ベイプ初心者を卒業したい!“iStick Pico”のススメ
入門者向けの低価格ベイプが大流行していますが、味わえるリキッドの種類が限られたり、トラブルが起きやすかったりするのがネック。
ある程度ベイプについて理解が進むと、長く使える本格的な機種の購入を検討するべきです。
しかし、高価な機種が多く・初期投資として考えるには尻込みしてしまうのも現実。
ここでは、低価格・高機能の”iStick Pico”について紹介します。
“iStick Pico 75W”をおすすめする理由
ベイプ初心者にダントツの人気を誇るのが、Eleaf社製の”iStick Pico”です。
同モデル名で2機種ありますが、ここでおすすめするのは初心者向けの75W。
その理由を説明していきます。
美味しさと値段のバランスがベスト
低価格のベイプ本体で様々なリキッドを使うと、どうしても不満が出てきます。
入門用に多いペンタイプ本体への不満でよく見られるのが、
- コイルが焦げやすい
- ワット数(リキッド気化時の温度に影響)の調整ができない
- エアフローの調整が出来ない
これらになります。
「ある程度ベイプに慣れてきたので、様々なリキッドを試してみたい」というかたには、やはりアドマイザーと分離できるBOX型本体の購入をおすすめしたいところ。
とはいえ、BOX型ベイプ本体のスターターキットの平均予算は、15,000〜20,000円と高額になるのがネックです。
そこで提案したいのが、対応リキッド多数・コイル焦げしにくく出力もエアフローもコントロール可能な、”iStick Pico 75W”。
この機種のアドマイザーセット(バッテリー別)であれば、定価9,900(税抜)/通販であれば最安6,500円前後から入手可能。
煙の濃度を自由にコントロールできるのはもちろんのこと、0.3/0.5Ωの超爆煙コイルに対応。
ワット数も20W〜75Wまで対応し、「低価格・高機能機種」として上級者にも強い支持を得ています。
使いやすいシンプルな機能
本体操作は、電源ボタン・ワット数変更のボタンだけ。
電源オンの状態でバッテリー残量も一目で分かるようになり、出力や温度も自動で管理してくれます。
付属製品ではなく、温度管理のできるチタンやニッケル製アドマイザーを使う場合も、対応モードを使えば自動的に出力調整してくれます。
ドリップチップ(直接口にあたる部分)も“510”と呼ばれる汎用的な規格で、カスタマイズ性も抜群。
純正の別売バッテリーも安価で、1600W〜2700Wまで2,000〜3,000円で購入可能です。
初期投資を抑えながら長く使えるベイプ本体を購入したい・味重視でBOX型本体を選びたいという両方の需要を満たす、最優の製品と言えます。
使い方
英語の説明書も必見
正規取扱店で購入した場合、日本語の説明書が付属してきます。
ここにはコイルごとの対応ワット数・出力モード変更方法などが記載されています。
必ず目を通しておきたいところですが、後述するメンテナンス方法に関しては、やや説明不足。
メンテナンスにあたって分解したい・コイル交換方法が不明瞭という場合は、英語説明書の図解を参照しましょう。
人気機種になるため、ベイプ総合情報サイト・YouTubeなどでも取り扱い方法が解説されています。
是非活用しましょう。
モードについて
出力モードは、下記5つがあります。
- Wattageモード
- Bypassモード
- TemperatureNiモード
- TemperatureTiモード
- TemperatureM1〜3モード
ボタンを3回押して、本体下部のプラス・マイナスボタンを押すことで切り替わります。
初心者や付属アドマイザーの場合、”Wattageモード”で問題ありません。
Bypassモードは上級者でも使うことはほとんどないため、無視してよいものになります。
TemperatureNi/Tiは、それぞれニッケル・チタンを意味します。
前項で紹介した温度管理対応のアドマイザーを使用する場合のモードで、カスタマイズするときに覚えておくと良いでしょう。
M1〜M3は、出力設定を自分で自由に決めることのできるモードです。
こちらもほとんど使うことはないので、無視してよいものになります。
ワット数・エアフローについて
ここでは、Wattageモードの使い方について解説します。
コイルの抵抗値によって利用可能なワット数は変わりますが、小さく”V/ボルト”と呼ばれる表示が3.00〜4.00の間になるように調整すると、リキッド供給過多や不足を防ぐことができます。
エアフロー調整をする場合、付属アドマイザー下部の隙間を見てみましょう。
隙間の下にあるリングを左に回すと開き、右に回すと閉まります。
煙を吸い込む時の「スーッ」というドロー音が気になる時・煙の味を濃くしたいときは、エアフローを締めるのがベスト。
ただし、温度が上がりやすいためコイル焦げの懸念があることにも留意しておきましょう。
扱い方に慣れてきたら、温度管理対応のアドマイザーに変更することをおすすめします。
メンテナンス方法
バッテリーの入っている本体は、水気・アルコール厳禁です。
アドマイザーを取り外し、コイル以外の部品をバラバラにしたあと、シリコンゴムは手洗い・その他は煮沸消毒するだけで構いません。
これまでにも述べましたが、英語説明書にある分解図が参考になります。
ゴム手袋のススメ
意外と苦労するのが、コイルの取り外しです。
ぎっちりと固定されることに加えて、リキッドが付着している状態では、手が滑ってなかなか開きません。
こんなときは、コイル表面を丁寧にぬぐい・100円均一などで販売されているゴム手袋を使うと、簡単に開きます。
本体購入と同時に手袋も用意しておくことをおすすめします。
やってはいけないこと&トラブル対策
機械なので当然のことにはなりますが、落下には十分注意しましょう。
アドマイザーはプラスチック製なので、簡単に割れてしまいます。
BOX部とアドマイザーの接続部・エアフロー部がそれぞれ歪む場合もあり、お近くのベイプショップなどで専用器具を使って直してもらう羽目になることも。
もう一つが、アドマイザーのメンテナンスの際にアルコールを使うことです。
完全に乾かしてから喫煙すれば問題ないのですが、そうでない場合は爆発・コイルの燃焼などを招いてしまうため、十分注意を払いましょう。
保証について
本体保証期間は3ヶ月となっています。
購入店舗のレシートは、化粧箱と一緒に厳重に保管しましょう。
なお、通販で購入したかたは要注意です。
大手電子タバコチェーン店・ベイプショップなどの場合は、保証による修理を代行してくれるのですが…Amazonや楽天での販売は、個人が輸入代行をしているため、修理については自己責任となる場合がほとんど。
メーカー公式サイトからの修理申し込みは輸送費がかかり、お近くのショップでの優勝修理のほうが安く・早く済む場合がほとんどです。
通販のほうが安く手に入りますが、こうした万が一のことを考えると、できるだけ実店舗で購入するべきでしょう。
まとめ
ベイプにまだまだ慣れないという方向けに、”iStick Pico”の魅力の一端をご紹介しました。
英語が苦手・専門用語はよくわからない・出来るだけ費用を抑えたいというニーズをしっかりと満たしてくれます。
入門機に不満のあるかた・女性にはうってつけの製品で、各地ベイプショップでも売り切れ続出。
「ベイプ初心者卒業」の一助として、ご参考までに。