ニコチン入り電子タバコについて・法律と諸注意まとめ

タールによる有害な副流煙・ニコチンの依存性を指摘されてから、電子タバコに移行する人が増えています。

いずれの心配もない「タール・ニコチンレス」の電子タバコを選ぶ人もなかにはいますが、「やはりタバコの味にニコチンは欠かせない」との声が多く聞かれます。

ここでは、法律や増税・人体への影響という2種の観点から、ニコチン入り電子タバコを楽しむ上での注意を述べていきます。



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法律を確認してみよう

大手3社以外のニコチン入り電子タバコを検討するにあたっては、特に「法律の確認」から始めましょう。

たばこ小売販売業許可は必要か

ニコチン入りのタバコを取り扱う場合、一般に「たばこ小売販売業許可」の申請を行った上で、指定の掲示をする必要があります。

コンビニ・タバコ自販機業者を含むすべての販売業者が許可申請を義務付けられており、許可なく販売した場合には、懲役刑もあります。

しかし、個人で吸う場合はどうなのでしょうか。

結論から言うと、販売目的でない場合は、許可の申請は不要です。

気を付けたいのは、通販や個人取引などで購入するとき。

許可なくニコチン入りの製品を販売していると知りながら購入した場合、やはり処罰の対象になる可能性があります。

違法薬物交じりのものや、品質の悪い電子タバコを取り扱う業者も存在するため、怪しい業者・個人とは絶対に取引しないようにしましょう。

電子タバコの増税の可能性

電子タバコの増税の可能性についても考えてみましょう。

たばこ税がかかるのは「ニコチンを含むたばこ」に限られており、タール・ニコチンレスのものは対象外です。

なお、現時点で増税が決定・あるいは検討されているのは、「紙巻きタバコ」「加熱式タバコ」の2種です。

ここで「加熱式タバコとはなんぞや」という疑問が生まれるかと思うので、説明していきたいと思います。

電子タバコには、「加熱式」と「リキッド式」の2種があります。

前者は「タバコの葉に火をつけるのではなく、電子の力でいぶす」仕組みのものです。

現在当てはまるのは、コンビニでヒートスティックの販売がある2機種。

増税対象は、消耗品にあたるヒートスティックになります。

一方でリキッド式と呼ばれるのは、VAPEに代表される「タンクやカートリッジ内のリキッドを気化した煙を吸う」仕組みのものです。

いまのところ、これに関しては増税の論議がなされていません。

ニコチン入りのリキッド・アタッチメントについても、認知度が低いことが功を奏してか、とりたてて金額が上がるような話は出ていないようです。

まとめると、ランニングコストが気になるニコチン愛好者には、リキッド式電子タバコがおすすめできます。



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プルームテックのすすめ

結局のところ、

  • ニコチン入りで吸いごたえがある
  • 電子タバコの最大の利点「有害な副流煙を出さない」
  • 長期的に見てもランニングコストを安く抑えられる

これらを満たしつつ、かつ誰でも気軽に電子タバコとはなんでしょうか。

それはズバリ、JTが販売しているプルームテックです。

シェアこそ低いものの、日本式の紙巻きタバコになじみのない外国人・各種たばこを取り扱う業者が最も推薦するのが、この1本。

理由は様々ですが、整理してお伝えしていきます。

まず吸いごたえについてですが、家電雑誌などの検証によると「メジャーな電子タバコ3種の中で、どれに勝るとも劣らない」との評価を得ています。

JT販売の製品とのこともあり、潤沢な予算で改良を重ねられているものと推察されます。

次に、「プルームテックは加熱式タバコではない」ということも述べておきたい点です。

具体的には、カートリッジ内のリキッドを気化させて吸い口のニコチンタブレットから吸う…というものになります。

これにより、他の電子タバコにありがちな「ヒートスティックが燃える時の独特のイモ臭さ」がありません。

かつ、法律の項でも述べたように課税対象外となる製品であるため、コストの面でも安心。

面倒なメンテナンスも不要であることから、後述するVAPE愛用者にも人気があります。

喫煙者・非喫煙者ともに、ニコチンの喉ごしを求めるなら、ひとまず購入して間違いのない一本ではないでしょうか。

VAPE用ニコチンリキッドについて

リキッド式電子タバコで一番人気なのは、いまのところVAPEではないでしょうか。

東京・大阪を中心に専門店が次々にオープンしており、好評を得ています。

国内流通のリキッドのほぼすべてがニコチンレスで、ニコチンリキッドは個人輸入するほかに入手手段がありません。

そこで、ポイントを挙げていきたいと思います。

個人輸入できるのは120mlまで

はじめに理解しておきたいのは、表題の通り「一度に輸入できるのは120mlまで」ということです。

それ以上注文しても税関で止められてしまうため、購入サイトに表記がないとしても購入量を守るようにしましょう。

中国製リキッドに注意!

人気のニコチンリキッド生産業者は、ハワイ・アメリカ本土・イタリアなどに拠点を置いています。

しかし、近年になって「中国製の超低価格リキッド」が登場するようになりました。

国内の被害や摘発例はないものの、注意したいものになります。

中国本土でも、香港・上海などを中心にVAPEが流行しているそうですが…

  • 発がん物質が含まれていた
  • 流産の誘発
  • 急性のアレルギー症状

など、予想外の被害が報告されているのだとか。

電子タバコの認知度は世界的に見ても低く、現地政府の対応も後手に回っているそうです。

今のところ、中国で生産されたニコチンリキッドについては、いくら安くても購入は見送るべきでしょう。

VAPEの大手ショップでも、取り扱いは避けられているそうです。

ニコチン入り電子タバコの諸注意

最後に、ニコチン入り電子タバコを吸うにあたって、注意したいこと・現在指摘されていうことを挙げます。

もっとも注目するべきなのは、「連続吸いによるニコチンへの急性依存」。

リキッド式電子タバコは、オーバーヒートしない限りずっと吸っていられる…という特徴を持ちます。

そのため、なんらかの作業をしながら1~3時間に渡って吸う人も少なくありません。

これにより、加熱式・点火式タバコにはない激しい高揚感を体験してしまうことで、依存が深まってしまうとの指摘があります。

どうしても連続吸いしてしまう・依存気味であるという人は、ニコチンレスのリキッドとのミックスなどで少しずつ量を減らしていくのがベストです。

引き続き健康に関する懸念について述べると、減煙・禁煙目的でニコチン入り電子タバコに移行するかたのなかには、稀にアレルギー症状が出るというかたもいるのだとか。

そういったときは、禁煙外来でアドバイスを求めることをおすすめします。

禁煙指導といっても「タバコを絶対にやめよう」といったネガティブな指導だけではなく、タバコとの上手な付き合い方を教えてくれる医師が大半なので、気軽に門を叩いてみてください。

あわせてVAPEに限定した注意を述べると、ニコチンリキッドを使用する場合、リキッドタンクの劣化・加熱部分の摩耗を引き起こす可能性があります。

無水エタノールを使ったこまめなメンテナンスで予防できるそうですが、ものぐさなかたは特に意識しましょう。

まとめ

ニコチン入り電子タバコを楽しむにあたって考えるべき問題は、増税によるコストパフォーマンスの低下・知識部族により粗悪な製品を購入してしまうこと・健康被害がないとは言い切れない点です。

タバコ取り扱い業者のアドバイスをしっかりと聞く・購入先を絞るなどして、お気に入りのタバコ・リキッドを見つけていきましょう。