはほぼ同じというわけです。
ただ他の加熱式タバコとは異なるのが、専用のカートリッジが存在しないという点です。
アイコスのヒートスティックやプルームテックのカプセルといったものはヴェポライザーにはありません。
加熱できるものであれば何だって過熱して吸うことができるのです。
なんならヒートスティックもカプセルもヴェポライザーで吸えてしまいます。
さらに既存の紙巻タバコも吸えればキセル用の刻みタバコでも手巻き用のシャグタバコでも構いません。
あらゆるものを吸える喫煙用のデバイスがヴェポライザーなのです。
そのため一切の制限なく喫煙を楽しむことができます。
大企業の提示するタバコ銘柄だけを吸わなければいけないという縛りはありません。
自分の好きな味を探したり調合することができるわけです。
シャグタバコのような世界観
タバコの種類の1つに手巻きタバコというものがあります。
これは巻紙にタバコ葉を自分で巻いて楽しむというものです。
巻く際には専用の器具を用いても良いですし自分の手で直接巻いてしまっても構いません。
そしてシャグタバコは自分で巻くことになるわけですから、その内容も自分で決めることができます。
香り付けをしたいのであればシャグに成分を染み込ませたり、シャグに混ぜてしまえば良いわけです。
例えば変り種の紙巻タバコとして知られるガラムにはクローブというスパイスが使われているのですが、これを直接混ぜ込むことができたりします。
もちろんシャグ同士を掛け合わせてみるのも面白いかもしれません。
シャグにはバニラやコーヒーやチェリーなど豊富なフレーバーがつけられたものも存在するので、自分好みの香りに調整してみるのも良いでしょう。
自分で巻くからこそ得られる楽しみというものがシャグタバコの世界にはあるのです。
ヴェポライザーではこの試行錯誤や調節の楽しみをそっくりそのまま楽しむことができます。
ただ単にタバコ葉を直接燃やすのが手巻きタバコであり、間接的に蒸気を味わうのがヴェポライザーであるという違いがあるだけです。
そのため手巻きタバコを愛用している方にとっては特にヴェポライザーはおすすめといえます。
VAPE的な楽しみ方でもある
シャグタバコとVAPEの楽しみ方は似ています。
VAPEのリキッドは種類が豊富ですし、これを調合することもできるものです。
唯一の大きな違いといえばニコチンが含まれているかいないかという点でしょう。
ニコチン入りリキッドは日本では販売できないので海外から輸入するほかありません。
そうしたあたりに面倒さを感じているVAPE愛用者なら、ヴェポライザーは1つの解決法といえるでしょう。
紙巻タバコはもちろんシャグタバコなどから手軽にニコチンを摂取することができるからです。
シャグタバコのフレーバーを吟味する過程はどこかVAPEのリキッドの選定と調合をするときに似ています。
豊かな香りを楽しみつつニコチンを取り入れることができるのは、タバコとVAPEを楽しみたい方にとって嬉しい点です。
なおヴェポライザーにリキッドを使うことは故障の原因になりかねません。
あくまでもシャグを使うようにしておいた方が安全ではあります。
タバコ以外のものも吸える
加熱できるものなら何でも吸えるのがヴェポライザーです。
そのためタバコ以外のものだって吸えてしまいます。
例えばヨモギタバコというものが存在するように、各種ドライハーブを使ってみても面白いかもしれません。
元々ヴェポライザーは大麻を吸うデバイスとしてアメリカで広まってきたという経緯をもっています。
医療用大麻を健康的に吸えるということで注目を集めてきたわけです。
少し遠いところの話のように思えますが、そうした実績は乾燥したハーブをヴェポライザーで吸えることを示しているともいえるでしょう。
ハーブには色々なものがあります。
ラベンダーやミントにレモングラス、それからバジルやジャスミン、ゼラニウムあたりも数えてしまっても良いかもしれません。
それぞれ特徴的な香りを放つハーブを吸ってみるのも面白いでしょう。
なお植物の中には自身を守るためにアルカロイド(植物性の毒)を含んだものもたくさんあります。
そうしたものを吸引すると体に害を及ぼすと考えられるため、吸う前に安全性をチェックしておきましょう。
適度に湿らせるのが大事
ヴェポライザーで吸うものは媒体そのものではなく媒体に付着した水分です。
そのためタバコ葉であれハーブであれ、吸う前にはきちんと湿らせておくと良いでしょう。
ただ水分量が多すぎると故障の原因にもなるのでそのあたりの調整は必要になってきます。
手軽な「WEECKE Fenix」
味も良く出て手軽に扱えるのが「WEECKE Fenix」です。
LEDの色で現在の温度を知ることができるシンプルな設計となっています。
扱いやすいので始めて手に入れるときにおすすめのヴェポライザーです。
バッテリーが交換できる「XVAPE FOG」
バッテリーが交換できる見た目にもスタイリッシュなヴェポライザーが「XVAPE FOG」です。
デザインが近未来的でスマートなものに仕上がっています。
少し大きめですが良い製品です。
まとめ
ヴェポライザーの自由さについてみてきました。
バックに大手企業がついているわけではないので特定のカートリッジを使わなくても大丈夫です。
自由に自分の好きな香りのタバコを選ぶことができます。
ヴェポライザーの前にはシャグタバコやVAPEのように豊かな香りの世界が広がっています。
自分の気に入る香りを見つける楽しみを存分に味わうことができるでしょう。